昨日は息子くん、

今日は私が、

 

落ち込んで凹んだ二日間でした。

 

まずは息子くん。

ミリタリーで軍曹だけに特別にある試験を無料でできる機会をもらったんだけど、

見事に落ちたそうです。

あんまりどんなものなのかイメージが沸かないんだけど、

なんでもビジネスのマネージメントのための権威ある資格が取れる試験だったらしく、

その試験を受けられるかどうかの事前のテストに合格しなかったらしい。

もちろん試験勉強なんてなく、急に受けたらしいんだけど、

同じグループの軍曹の半分以上の人が受かったのに、自分は落ちたらしい。

 

いつもミリタリーでは、火曜日は外に遊びに出られる時間があるんだけど、

試験に受かった人は次の試験の説明会で外に出られないらしい。

落ち込んでいる彼は、自分も外に遊びに行きたくないなんて拗ねていた。

昨日は私と夫くんに電話があり、流石に落ち込んでいたみたいでした。

 

 

 

9歳で映画のキャスティングで主役に選ばれ、周りにすごいすごいと言われ、

今まで中学、高校と大変ながらも思い通りに前に進んできて、

ミリタリーでは軍曹にスカウトされて、この後もぜひ上の階級に行かないかと誘われ、

「君は社会的能力に長けている」と褒めちぎられ、意気揚々としていた息子くん。

これが初めての挫折だったのかもしれない。

 

まあ、アジア系と差別っぽいことを言われたり、

チビ(170cmはスイスでは小さい方)とか言われたこともあるようだけど、

明るく笑い飛ばしてきたし、友達もたくさんいて、

彼なりに色々と努力もしてきたと思う。

 

昨日は電話で「僕、大学も卒業できないかもしれない。。」と完全に自信がなくなってた。

スイスの大学は一年生で3分の1から半分ぐらいの生徒が落第するのは常なので無理はないけど、

まだ始まってもいないのにそこまで自信を無くしていたとは。。。

 

 

 

どうして自分が落ちたのかわからなくて、自分は頭が悪いのかもしれないと完全にダウン。

励ましてもしょうがない。

 

「明日、それでも、外に遊びに行って楽しんでおいで」ということしかできなかった。

試験に落ちた子の方が少なかったみたいだけどね。

 

心の中だけだけど、

こう言ってあげた。

遊びに行って楽しんでおいで。

今は辛いけど、これからだって、もっともっとたくさん辛いこともある。

だからこそ、乗り越えてほしい。

辛くても寂しくても

ここからがスタートだと思うから。

 

 

今日息子くんからメールが来てた。

「今から4人で遊びに行ってくる。」

まだ寂しそうだったけど、

とりあえず、前に進んだね。

息子くん、がんばれ〜。

 

私たちは、もう見守るしかできないね。

 

 

え? 私も落ち込んでる?

はい、まあそうなんですが、

息子くんのことを書いてたら、元気が出てきました。

 

私も、がんばれ〜!!