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日帰りティチーノ州旅行、前回の続きです。
イタリア料理でお腹いっぱいになったので、
モルコーテを後にして、船に乗ってルガーノ湖を渡り、一路ルガーノを目指しましょう。
船旅は40分。
船会社は『ORARIO BATTELLI』。イタリアの船会社です。
Società Navigazione del Lago di Lugano
Viale Castagnola 12
6906 Lugano
TEL +41 91 222 11 11
info@lakelugano.ch
今回私たちは秋と春に国全体で売り出される一日券で旅しておりますが、
船のチケット代金は含まれています。
あ、来ました来ました〜⛴
乗る時はマスク着用ですが、乗って終えば、屋外の場合マスクは外していいことになってます。
Morcote とても素敵な村でした。
あのスパゲッティすっごく美味しかったので、また来なくっちゃ!🍝
お天気最高や〜
それでは優雅な船の旅をご一緒に〜⛴
ルガーノ湖の周りにはたくさんの公園があります。
春になると、マグノリアや椿が満開になるので、散策には最高です。
お子さまがいらっしゃる方なら、『スイスミニチュアパーク』おすすめです
もしあなたが文学ファンなら、ヘルマンヘッセ美術館はいかがでしょう。
ヘルマンヘッセさんは、ドイツ生まれのスイス人。
『車輪の下』などで有名ですが(って、私も読まなくちゃ!!)、
ルガーノ湖ほとりのモンタニョーラ(Montagnola)で彼の半世紀を過ごしました。
ティチーノ州、見どころいっぱいですね。
私も色々行くところが増えましたわ。
んんん〜♫
なんかアコーディオン🪗の音が聴こえてくるようだわ〜。
モルコーテの対岸の街、イタリアの『カンピオーネ ディターリア Campione d'Italia』
ここは、スイスの街に囲まれた、ルガーノ湖周辺では唯一の、イタリアの小さな街です。
まるで地中海を思わせるこの景色には魅了されます!
この辺りのウォーターフロント周辺のあまりの美しさに、
人々はイタリア語で『パラディソ』(パラダイスという意味)と呼びます。
スイスとイタリアの国の長年の合意のもと、
ここに住む人々は、スイスの税関地域で働き、スイスフランを使用し、
スイスで認可された車を運転し、
ごみ収集から教育までの地方自治体のサービスは、
ほとんどスイスから提供されています。
この港のすぐ横に、かつて有名だった、カジノの建物があります。
ここはヨーロッパで最も古いカジノだったそうです。
それが二年前に破産をし、たくさんの失業者が出ました。
わずか二千人の住民のこのまちで、500人近くの従業員が職を失いました。
今も、暮らしには困難が続いているようです。
そこにコロナウイルス感染予防のため、
ルガーノ市営バスが検疫旅行制限でイタリアに入れなくなったことから、
ここの住民は、国境まで歩いていかなければいけなくなりました。
しかし、美しいこの街に、ミシュランの星を獲得したレストラン、
『Da Candida』のシェフが「まるでフランスのリビエラのようだ!」
と感嘆したというエピソードも残されています。
ここはたくさんの人々を魅了させる美しさを決して無くすことはないのです。
早く、コロナが終息して、ここに住む人々の暮らしを
肥して欲しいものです。🙏
カンピオーネを後にして、
あ、みなさん、左の山、見えますか?
ほら、あのテレビ塔のような長い塔が立ってる山です。
あの山、結構有名な山なんですよ!
Monte Generoso (ジェネローゾ山)
標高は1704mと、スイスの4000級の山々に比べれば低い山ですが、
ティチーノ州では一番景色が美しく見渡せる山なんだそうです。
そしてここ、ジェネローゾ山は、ユネスコの世界遺産に登録されています。
とても希少な植物がたくさん生育する樹木が茂っていて、
先史時代の亜熱帯湖に由来する化石が見つかっているらしいです。
それは知らんかったぁぁぁ
そしてまたまた建築のお話ですが、
あのバーゼルのブログでもご紹介させていただいた、マリオ・ボッタさんの作品、
『フィオーレ・ディ・ピエトラ』(石の花という意味)という、レストランが立っているんですよね。
しかもこの山の険しい高原に凛として佇んでいるそうです。
このレストランから、ルガーノ湖だけではなく、
マッターホルンやユングフラウまで続く、息を呑むような360度のパノラマビューが楽しめるということ!!
私、絶対来年はここを登りたい!(登山鉄道で笑)
うん、絶対行こう!!
