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終電どころか、最近は電車にも乗らなくなったAKIです。
こんにちは〜。
この間ブロ友の『lala』さんとコメントで話してたんですけど、
私ってどうやらストレスが過剰になると、アレルギー反応が出るようなんですよね。
まぶたがピクピク動くのは、「それはアレルギーやわ〜」とlalaさんに告知(笑)されてしまった私。
いつも優しくて鋭い勘を持つlalaさんの意見は侮れない笑
私ってストレスに弱いタイプなんです。
ストレスといえば、スイスに来て結婚してすぐに就職した、
ジュネーブにある某大手旅行会社二社ほど、
ストレスの原因になったことは過去一度もなかったです!
どちらもめちゃくちゃブラックでした笑
今日のタイトルは『ブラックな日々』です。
もう20年以上前に、ジュネーブで就職したブラックな二社での過酷な会社員生活を
洗いざらい(怖い〜)お伝えしたいと思います。
その二社のうち一社は日本系で、もう一社はスイス系の旅行会社なんですが、
すでに現在ジュネーブには存命しておりませんので、
時効だからいいよね〜。
第一編は、終電に間に合わない
第二編は、オフィスの怖〜い時間
第三編は、緊急電話は今日も鳴る
第四編は、私の顔を潰してくれた
と、4回に分けてお届けします。
どうぞお付き合いのほど、よろしくお願いします。
結婚してすぐに就職が決まり、嬉しくて張り切っていた私。
従業員は多分40人〜50人ぐらいはいたかしら。。。
部署はホテルセクションで、5人ぐらいで一緒に働いていました。
お客様は日本人、アメリカ人、中国人、インド人などなど。。。
仕事の内容はインカミングの中のホテル関係全般。
インカミングなんて初めてで、新鮮でした。
結構のんびりしたセクションで、フランス語もままならぬ私には
とてもいい環境だったんです。
下手くそな私のフランス語に付き合ってくれて、
みんなでランチに出かけたり、仕事の後はビールを飲みに行ったり、
楽しい数ヶ月を過ごしました。
でもそんな時に、私だけセクションが変わることとなりました。
アウトゴーイングにいた女性が、インカミングに異動になったんです。
この会社、アウトゴーイングに一つだけ席があり、他は全員インカミングです。
アウトゴーイングとは何をするかというと、
スイスに住んでるお客さまがヨーロッパなどへ旅行に行ったり、
日本へ里帰りをするための飛行機やローカルツアー、ホテルなどのの手配です。
ご存知な方も多くいらっしゃると思いますが
インカミングとは外国からスイスへ来られるお客様のケア、
アウトゴーイングとはスイスから諸外国へ行かれるお客様のケアをするセクションです。
日本でも旅行会社で働いたことが私の部署異動の理由なんですが、
このセクションに入ってからの私の生活は、
とにかくストレスづくめで苦しい日々でした。
その原因は4つありました。
① 引き継ぎなしのいじめ
いきなりアウトゴーイングにたった一人で務めることとなった私。
ところが前にそこにいた女性は、「私はもう関係ないから〜」と
全く仕事の引き継ぎをしてくれず、
飛行機の予約などをするコンピューターの使い方も全くわからず、
(昔は日本で旅行会社にいましたが、その頃は手書きでコンピューターなんてなかったですから笑)
本当に毎日苦労続きでした。
チケッティングをお願いしていた、近所にあるJAL関係の旅行会社に勤めている女性に
本当に15分ごとに電話して質問だらけの毎日でした。
彼女には朝から晩まで迷惑のかけっぱなしでしたが、
彼女しか頼れる人がいなくて、もう負んぶに抱っこ状態でした。
今でも彼女とはお友達です。
(偶然にも住んでいる街が同じだったこともあり)
ブラック企業の二社を経て、
最終的には彼女の会社に呼んでもらって、
この二社のあと、本当に居心地のいいお仕事をさせてもらったんですけどね。
彼女には本当に感謝しかないです。
② これも私の仕事か〜???
