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先月は亡きお義母さんのお誕生日だったので、

お誕生日の日にみんなでお義母さんのお墓に行ってきました。

こんなこともできるのも、お義父さんがワクチン接種を終えたからです。

 

 

その時の私たちの会話とともに、

今日はちょっとしんみりお墓のお話です。

 

 

えっと、私自身8年前に亡くなった父の死をいまだに受け入れられないでいるんですが、

もしそう言う状態の方がいらっしゃれば、

文化の違いの話だけではありますが、どうぞスルーしてくださいね。

 

 

 

 

日本とスイスのお墓って結構な違いがあるって知っておられますか?

 

まずは大きな違いをリストアップしてみました。

 

 

1. スイスでは土葬が主流

 

  なぜキリスト文化では土葬が主流かというと、死者の復活が信じられているかです。

  死者が蘇ることができないと言う理由で、長い間火葬は禁じられてきました。

 

  それが最近は変わってきているんです。

  

  1863年にローマ法王のパウロ6世が

   「火葬は肉体の分解を加速するだけで、魂がなくなることはない。

    神が肉体を再生するのに影響はない」

  と言う見解を発表したため、火葬が容認されました。

 

  それに土葬よりも火葬の方が安く行えたり、無宗教者も増えてきたこともあり、

  最近は火葬を希望する人がとても増えているんです。

 

 

 

2. 土葬の場合、個人のお墓が多く、家族墓はあまりない

  

  時々夫婦の名前が連ねてあるものはみたことがあるけれど。。。

  なんか寂しいから、家族のお墓ってないの?ってお義父さんに聞いてみたら、

  「ない。どうせ25年したら掘り返される。」

  と冷たい一言が。。。

 

  へ? 25年したら掘り返されるって、どーゆーこと??

 

 

 

 

3. 25年したら、お墓は無くなってしまう

  

  スイスのお墓は、25年経つと掘り返されちゃうんですガーンガーン

  

  そこでまたまたお義父さんに聞いてみました。

   「25年経ったら、誰もお参りに来てくれなくなるの?

    それは寂しいよお。。」

 

  そこでお義父さん、相変わらずクールフェイスで語りました。

   「そんなに経てば、みんな歳をとって、誰もお参りに来れなくなる。」

 

  そういうことか。。。。

 

  実はコレ、前もお義父さんと話したような。。。

 

  前の時もこんな感じでクールに返された気がするわ滝汗滝汗

 

 

 

4. 火葬は家族なしで知らぬ間に終わってる

  

  日本のように火葬場に行って、最後のお別れとかもなく、

  知らないところでいつの間にか火葬されてしまうんです。

 

  しかも、しかもですよ〜〜。

  ほ、骨まで火葬されちゃいます!!

 

  希望すれば、骨を残してもらうことはできるんですが、

  ほとんどの方がそうではないようで。

 

  お墓もあるんですが、20cm正方形ぐらいのパネルに名前を刻んだものを

  壁に掛けています。そしてこのパネルのお墓の場合は10年で取り外されます。

 

 

 

5. お墓の土地は自分で買うわけではない

 

  お墓は教会の前に並んで建てられ、25年間土地を借りている状態です。

  

  費用は、お墓の石と、初めにお墓を整える為に少し支払いますが、

  あとは特に大きな費用がかかるわけではありません。

 

 

そしてセメタリーは教会の庭なので、

場所にも限りがありますよね。

お墓を25年で掘り起こしてしまうのは、スペースの問題なんですね。

 

 

というわけで、あっさりしているもんです。

リインカネーション、復活という考えがあるから、

お墓を残しておく意味がないのでしょうね。

 

 

もちろん、日本のお墓のように高額な費用がかかるわけでもないし、

ずっと代々のご先祖さまを守っていかなくてはいけないこともないのですが、

 

なかなかこの文化には馴染めないでいる私です。

 

ちなみにお葬式は通常教会で行われます。

火葬の場合は、お葬式の時点で既に亡き人は目の前におらず、

大きい写真を飾っての弔いとなります。

 

お葬式に出席する人の服装は、特に厳しい決まりはありません。

もちろん黒や白を着てこられる人がほとんどですが、

遺族でなければ、普通の服装で出席する人もいます。

子供なんかだと、ジーンズとかで来ています。

そんなにフォーマルで決めてこなくても全然大丈夫なようです。

 

 

教会では、必ず何らかの生演奏を聴きます。

フルートだったり、トランペットだったり、

バイオリンだったり、チェロだったり、

ソロの歌だったり、コーラスだったり、

それは遺族の方のご希望で選択することが多いです。

 

 

 

お葬式は約1時間行われます。

牧師さんの祈りなどのほかに、みんなでバイブルの歌を歌い、

そして牧師さんが、亡き人の生前の生い立ちを話します。

いつ生まれ、どこの学校に行き、どんな職業につき、

誰と結婚し、子供や孫の名前などなど詳しく話されます。

最後はいつもの儀式でパンをもらうことと、

教会への寄付金集めの籠が回ってきます。

 

そして教会の鐘とともに皆が教会の外に出て、

亡き人の眠るお墓に集まり、祈りを捧げます。

 

約1時間半ほどの儀式の後、

家族や親戚、そして最も親しかった人々はレストランで一緒に食事をします。

 

宗教など文化によっての違いから、

葬祭の習慣も大きく違いますね。

 

 

 

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

次回はご一緒に小旅行に出かけましょう。

美しい観光地の景色をお届けしますね。

行き先は、、、、

 

晴れ晴れその時のお楽しみ〜晴れ晴れ

 

 

 

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