この山を見立てて、スイスにはこんなチョコレートケーキが売っています。
称して、『ジェネローゾ ケーキ』!! (そのまま笑)
スイスのスーパー『MIGROS』に売ってますよ。
子供たちに大人気のケーキです。
おぉぉぉ、向こう側にルガノの街が見えてきましたね。
みぃぃぃとぅぅぅ ❤️
LUGANO ルガーノ
ルガーノの人口は62,315(2020年12月)。
スイスでは9番目に大きな街です。
スイスのイタリア語圏では、ティチーノ州最大です。
ミラノにも約60kmと近く、
スイスの中では温暖な気候で過ごしやすいことから、
スイスからの観光者が絶えません。
エレガントなショッピングエリア・オシャレなカフェ・湖畔のゴージャスなホテル。
スイスドイツ語圏の人々が多く別荘を持っている町でもあります。
ティチーノの特産といえば、やはりハムやサラミという加工肉が有名です。
旧市街のペッシーナ通りに1937年創業の有名ソーセージ店、『Macelleria Gabbani』
があります。
お店の前を通ったんですが(写真見つからない🙇♀️)、
店先に大きな大きなソーセージがぶら下がっているので、よく分かりますよ。
ルガーノではイタリア料理の一つ、『ポレンタ』が有名です。
ポレンタは、ティチーノ州で主食として食べるコーンミール粥です。
粗挽きとうもろこしを柔らかく煮て食べる、穀物粥ですが、
チーズやソースをかけて、メインディッシュとして食べることもあります。
🔺depositphotosより
モチモチの食感は、日本人のお口に合うのではないでしょうか。
窓際に飾られたお花、ハート型やん❤️ オシャレ〜!!
さて、やっとこさ、今回のメイン、『歴史を変えた老舗カフェ』の登場です。
ルガノの目抜き通りにどっしりと構えております。
グランドカフェ アル ポルト
Via Pessina 3
6900 Lugano
TEL +41 91 910 51 30
1803年に創設されたこのカフェ。
老舗中の老舗です。
次第にここはルガーノの『サロット』と呼ばれる待ち合わせ場所となり、
たくさんの作家、芸術家、政治家の集まるカフェとなりました。
実はここは、歴史を動かすほどの大きな会議の開かれた場所でもあるのです。
1945年といえば、悲劇的な第二次世界大戦の真っ最中でした。
1945年3月3日、ドイツの将校とスイスの代表者との会議が行われました。
ドイツの将校たちが実行しようとしていた、スイス侵略の戦略を思いとどまらせた歴史的な会議を
この場所で行い、ドイツ人の降伏へと導かせた調停が繰り広げられました。
この後、1945年4月29日にカゼルタで署名され、ドイツ軍の無条件降伏によって、
戦争は終結したそうです。
北イタリアとスイス南方で実行されていたかもしれない悲劇的戦争を
この会議場で食い止めることができたそうです。
大きな貢献を果たしたこのカフェの2階にある会議室(兼バンケット)は
今でもあの時のままの面影を残しています。
まるで礼拝堂のような静けさと重厚さを色濃く残しています。
一階、入り口はお菓子のパラダイスです。
スイスの旅行社であることを伝えて、撮影も許可をもらいました。
ここのカフェ、オリジナルのチョコレートもたくさん種類を揃えています。
パネトーネのピスタチオ味みっけ〜!!
もうすぐクリスマス。パネトーネの時期がやってくるわね〜。
お土産コーナーには、アマレッティ・パネトーネ・マロングラッセ・カントゥッチーニなど、
イタリアのお菓子たちが勢揃いです。
一階の天井はこんな感じで明るく広々としていて、楽しい雰囲気を醸し出しています。
ファイヤープレイス(暖炉)には、1803年と、カフェ創設の年代が刻まれていました。
こんな感じで少しプライベートの席もあります。
そして私たちはもちろん、ケーキを注文します。
これはピスタチオのケーキ。
上品な味わいで、甘すぎず、爽やかで柔らかなスポンジケーキに
ほんのりピスタチオの香りがします。
これ、何味だったかしら。。。
多分フルーツね。
自分で注文したのに、忘れちゃったわ。
でも、美味しかったことだけは覚えてる笑
こんな素敵なパティオのスペースもあります。
ここは2階なんですが、まるで一階のように窓から外の通りが見えますね。
これは、本物ではなく、絵なんですよ。
よおくみると、このカフェの表通りの姿です。
まんまと騙されました笑
お土産に、栗の入ったパネトーネと、マロングラッセを買いました。
どちらも美味しかったです!
これもぜひ、ウェブショップで販売したいなぁぁ。
さあ、もう帰る時間となりました。
ルガーノ駅から、国鉄SBBで家路に着きましょう。
ルガーノ駅は高台にあります。
このケーブルカーで湖から駅まで数分でついてしまいます。
もちろん、一日乗車券を持っている人は、無料で乗れます。
高台からのルガノ湖の眺望は素晴らしいでしょ。
まさに、リゾート地です。
いかがでしたか?
ルガーノの街をサクッと散策しましたが、
他にも見所がありそうなんで、また戻ってきましょうね。
それまでお楽しみに〜👋
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