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みなさま、前回のブログ👇アメトピに掲載されました。

たくさんの応援、いいね!コメント本当にありがとうございます!!

 

 

前回はフランス語圏にいた時の保育所生活の出来事でした。

その後、私たちはスイスのフランス語圏からドイツ語圏に引っ越すことになりました。

夫くんの転勤と、お義父さんの近くに住もうと決めていたので、とてもいい機会でした。

息子くん、5歳になる直前でした。

 

 

やっと息子くんがフランス語に少し耳が慣れた頃の、ドイツ語圏への移動でした。

いくら夫くんがスイスドイツ語で息子くんと話しかけていても、

母とベッタリの生活の中、

彼は日本語はよく話しましたが、ドイツ語は全く話せませんでした。

パパの言っていることはわかっているようだったので、

きっと頭の中には蓄積されつつあったとは思いますが。

 

 

幼稚園が始まる約一年前にドイツ語圏に引っ越してきて、

息子くんをスイスドイツ語圏の保育園に通わせることにしました。

幼稚園までに、少しでもドイツ語に触れ合う機会を作りたかったのが目的でした。

 

 

 

ところが、ここでも泣いてくれましたえーんえーん

とにかく、家を出て車で連れて行くとき、

保育所が近くなるとベソを書き始めるんです。

可哀想な気持ちを抑えて、週に二、三回通わせました。

 

 

せっかくフランス語に慣れた頃に、

今度はドイツ語の保育所に放り込まれ、

息子くんはまたまた頑なに無言の日々でした。

 

 

預けた時はめそめそしていましたが、母がいなくなると泣くこともなく、

静かにおもちゃで遊んだりしていたようです。

でも、私が迎えに行くと、ひっくり返って泣くんです。

なんだか、裏切られた気持ちなのか、怒っているのか、

母の顔を見ると急に泣き出すという息子くんでした。

 

 

それでもそのうち少し慣れてきて、預け時に泣くことはなくなりました。

ただ、幼稚園の一階の大きな窓から、手を振って私のことを見送ってくれるのですが、

笑って見送るでもなく、寂しい顔をして、

でも泣くのを我慢して、ただただ私に手を振るんです。

 

 

 

 

ある日私はチューリッヒに用事があり、息子を保育所に預けて、

チューリッヒ行きの電車に乗ることになりました。

保育所に置いて行かれた息子くんはいつものように、

一階の大きな窓から、私に手を振ります。

 

まだ見えてる見えてる👋

 

 

 

私は何度も振り返って息子くんに手を振り返します。

息子くんは笑顔では送ってくれませんが、ただひたすら手を振るんです。

 

 

 

 

電車の駅は、保育所の前の坂道を300メートルほど登っていったところにあり、

かなり上に上がるまで、息子くんの保育所が見えます。

何度後ろを振り返っても、息子くんは窓際で手を振っています。

 

 

しかし、保育所から駅に向かって続くその長い道も、

そのうち死角に入ってしまい、

息子のいる保育所も

息子くんの手を振る姿も見えなくなりました。

そして、

息子くんも母の姿はもう見えません。

 

 

 

 

 

そして私の乗った電車はゆっくりと動き出しました。

電車が駅を出てしまう前に、一瞬ですが息子くんのいる保育所が見えます。

私は窓からそぉぉっと保育所を覗いてみました。

 

 

 

すると、、、

 

母はもうとっくに見えないはずなのに、

 

その保育所の大きな窓に立っている息子くんは、

 

まだ、ずぅぅぅっとずぅぅぅっと

手を振っていたのですビックリマークビックリマークビックリマーク

 

 

 

 

くぅぅぅぅうううううううえーんえーん

 

 

小さな小さな男の子が

見えなくなった母に

ずっとずっと手を振り続けているなんて、

 

こんな辛い気持ちなかったです。

 

ほんと心にぐっさり何かが刺さって、

 

苦しくて苦しくて。

 

健気で健気で。。。

 

 

 

今でも、母も見えないのにずっと手を振る息子くんのその姿が

 

目に焼き付いて離れません。

 

 

 

 

あの時の息子くんのところに戻って、

 

ぎゅうぅぅぅぅっとしたいわぁぁぁぁ!!

 

 

 

 

そんな母親ベッタリの息子くんだったもんで、

幼稚園が始まったら、一体どんだけ泣かれるんやろう。。。

と覚悟をしていました。

 

 

 

そして時間は風のように過ぎ、

翌年の8月、いよいよ息子くんの幼稚園が始まりました。

 

幼稚園は我が家から徒歩3分のところにあります。

 

車の通らない、まさに住宅敷地内にあります。

 

 

 

いよいよ5歳の終わり。

幼稚園の初日を迎えました。

 

 

 

幼稚園初日

この日は、両親が子供と一緒に通います。

 

そして先生と挨拶したり、教室に入って小さいイベントに参加します。

 

 

 

幼稚園2日目

さあ、こい!!どんだけでも泣いてくれ!!

 

朝ごはんを食べて準備をしながら、母は優しく息子くんに

こう言いました。

 

「さあ、〇〇くん(息子くんの名前) 一緒に幼稚園に行こうね。」

 

 

 

すると、おっどろ木、桃の木!!

 

息子くんが私に言ったんです。

 

「ママ、〇〇くん、一人で行く」

 

 

一瞬耳を疑いました。

 

そして、本当にお家のドアから一人で幼稚園に向かいました。

 

 

 

母は、手を振り続けました。

 

息子くんが見えなくなっても、

 

ずっとずっと、

 

手を振り続けました。

 

 

 

 

その日以来、私が息子くんを幼稚園に送ることは、

 

なくなってしまいました。

 

 

 

 

あんなにママにベッタリで離れなかった息子くん。

 

保育所からあんなに長く手を振っていた息子くん。

 

それが、、、

 

 

いきなり始まった親離れ、、(おおげさ笑)

 

 

これからは一人でしっかり幼稚園に行こう!

っていう、彼なりの覚悟だったのかしら。。。

 

 

 

いやいや、子供はやっぱ、すっごいわ!!!!!

 

 

 

🔺この長椅子、息子くんたちがみんなで色を塗りました。

 

 

 

息子くんの幼稚園の新しい生活のお話は、またいつか近いうちに〜。

 

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