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オリンピックも中盤に入ってきましたね。
競技としては最後の方の陸上競技。
フランスの選手たちも徐々に東京の選手村への出発が始まりました。
。。。と思っているうちに、昨日は最後のリレーチームが選手村へ発ち、
昨日で神戸での合宿も終わり、今日は私、爆睡の一日でした。
8月16日からはじまったこのお仕事ですが、
ブログのアップデートもできないまま、
毎日朝6時半から夜中まで忙しくしておりました。
さすがに二日前は陸上競技場の暑さに参ってしまっていたので、
みんなが出発してしまった寂しさよりも、
正直普通の生活に戻れたことにホッとしています。
体力的にも限界にきておりました(笑)
いろんなことがありましたが、
今日は選手たちがどのように合宿を過ごしたのか、
どのような隔離生活で、どんなスケジュールをこなしていたのかも含めて、
今日は私たちスタッフが行った、
【お・も・て・な・し】の数々をご紹介させてくださいね。
選手たちおおよそ一週間ほど、神戸での合宿を過ごすんですが、
その間に、私たち日本人スタッフは
【お・も・て・な・し】に努めます。
限られたスペースの中で、自由を奪われた選手たちが、
少しでもストレスから解放されるように、
少しでもリラックスして過ごせるように、
彼らの性格や文化を理解し、
様々な場面でお手伝いをすることが私たちの務めでもあるんです。
一番大切だったホテルでの注意点は、
選手と一般の人々との動線を決して交えないようにすることでした。
まずはホテルの玄関。
本当は裏口を使いたかったのですが、
すぐ隣にあるセンターが大反対をし、
裏口を使うのなら、確固たる壁を作ってほしいといわれたのです。
それで一般のお客様と同じ玄関を使用することになり、
向かって右側のドアのみをフランスチーム占有とし、
フロントデスクを通ってエレベーターまでの動線には
ロープで一般客と離すようにしました。
フランス人が宿泊している同じ階には、
一般客の方は宿泊できないようにしています。
そして、エレベーターも三つある中の、向かって右側のみが使用できます。
4階はフランスチームの唯一の仲間同士の憩いの場所でした。
この階には専門のレストランがあり、医療ルームがあり、
会議場があり、その部屋につながる大きなホールは、
リラックススペースとして、
ソファー、テレビ、テーブルなどが置いてあり、
仲間同士で楽しく笑いあったり、のんびり過ごせる場所としました。
ホテル内はWiFi環境も整い、
選手たちはカードゲームをして大騒ぎの時もありました。
カードゲームはチームの方が自分たちで持ってきたもの。
ダーツも電子ダーツを持ってきたはずが、
荷物が壊れて使えなくなったため、
兵庫県のスタッフ側が自宅から持参。
ダーツトーナメント、私も一度混ぜてもらいました。
毎朝、7時~9時の間に
この4階でまず体温を測り、占有のお部屋でPCR検査を行います。
その後、隣の会場にて朝食。
朝食は、PCR検査をしなければ摂れない仕組みになっており、
PCR(唾液検査)はそれぞれ名前リストで管理されています。
ちなみにPCRテストは、フランスチームだけでなく、
私たち直接関わっているスタッフ、ホテルの全従業員、
選手たちを陸上競技練習場へ運ぶバスの運転手と
全てのスタッフが毎日それぞれ唾液検査を行います。
もし一人でも陽性が出たら、たちまちこのスケジュールは取り消され、
濃厚接触者として、すべての動線がストップします。
フランスチームが一番多く滞在した日々で100人だったので、
そう考えると、みんなを選手村へ送り届けるため、
誰一人として陽性にならなかったことは、
奇跡だわぁぁと思います。
メディカルチームは、選手たちの健康を管理しており、
マッサージなども行います。
選手たちのSOSの場所。
心の拠り所なんですね。
このお部屋には、フランスからの応援カードがたくさん貼ってあります。
下の絵!
上手ですよね。
選手の顔が書かれています。
フランスのヒーロー、ケビン・マイヤーさんもいますね。
選手たちは毎日この4階を中心に過ごします。
彼らのスケジュールはこんな感じで進みます。
7時~9時 朝食
8時~12時30分 三木の競技場でトレーニング
12時~14時 昼食
トレーニングまでは自由時間
15時30分~19時 三木の競技場でトレーニング
18時30分~20時30分 夕食
トレーニングの競技場まではシャトルバス(フランス語でナベット)を使います。
選手たちはみんなで一斉には競技場には行きません。
それぞれの種目によって、スケジュールに合わせて向かいます。
日本に到着した翌日、翌々日は、トレーニングに行かない人もいます。
行っても、現地でのんびりしています。
コーチに聞いたら、
無理やり練習をして、怪我をしてはいけないのでとのこと。
空気クッションでのんびり寝てる選手なんかもいて驚きます。
ホテルの中にコンビニがあるので、
毎日21時と22時に15分だけ、コンビニを選手占有にしていただいて、
選手やコーチたちはここでひと時のお買い物タイム。
本当はチョコレートも食べたいけど、食事管理があるんで、
もう少し後で買うよ、という選手もいました。
この女の子、
ぎりぎりまでショッピングを楽しんでいて、可愛かった~。
そのほか買いたいものはアマゾンプライムで購入し、
ホテルに送ってもらうサービスのお手伝いもします。
この二人は着物が買いたくて、相談された私。
二人でパソコンに向かってきゃあきゃあとはしゃぎながら選んでいました。
オリンピックの選手たちもこんなに可愛い場面もあり、ほっこりです。
もっとストイックで怖いかも、、、なんて思ってたりもしてたので、
こういう表情を見ると嬉しくてたまりませんでした。
東京の選手村には大型バスで、神戸空港から羽田空港まで向かい、
羽田空港から選手村へは、TMという専門のバスで行きます。
羽田空港のバスに乗せたら、そこでお別れです。
選手たちの荷物は、前日にすでにトラックにて選手村へ送り込みます。
ホテル出発時には、みんなでお別れします。
頑張れ~~~!!とみんなでエールを送ります。
なんだか寂しい瞬間です。
通訳は神戸空港へ向かう選手たちに注意事項をお願いします。
神戸空港に付いたら、専門の待合室にお連れするので、
そこでお水・キットカット・ポケモンマスクを配ります。
飲食とお手洗いは、そのスペースでのみ可能です。
飛行機に乗ったら、席を一度足りとも立つことを禁止されます。
飲食もお手洗いへ行くことも許されません。
一般客と交わるスペースだからです。
選手たちはこんな過酷な決まり事一つ一つを
腹も立てずに従ってくれます。
誰一人として、ホテルの外にフラフラ出て行ったり、
勝手にほかのフロアを散歩したりしませんでした。
フランスの陸上競技組織の厳しさをしっかり受け止めています。
フランス人だから、きっと数人は言うことを聞かない子もいるかな。。
なんて思っていたので、
これは本当に想定外で驚きました。
さてさて、もっと色々お話ししたいところですが、
今から母と二人で、車で日和山温泉に行ってきます。
また続きは今度!
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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