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みなさま、こんばんわ~!!
まずはご報告!
前回、美しい筋肉美をお送りさせていただいた、
ケビン・マイヤーさん。
十種競技で見事に銀メダルを獲得いたしました~!!
彼のツイッターでも少し、日本のことを書き込んでました。
「ありがとう神戸」
なんて、嬉しい言葉ですね!!
ケビンさん、まだ十まで日本語で数えられるかなぁぁぁ(笑)
通訳のお仕事が終わり、
残りの10日間を母とのんびり過ごした日々も
いよいよ最終日となりました。
毎回大変なのが荷物づくり。
今回はオランダ航空で預けられるのは一つだけなので、
8000円ほど支払ってもう一つ追加。
23キロの荷物を二つも空港バス乗り場まで大変なので、
ヤマト宅急便でホテルまで予め送っておいたので楽ちんでした。
👆空港バス乗り場。
久しぶりの三宮ですが、感染者拡大のため行けずじまいでした。
今夜は母と関西空港の日航ホテルに宿泊しています。
明日の朝、早い空港リムジンバスで母を返したら、
チェックインをしてスイスへ出発します。
早朝の空港リムジンバスなら混んでいないかな、と願っています。
今回はフランスの通訳のお仕事、とても勉強になりました。
またこれからのためにも大きな自信につながりました。
こんな機会をもらえたこと、弟には感謝感謝です。
選手の方との長くいい意味で密だった日々。
特になんだか不思議な感覚があったのは、
オリンピックの選手をテレビで応援している、
フランスのオリンピックの選手たちを見ている光景でした。
友人に
「オリンピックを見ているオリンピックの選手ってすごくない??」
とメールすると、
「オリンピックを見ているオリンピックの選手を見ているアキの方がすごいよ!」
っと返事がきました(笑)
確かに、あの光景はなかなか味わえない空間だったと思います。
👆開会式の時、日本のアルファベット順が理解できず、
待ちくたびれているフランス人(笑)
どんだけ説明しても、わかってもらえんかった笑笑
笑いの多い、楽しい時間をたくさん過ごせた日々でもある一方、
睡眠時間も少なく、暑さにもほとほとバテた日々でもありました。
特に陸上競技場は、もともと水はけがいいようにできているので、
温度の高い場所でもあるのです。
👆陸上競技場を去る日。
スタッフの方に、カートに乗せてもらって(いつもなら歩いてるけど)
お別れの時。
私の声が暑さで上ずってたのが恥ずかしい💦
いいこともたくさん詰め込んだ夏休みではありましたが、
さて今回は、私の失敗談とちょっと辛かった思い出なんかも話したいと思います。
というのも、そういうこともひっくるめて、充実した通訳業だったと思ったからです。
100人ほどのフランス人選手及び関係者との通訳をしたのは私も含めて三名。
一人は昔からフランス語の通訳をされている谷さん(仮名)。
もう一人は、中学生までフランスに住んでいた、
日本語とフランス語のバイリンガルのアンリーちゃん(仮名)。
三人の中では、私がいちばん頼りないフランス語の通訳だったのですが、
それなりに、私も一生懸命頑張ってきたことを、
フランス人のみんなが理解してくれて、とても暖かく接してくれました。
でも一人だけ、メディカル関係(マッサージ)で働いている女性は、
とても冷ややかな目で接してきて、冷たい対応しか返ってきません。
さて、フランス人と日本人のハーフのアンリーちゃんは、
フランス語は勿論パーフェクトで、
とても可愛らしく、若い通訳さんで、
フランス人の懐にスッポリ入ってしまえるのです。
二年前に日仏親善会でもお仕事をされていて、
フランス人の関係者からは大人気の女の子。
学生の時日本に住み始め、ハーフとして差別も受けたことがあるらしく、
それなりに苦労もされている女性で、
会話も弾み、私は結構好きだったんですけどね。
ただ仕事的にちょっといい加減なことが多かったらしく、
例えば、フランス人の要望をすべて丸呑みしたのにもかかわらず、
スタッフに連絡が皆無であったり、
リクエストをしてきたフランス人の選手の名前が分からなかったり、、、
そういうことが重なると、なかなかホテルや旅行社のスタッフや
県の関係者の方はお困りの様子で、
あんまり仕事をされてもらえなくなり、
最後の方は所謂、切られてしまった状態になりました。
ある日、あの意地悪マッサージ女師が私に聞いてきました。
「あれ? アンリーはどこに行ったの?」
私は、
「この間お仕事を終えて、あいさつに来ていたよ。
何か用事があるなら伝えておくよ。」 と親切に言うと、
そのフランス人マッサージ師がこう言ったのよ。
「あ、別に特にないけど、
いや、彼女はフランス語が上手に話せたからね。」
だとぉぉぉぉぉ
「ごめんなさいね、完璧には話せなくて。。」
と皮肉混じりに言ってみたら、
(いや、ムキになってた私😅)
「あ、いいわよ」の一言で愛想なく去っていきました。
なんなら、英語がドイツ語で話しましょうか?
