ランキング参加しております🙇‍

  にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村

 

 

 

 

 

 

 

私が他人の子供でも容赦なく怒ることが一つあります。

 

なかなか人の子供だと怒るって憚れる時もあるんですが、

 

どうしてもこれだけは、強く注意します。それは、、

 

 

「石投げ」です。

 

 

誰もいない湖や川に、小さい石を投げるのはいいんですけど、

 

白鳥などの水鳥に向かって石を投げたり、

 

もっといけないのが、人に向かって石を投げる行為

 

これだけはかなりキツ目に怒ります。

 

 

 

それには深刻で悲しい過去の思い出があるんです。

 

 

 

 

私が小学5年生の時、とっても仲良しの男の子の友達がいました。

 

彼の名前は山部くん(偽名)で、私の隣の席に座っていて、

 

頭が飛び抜けて良くて、かっこよくて、

 

面白くてみんなの人気者でした。

 

 

 

 

あの頃は二つの机をくっつけて、ペアで勉強するという感じで、

 

山部君と私はとにかく毎日おしゃべりを楽しみ、

 

とっても気の合う友達でした。

 

 

 

その当時私には、親友と呼んでくれるクラスメートがいました。

 

その子の名前はなっちゃん。

 

美人で頭がいい女の子でした。

 

私はそんな彼女が親友でいてくれてとても嬉しかったんです。

 

 

 

ある日、なっちゃんに相談されました。

 

「あのね、私、山部君のことが好きやねん。

 

 アキは私の親友だから、私のために身を引いてくれへん?」

 

 

 

バカな私はあんまり意味もわからずに

 

「いいよ。」といってしまいました。

 

 

 

翌日、驚いたことに、担任のS先生が

 

「今日は特別に二人だけ席替えをする」

 

と言い出して、

 

私となっちゃんの席を替えことしたんです。

 

 

 

ちょっとびっくりしたけれど、

 

私はなっちゃんが座っていた席に、

 

なっちゃんは私が座ってた席、山部君の隣に座りました。

 

 

 

数日ほどして、なっちゃんがまた私に相談してきました。

 

「あのね、山部君、アキの話しかしないねん。

 

ねえ、親友なんやから、山部君ともう話さないでくれる?」

 

 

 

転校してきたばかりで、

親友という言葉に弱かった私。

 

次の日から山部君を無視しました。

 

何度話しかけられても、知らん顔をしました。

 

 

 

悲しかったけど、親友のためだからと、

一生懸命我慢しました。

 

山部君はそれから間も無く私とは話さなくなりました。

 

 

 

今考えると、なっちゃんってなんて性悪だったんでしょう!!

 

風の噂では、いい高校・大学に入り、フライトアテンダントになり、

 

結婚して子供が3人いて、幸せに暮らしているようです。

 

相変わらず要領いいのかしら。。。

 

きっと今でも彼女の思いを叶えてくれる、

『親友』がたくさんいるのかもしれませんね笑

 

 

 

 

本題はこれからです。

 

ある週末、

 

同じクラスの男の子同士で原っぱで石投げをしていたそうです。

 

結構大勢で二手に分かれて石投げをして遊んだらしいです。

 

遊びだとしても、恐ろしい光景ですよね。

 

運悪く一人の男の子の投げた石が、山部君の目を直撃!

 

 

 

山部君はそれから何週間も何ヶ月も学校に来なくなりました。

 

私は悲しくて悲しくて、でもどこの病院かもわからず、

 

結局連絡ができないままで時間が経ってしまいました。

 

 

あの時つまらない意地を張って、

 

話さなくなってしまったから、

 

余計に連絡ができなくなってしまいました。

 

あのとき、もっとちびまる子ちゃんみたいに勇気があれば、、、

 

今でもそう思います。

 

 

 

なっちゃんのことを親友と思う前に、

どうして山部君も親友だったことに気づかなかったんでしょう。

 

自分の浅はかさ、冷たさ、バカさに

その時心から情けないと思いました。

 

 

私にとって山部くんはかけがえのない大切な友達だったんです。

 

 

 

 

石投げ遊びをしていた男の子たちの間では、

 

誰が投げた石が当たったのかが大きな視点となっていました。

 

 

 

今考えるとひどい先生だな、と思いますが、

 

あのS先生は、みんなを机の上にうつ伏せにさせて、

 

「山部に石を投げたやつは黙って手を上げてください。」と言いました。

 

 

 

昔はみんなの前でそんなことをさせるほど、

子供の気持ちを考えない先生もいたんですね。

 

 

結局誰の石が当たったかよりも、

石投げをすることの方が問題なんですけどね。

 

 

それから間も無くして、

山部君は学校をやめました。

学校側が犯人探しなんかしていたら、

居づらくなってしまったんでしょう。

 

 

 

一言もお別れが言えなかったことを今でも後悔しています。

 

 

それから、彼がどうしているのか、知る術もありませんでした。

 

 

 

今でも忘れられないあの時の思い出。

 

だから、誰かに向かって石投げをしてる子供は容赦なく怒ります。

 

理由も言わずに話さなくなった私からの、

 

それがせめてもの山部君へのお詫びの気持ちです。

 

 

 

 

そして、頭のいい山部くんは、

 

きっとこの境遇を乗り越えて、

 

幸せにいてくれることを願っています。

 

 

 

もう一つ学んだことがあります。

 

私にも大好きな気の置けない友達が何人かいます。

 

でも、お互いに親友だなんて言い合ったりしません。

 

言わなくてもお互いを認め合っているからです。

 

そんな言葉で繋ぎ止めていなくても、

 

いつもそこにいてくれます。

 

 

 

 

もう一つ確実に決めたことがあります。それは、

 

「あなたは、私の親友だから。。。」

 

なんて軽はずみに言う人のことは、

 

信じないことにしました。

 

 

 

いつも応援ありがとうございます。

宜しければポチッと一押しご協力ください👇

PVアクセスランキング にほんブログ村