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スイスのコロナ感染状況を少しお知らせします。

スイスは毎日3000人の高止まりあたりで続いていまして、

人数だけだとピンとこられないかもしれませんが、

人口10万人あたりの感染者の数で比較すると、

ヨーロッパではイギリスに次いで感染者数が多い国となっている現状です。

 

今週月曜日からスイス政府はワクチンパス義務化に大きく前進しました。

(賛否両論はありますが)

レストラン・美術館・フィットネスクラブなどの屋内の公共のスペースの入場は、

ワクチン接種またはCOVID陰性証明書を提出することになりました。

 

この感染対策は、雇用主から従業員へ、そして大学側が学生に要請することもできるそうです。

違反したものには罰金が課されたり、営業停止の対象となることも、

他のヨーロッパの国々とおなじです。

これは今の所、来年1月24日までの適用予定となります。

 

 

日本は感染者数も減少方向ですね。

10月からは、日本への入国後の隔離期間が14日間から10日間に縮小するようで、

私の周りの日本人も、ちらほら日本への里帰りを考えられているようです。

 

日本でのワクチンパスポート義務化が実施されたら、

入国隔離措置も緩和される可能性もあるとニュースで聞きました。

そうなることを祈って、

私もまたスイス観光情報をお届けしていきたいと思います。

 

 

さて、今日はスイスで3番目に大きな年、バーゼルへ皆様をお連れします。

街の真ん中にライン川が流れるとても美しい街なんですよ。

 

 

          バーゼルは👇ここで〜す

 

人口約17万人で、左上はフランス、右上はドイツと、国境を接した位置にあり、

街の中心をライン川、北側には国際見本市会場として使用されるメッセがあります。

毎年春には、宝飾時計見本市(バーゼルワールド)が開かれます。

 

もう一つの特徴は、バーゼルは古代から学問や文化が早いうちから栄えたことでも有名です。

お隣の国のフランスやドイツからの影響を強く受けたことが大きな理由で、

芸術への関心もとても高い街です。

 

伝統を大切にする文化と、新しい物を取り入れる柔軟さが、

バーゼル独特の文化を生み出して行ったのでしょうね。

 

 

バーゼルはたくさんの世界的に指折りの建築家の出身地でもあります。

 

ヘルツォーク&ムーロン

  『メッセ・バーゼル展示場』 『シグナル・ボックス』『ロセッティ医薬研究所』

  『シュッツェルマン通りの住宅』『バーゼル民藝文化博物館』

  『アクエリアオン・ビジネスセンター』

ピーター・ズントー

ハンネス・マイヤー

クリスト&ガーテンバイン

 

バーゼル出身ではないですが、スイスや世界の偉大な建築家もバーゼルで様々を見ることができます。

マリオ・ボッタ   『ビズ国際決済銀行』『ティンゲリー美術館』

ザハ・ハディド   『環境センター』

ミラー&マランタ  『ボルタ校舎』

ディナー&ディナー 『ノルバディス・ビルディング』

クリスチャン・ディル 『木造の養護施設』

レンゾ・ピアノ   『バイエラー財団』

 

 

建築家ごとの建築物特別版は、また次の機会にお送りしますね。

写真不足もあるので、もう少しお待ちください。🙇‍♀️

 

 

それではバーゼル駅から観光を始めましょう。

 

これはバーゼル駅の表側。

この前にトラムやバスのターミナルがあります。

 


そして、これは駅の裏側です。👇

 

 

いきなりバーゼル駅のすぐ横にある『バーゼル信号扱い所』は、

ヘルツォーク&ムーロンの作品です。

🔺この写真は、バーゼル観光協会(Basel Tourisms)のものです。

 

 

そしてバーゼル駅の裏側にある建物を見てみましょう。

 

 

 

ズドパーク・バーゼル (Südpark)

ヘルツォーク&ムーロン作

 

Meret Oppenheim Strasse 62

4053 Basel

 

ここもヘルツォーク&ムーロン作品の改装建築物。

 

ここは、

アトラス財団の高齢者の住居。

一人部屋、二人部屋、三人部屋があり、合計で103室が入っています。

 

プライベート用の静かな中庭、レストランの他に、

公衆のカフェもあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、バーゼル駅からトラム1(T1)に乗って、

メッセ バーゼル展示場『Messe Platz』まで行きましょう。

バーゼル駅の前のバスターミナルから、

Richtung Basel, Badischer Bahnhof 方向のトラム一番に乗りましょう。

駅から5駅目で降ります。

 

 

 

 

メッセ バーゼル国際見本市

ヘルツォーク&ムーロン作

 

Neubau Messe Basel

Messeplz.

4058 Basel

 

バーゼル駅からトラム1番(Badischer Bahnhof 方面)

 

ここもまた、ヘルツォークとムーロンさんの作品です。

。。。っというか、バーゼルに行くと、

本当にそこらじゅうで彼らの建築物にぶつかりますよ!

