PVアクセスランキング にほんブログ村

 

 

 

 

日曜日の朝、8時ごろに目が覚めた。

 

起きたら夫くんはいなかった。

 

早朝に会社へ出勤したようだった。

 

朝ごはんちゃんと食べたんかなあ、と台所に行ったら、

 

金曜日に買った、固くなり始めてるオリーブパンの欠片が残されてた。

 

 

棚には新鮮なパンも置いてあるのに、

敢えて古いこのパンをかじって会社に行ったみたいだ。

 

 

スイス人の会話にこんなのがある。

 

    ダウンダウンダウン

 

 

嫁「ねえ、このパン、固くて食べれないよねえ。」

 

夫『Altes Brot ist nicht hart. Kein Brot , das ist hart!

 

これは、昔からスイスでよく話される、慣用句または諺みたいなもの。

 

 

 

これを日本語に直すと、

 『古いパンは固く(ハードで)ない。パンがないこと、それがハード(厳しい)だ

 

英語の方がわかりやすかもなので、英語に直すと、

 『Old bread is not hard. No bread is hard』

 

ちょっとわかりにくいかもですが、

ドイツ語で  hart は、『固い』と『厳しい』という2つの意味がある。

 

 

簡単に言うと、固いパンなんて何てことはない、ということですね。  

パンが手に入らなかった頃の貧しい生活に比べれば、

固いぱんであってもそれを食べられる時代になっていることへの

一種のひねり文句でしょうか。

 

いい言葉だと思います。

沢山の物で溢れている今の時代への皮肉とも取れますね。

 

 

 

 

この慣用句、まさにスイス人がどんな人かを表しています。

 

もちろんいろんなスイス人がいるし、若い人は特にかなり変わってきてはいるけれど、

スイス人的な気質をちょっと書いてみました。

 

 

ここで登場するのがうちのお義父さん。

もう81歳なんで、今のスイス人とは言えないけれど、

スイス人の気質をしっかと根強く持った、スイス的生活をしております。

 

 

 

スイス人は質素な人が多いビックリマークビックリマーク

 

 

先に断っておきますが、これはスイス人全員がしてることではないよ。

 

まあ、私の一番近くにいる、夫くんとお義父さんのお話です。

 

私の愚痴(笑)だと思って聞いてくだされキョロキョロ

 

   ダウン   ダウン   ダウン

 

✅ 無駄なものをやたらと買わない

 

  目新しいものがあっても、家にまだ使えるものがあれば買いません。

 

  クリスマスにお義父さんにプレゼントしたチャッカマンのようなもの、

  全く使ってくれないえー?えー?

 

  まだ古いのが使えるから、新しいのは下ろさないのよね。はいはい。

 

買い物カゴのイラスト(中身なし)

 

 

✅ リサイクルして使うものが多い

 

  お義父さんの家の棚を開けると、とにかくリサイクルで使っているものが多い。

 

  ヨーグルトの容器、

  バターの容器、

  商品を包んでいるビニール袋

  果物などを入れていたプラスチックの箱

 

  こう言うものを綺麗に整理して保存していて、

  残りのご飯入れにして冷蔵庫にしまったり、

  私たちに持たせるスープ入れにしたり、

  とにかくリサイクルしてる。

 

  ものを捨てないことは、徹底している。

  

  冷蔵庫に古いものがあると、夫くんは自分で食べてくれる。

  私が、冷蔵庫のものを捨てると、すごく機嫌が悪くなる。

 

 

 

✅ 時間をきっちり守る

 

  昔からよく言われているのは、

 

  「スイス人を家に招待すると、招待されている時間よりも前にきて、

 

  その時間まで家の前で待っている。」

 

  というスイス人の律儀さを笑うような名言があったりする。    

 

 

       体内時計のイラスト(全身)

 

 

 

  実際にはそんなことはないが、

 

  スイス人の時間への執着心はすごいものがある。

 

 

  うちの夫くんなんて、お義父さんの家に行く時間さえも、

  遅れそうになると、すごく焦ってる。

  大概私のせいで遅れるので、機嫌もわるくなってくる。笑い泣き

 

 

  そしてここがポイント。どうしてこれが『質素』かと言うと、

  万一遅れて着いても、言い訳は一切しない。

 

  言い訳をしない分、絶対遅れないようにしてる。

  時間にきっちり来ることは、相手に対しての気配りなのだ。

 

  そう言うところがシンプルでいいと思う。

 

 

 

✅ 文句を言うのを嫌がる。

 