さて本題です。
私の働いているセクション、そういう旅行一般の仕事の他に
訳のわからない仕事内容がありました。
私のデスクには電話が二台、そして外線が3種類あるんです。
外線1 〜旅行の問い合わせ〜
一つは普通の旅行の問い合わせ。
これはまあ、通常の内容です。
外線2 〜無料相談室〜
「今、スイスに着いたんですけど、どこのレストランが美味しいですか?」
とか
「スイスの電車の乗り方を教えてください」などなど。。。
これは、多分クレジットカードを申し込む時の特典として、
外国の旅行先で無料の電話相談を受けることができる、、みたいなのがあるんでしょう。
忙しい時にはかなり面倒くさい仕事でした笑
外線3 〜旅行保険の相談室〜
「こんなことがあったんですが、旅行保険は使えますか」のような
保険関係の質問です。
後日、保険関係の研修でロンドンに4日間ほど行ったのは楽しかったし、
勉強になることも多かったんですが、
これは、私の仕事なんかなあぁと疑問を感じることもありました。
例えばの一例ですが、こんな電話がありました。
スイス人の彼氏を訪ねてきた日本人女性が、予想外の妊娠をして困っている電話です。
もう初めから泣き出してしまって、
「中絶したいのですが、保険は効きますか」という質問でした。
保険は効かないということを告げた後で、
「彼氏さんにまだ伝えてないのなら、ゆっくり話し合ったらどうでしょう」
とまさにまさに心理相談室と化しておりました。
中絶を決めていた彼女はすごく驚いて、ますます泣き出す始末!!
隣では旅行の電話がガンガン鳴っていて、
(誰か取ってぇやぁぁぁぁ💢)
でも泣いてる彼女を置き去りにもできず、懇々と話を聞くしかなかったんです。
これじゃあ、まるで電話相談室やあ!
ほんま、私どんな仕事してるねん!!
って感じでした。
後日彼女からもう一度電話があり、
「私、産むことに決めました」と嬉しそうに報告してくれました。
多分この電話は、旅行保険を売り出すセールスの一環で、
お客様への外国での特典という名の下、
保険関係の質問窓口ということでしょうか。
③ カウンターの仕事もまかせとけぃ💢
こんな私はカウンターのすぐ近くに座っておりまして、
他の従業員のデスクはセパレーションで隠れていて、
カウンターからは見えません。
っていうことは何かい?
お客さんも私がさばくんかい!!!!💢💢
宅急便やら郵便配達のおじさんやら来はるやん、
それ全部??
雑用から何から全部私に放り投げられたんでござる。
新入社員のこの私に!!
まあ、そんなわけで、肝心なお客様の仕事はこの電話の合間にしなくてはいけないもんで、
毎日残業続き。過酷すぎて麻痺してしまったほどです。
しかも誰も助けてくれない。というか、アウトゴーイングの仕事はわからないので、、
みたいな??
電話ぐらいとってよなぁぁ!!と思うけど、
外国によくありがちな「自分のしなくてはいけないことだけやってればええさ、」の世界。
スイスに来たばかりで就職したばかり。
遠慮がちについついなってしまい、全部一人で抱えてしまっていました。
④ 従業員の旅行の予約までかぁぁぁ??
こんなにバタバタと忙しい私を横目に、みんな定時に帰っていきます。
そして帰り際にこんな旅行のプランを私のデスクに置いていくんです!!
「これ、予約しといてくれる?」
それは、なんと!!
各従業員の休日の旅行の予約依頼!!!!!
残業続きの私にこれを置いていく???
よその旅行会社に頼んでください泣
後から知ったんですが、ピーターというアメリカ、フィリピン系の男性。
ここで働いていない自分の友人の分まで私に頼んで、
従業員割引にしてもらう分をポケットマネーにしていたようで、
私は知らずにそんなことまでやらされていたんです。
後からバレてそれが禁止になったんですけどね。
本当にめちゃくちゃ。
少し慣れてきた頃に、マネージャーにクレーム出して、
やっとこさ夏休み前は若い女の子をお手伝いにつけてもらいました。
テキパキした可愛らしい女の子で多少は助かったんですが、
旅行のことを知らない女の子なんで、
結局肝心なことは私しかできず、
変わらず残業の日々でした。
その頃はヴェヴェイ (チャーリーチャップリンのお家のある近く)に住んでいて、
仕事場はジュネーブ。片道一時間かかります。
しかも直行で帰れる電車は1時間に一本。
それに乗るために、会社から駅を結ぶ『ローザンヌ通り』を全速力で走る毎日でした。
いくらやってもやっても終わらない仕事の山。
忙しいからと失敗は許せないから、確認したりと時間もかかります。
会社の管理職の人たちも「お先に〜」と帰ってしまいます。
私からのクレームを避けるために、あんまり目を合わさないで(悔)
日本人のマネージャーも怖がって近寄ってくれません。
だから終電に乗れないこともありました。
その度に夫に電話して、泣きそうな声で迎えにきてもらいました。
本当にこれぞブラック!という毎日でした。
残業代?そんなもんあるもんか!!!
ところが大変な毎日の超大量の仕事よりも
もっと怖〜い時間がありました。
それは。。。。
次回のブログでお話ししますね〜。
三日後には投稿させていただきます。
女子のみなさま、素敵なお雛祭りをお過ごしくださいね。
また遊びに来てくださいませ〜。
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