 

 

バーゼルメッセ展示場は、スイスのバーゼルで3番目に背の高い建物です。

2003年に完成し、32階建てで高さは105メートル。

最上階にはバーラウンジがあります。

メッセトゥルム・バーゼル | Mapio.net

毎年春になると、『バーゼルワールド』という時計・宝飾展示場が開かれ、

世界中から多くの人が訪れます。

私のお客様、独立時計士の牧原大造さんもここで素晴らしい時計を展示されます。

 

 

まずここに着くと、この宇宙船のような作りの空間が目に入ります。

 

 

 

トラムの駅の名前も『メッセ  Messe』。

このトラム駅のすぐ真上に、この円形のダイナミックな空洞が現れます。
 

 

 

 

 

来年3月31日から4月4日までを予定している、

世界最大の時計宝飾フェア、『バーゼルワールド』はここで2年ぶりに開催されます。

 

2019年の3月は独立時計師アカデミー(AHCI)のメンバーでいらっしゃる、

牧原様とご一緒させていただきました。

独立時計師アカデミーは1985年に結成され、

数十人のみの選ばれた天才時計師さん達で構成されています。

 

牧原さんのことに関しては、バーゼルワールドが近づいてきた頃にまた紹介させてくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このほか彼らの作品で、アクエリオンビジネスセンター(製薬会社)や、

シャウラガー美術館もとても素敵なデザインの建築物がバーゼルにはたくさんあります。

まだアクエリオンビジネスセンターなど行ってないところも多いので、

この秋に一度また行ってこようと思います。

その時はまた紹介させてくださいね。

 

 

さあ、ひとまずヘルツォークとムーロンさんの建築物にはお別れして、

今度はマリオ・ボッタさんの建築物の代表作、『ティンゲリー美術館』足を運んでみましょう。

 

 

 

 

ティンゲリー美術館

建築家 マリオ・ボッタ

1994年着工、1996年竣工

 

Paul Sacher-Anlage 2

4002 Basel

 

 

ティンゲリー美術館は、廃材を利用した、

動く彫刻の制作で知られる『ジョン・ティンゲリー』の美術館です。

彼の作品は動くんです。

子供達は大喜びの美術館ですよ。

 

建築家 マリオ・ボッタ

このメガネのような形のアーチ型の屋根が特徴の赤煉瓦の建物。

ティンゲリーが亡くなった後、マリオ・ボッタの設計でこの美術館が開館しました。

マリオ・ボッタさんは、スイスのティチーノ州生まれで、ヴェネツィア大学建築学科を卒業。

在学中に、あの有名すぎるコルビュジェなどの助手を務めておられ、

サンフランシスコ近代美術館、ミラノのスカラ座などを手がけた、有名な建築家です。

 

マリオ・ボッタはその地域に採れた天然石、レンガ、コンクリートなどの素材を使い、

光と影を効果的に使ったエレガントな作品が特徴的です。

日本では、東京のワタリウム美術館を建築しています。

 

 

ジャン・ティンゲリー

ジャン・ティンゲリーはスイスのフリブールで生まれ、ここバーゼルで美術を学びました。

ジャンク・アートに関心を高めたのはこの頃です。


バーゼルはキネティックアートの巨匠と言われた、ティンゲリーゆかりの地なんです。

彼の遊びごごろが満面に表現されているこの『ティンゲリーの噴水』は、

バーゼルが街を上げて大騒ぎする『ファスナハト』というカーニバルをモチーフにしているそうです。

 

 

『蜘蛛』『シャベル』『ざる』という名前のついた噴水です。

 

 

この左側に写っている銅像、どこかで見たことはありませんか?

これはジャン・ティンゲリーさんの奥様、ニキ・ド・サンファルさんの『ナナ』シリーズですね。

チューリッヒ駅にもぶら下がっているカラフルで豊満な女性像「ナナ』。

 

パリのポンピドゥセンター広場の噴水にこんな女性いませんでしたっけ?

あれは、ティンゲリーさんとの共作らしいですね。

またニキさんの特集もしてみたいなぁぁ。

となると、彼女が世界的に有名になった、ストックホルムまで行かんとあかんなぁぁ。

 

 

美術館の裏側には, スイスの代表薬品会社『ロシュ』が見えます。

このビルは、またもや、ヘルツォークとムーランさんがデザインした作品です。

1996年に、ロシュが創立100年記念の際に、バーゼル市に寄付したのがこの美術館だそうですよ。

 

 

 

 

それでは、中に入っていきましょう。

 

 

 

建物の作りは重厚なのに、とても軽快な明るさを感じます。

 

 

 

 

 

 

隣にはライン川が流れています。

ここのガラス回廊では景色を楽しむことができます。


開放感のある高い吹き抜けの展示スペース。

こんなダイナミックな作品もなんなく設置できますね。

 

 

遊び心が溢れる空間

 

 

 

 

 

階段を使って、上に上がることができます。

足でスイッチを押すと、作品が動き出します。

止まったら、15分間はスイッチを押しても動かない仕組みになっています。

子供は大喜び。

昔、息子くんを連れて行ったこともありました。

 

上に上がってみました。

ギーコギーコ、グワグワ、キリキリ、ピィなどなど

いろんな音が聞こえてきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか。

バーゼルは建築とアートで溢れています。

 

さて、次回は旧市街へ向かいましょう。

バーゼルの中世の歴史的な趣きや、ライン川の素晴らしい景色を

一緒に楽しみましょう。

ついでに、バーゼル特産のスイーツもご紹介しますね。

 

 

 

来年こそはお客様帰ってきていただけるかな〜。

そのことを信じて、準備しています〜!

Aki Switzerland

 

 

 

 

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