と言ってやりたかったのを我慢した私ですが、
さすがにその日の夜はちょっと心が折れましたわ。。。(笑)
後から聞いたら、彼女はフランス語以外の言葉は話せないらしい。
そのほかの時にも、いろいろと我儘なことを言いつけてきた彼女でしたが、とにかく私と馬が合わなかったです。
自分が外国語を話さない分、フランス語の完璧を求めているのかも。
まあ、こういう人、日本にもおるからなぁぁ、ということで片づけました。
最後の最後に彼女が要求してきた我儘はこれ👇
このオリンピックのバッジを数十個ほしいという要求。
それはいくら何でも、、、と思っていたら、
「昨日、英語も話せない女性に(あんたはどうやねん)
このバッジのことを頼んでおいたんだけど。。」と偉そうに主張。
結局兵庫県から100個ほどフィリップさんに贈られたので、彼女はそれにあやかれると
大喜びだった。
ほんとフランス人のステレオタイプそのままの人やったわ。苦笑
さて、もう一つの大変だった話は、
いい加減なフランス語力でいい気になって仕事をしていた私にも、
とうとう白羽の矢が飛んで来る、
いやはや、それより、
化けの皮が剥がれる、瞬間がやってきた出来事です。
まずは、嬉しかった話。
通訳の仕事も最終日の8月3日。
このフランスチームの推進部委員長のフィリップさんとアンナと話していたところ、
二週間以上のホテル滞在の中、
フランスのチーズが恋しいということを知りました。
それで最終日の朝、最後のフランス選手チームが選手村に出発してから
フィリップさんはじめ6人がパリ行きの夜の便までホテル滞在をしていたのですが、
空港への出発前に、私のアイデアを旅行社や県のみなさんに組んでいただき、
フランスのチーズやバゲットなどで夕食を飾ろうということとなりました。
午後の空いた時間に、私がチーズなどのお買い物に。
ホテルのテーブルを私がチーズなどを切っておもてなし。
これが驚きの大絶賛で、
皆さん、完食!!!!
あとで全員から大拍手をいただきました
代表のフィリップさん、実は私と同い年。
とても落ち着いておられて、穏やかで、
様々な面で私は助けてもらった存在でした。
選手のみんなの優しさも身に沁みましたが、
フランス人、こんな穏やかで素晴らしい人がいるんです!!
彼が喜んでくれたのが、私には何より嬉しかったです。
そしてその時がやってきました。
フィリップさんはじめ6人の一団はパリへ帰国の日。
東京は人数制限があるため、
フィリップさんはほかのマッサージ師を連れてパリへ戻るんです。
6名はバスで空港へ。
私たちは彼らのバスを追いかける形で自家用車で空港へ向かいました。
空港に着き、チェックインをしている途中、
フィリップさんと、兵庫県教育委員会の代表の方が立ち話。
勿論私はその間に入って通訳となりました。
ここで私は真っ青になったんです。
お二人がお互いの業務や職務名についての質問を始めたんです。
私としたことが、忙しさにかまけて大切なことを勉強していなかったのです。
お互いの任務の内容は理解できても、
それを説明するには、あまりにもボキャブラリーが乏しすぎました!!
例えば、強化本部長、育成本部委員会長、フランス陸連の仕組みなどや、
連盟会長、スポーツ振興会担当相などなど、
もう言葉がテクニカルすぎて、説明がまごまごしてしまいました💦💦
なんとか、内容を説明して納得してもらったものの、
冷や汗ものでした。
実は実は、私が陸上競技のテクニカルな単語が乏しくて心配していたら、
ベテラン通訳の谷さんが、コンビニで陸上競技用語をコピーしてきてくれたんです。
なんてご親切な!!
おかげでとても参考にさせてもらったのですが、
フランスや日本の陸上競技振興会などの仕組みをしっかり把握していなかった私。
この辺の単語はいらないだろう、、、と高をくくっていたのです。
谷さんはこんなページも印刷してくれていたのに、、、、
勉強不足だった私。。。
本当に赤恥掻きました
プロとして、お金をいただいている限り、
こんなんではだめだな、と、とてもとても反省しました。
何はともあれ、フィリップや兵庫県の代表の方の優しさに救われて、
無事に仕事を終えることができました。
最後のお別れの時、フィリップは話しながら私に渡したペットの水(もちろん新品(笑))。
悲しすぎてもらったことも分かりませんでした。
勿論、水を持って入れないから私にくれたのですが、
彼の愛情を感じた一瞬でした。
👆トノン(Thonon)のお水。
昔私が住んでいたVeveyからそれほど遠くないレマン湖のフランス側の町です。
フランスから持ってきたお水だったのね。
彼が見えなくなってから間もなくして、
彼から私を通じて日本のスタッフにメールが届きました。
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Encore merci pour tout, la chaleur de votre accueil,
votre professionnalisme et votre adaptation aux profils des français.
Bonne réussite des jeux olympiques pour le Japon.
Bon courage pour le Paralympic.
Philippe
繰り返しお礼を言います。
あなた方の温かいおもてなしに。
あなた方のプロ意識に。
そしてフランス人への理解と優れた適応力に。
日本のオリンピックの大成功を祈ります。
そして、パラリンピックも頑張ってください。
フィリップ
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この仕事が始まる前に、お風呂の中で自己紹介の練習などをしていた私。
緊張の連続と寝不足と暑さボケの日々でもありましたが、
一瞬にして、癒されたメッセージでした。
すぐにほかのスタッフの皆様に転送させていただきました。
フィリップさん、ありがとう!
フランスチーム、ありがとう!!
次回は、この日本滞在の間に楽しんだ、
みいちゃんとの淡路旅行や
母との日和山温泉と天橋立旅行なんかをお届けしますね。
そのころには、私はすでにスイスです~。
日本大好き!!
またすぐ戻ってくるね!
今回隔離やらいろいろ大変だったけど、
本当に来てよかったです!
一か月半も自由にさせてくれた、スイスの家族、
息子くんと夫くんのお世話、これから頑張ります~!
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