  スイスのお店って日本に比べると100倍サービスが悪い。

 

  理不尽なことをされると、私は文句を言いたくなる。

 

  でも、夫くんもお義父さんも文句を言わないで、諦める。

 

  喧嘩をしたりする時間を無駄だとおもっているのか、

 

  いざこざになるのを酷く嫌がる。

 

  そのせいで、私ばっかり悪者なんだけどね〜👺

 

  なんでも複雑にしたくない。ややこしくしたくない。

 

  私みたいにそこまで腹も立たない。

 

  

 

✅ 人に道を聞かない

 

  夫くんと旅行をして、いつも思うのが

   道に迷っても、人に道を聞いたりしない。

 

   まず、パリの街とかに行っても、

         地図を持って探しながら歩くとか絶対できない。

 

   一度ロンドンで、空港から間違った電車に乗ってしまい、

   夜も遅かったので、誰かに聞きたかったのに、

   夫くんも息子くんも聞くのを嫌がる。

  

   ロンドンでバスに乗り間違えたかも、、と気づき(よく間違える💦)、

   バスはどんどん走っていくし、

   運転手さんに聞いてみようよ〜と言ったけど、

   結局私が聞く羽目に。

 

   あれ、聞いてなかったら、ロンドン郊外にどんどん走って行ってたぞビックリマークビックリマーク

 

   全く💢💢 私より英語喋れるくせに。😡

 

   とにかく、他の人に迷惑のかかること、絶対したがらない。

 

 

 

   嫌になる。こう言う時、ほんと旅行一緒に行きたくなくなる。イラッイラッ

 

 

   

旅行中の若者のイラスト

 

  でも、よぉく考えてみると、旅の醍醐味は地図を持って、

  ガイドブックに書いてある観光地やレストランを

  探すことではないのかもしれない。

  (それはそれで、私にとっては楽しみの1つだけど)

 

  あの人たちにとって、

  道に迷うことや、間違った電車やバスに乗って困ることは、

  旅の醍醐味なのかもしれない。

  

 

  結局解決するのは私なんだけど。

  旅行の仕事をしていると、

  その辺のところを任せられることが多くて疲れるわイラッイラッ  

  

  

 

 

✅  昔々のパジャマをまだ来てる。

  昔々の靴下をまだ持ってる。

  昔々のTシャツ、絶対捨てない。

 

 

   私にいつもヤイヤイ言われて、最近は捨てるようにはなってきたけど、

   時々信じられないような色の、

   ゴムが切れそうなパジャマのボトムを履いてる。

 

   靴下はしょうがない。

   亡きお義母さまの編んでくれた靴下は大切に持っておくべき。

 

   でも、いくら亡きお義母さまが買ってくれたとは言え、

   ボロボロの下着や靴下は捨てようよ〜💦💦

 

   Tシャツもジーンズも、

   やっとこさこの5年ぐらいで処分してくれたものも多い。

   でもやっぱり愛着のある服はなかなか捨てられない。

 

   買い物に行ったら、私や息子くんが欲しいものは

   あんまりケチらず買ってくれるのに、

   自分のことになると、

   あんまり新しいものに興味がわかない。

   マジで地味や。。。

   

 

✅  実家の倉庫にすべての歴史が残されている

   

   小さい頃に遊んだおもちゃ・カード・コレクション・学校の作品などなど、

   全て全て実家のケラー(地下の倉庫)に大切に保管されておる。

 

   うちの息子くんは夫くんが遊んだレゴで遊んでた。

 

   学校の作品とかもたんまりある。

 

   夫くんのお姉さまの分も、仲良く並んで保管してある。

 

   これ、せめて半分に減らそうよ〜。

 

 

 

✅  スイス人のお家が綺麗なのは、いらないものがないから

 

   日本人のお家(私のお家も)って綺麗に片付けてても、

 

   なんとなく色んなものがごちゃごちゃ置いてありません?

 

   その方が落ち着くっていうのは、私にもあるけれど。

 

 

 

   スイス人のお家って、なんかスッキリしてます。

 

   それはいらないものを飾らないから。

 

   まして、この前買った、ユニバーサルスタジオのエルモちゃんなんて、

 

   棚に飾りません。

 

   そもそも、エルモちゃんなんて買いません(笑)

   

   

 

                      ⏫私はこんなの買うの大好き!

 

 

 

買い物大好きな嫁と、

スイス的質素な生活をしているお義父さんの息子(夫くん)との

あまりにも正反対の生活。。。

 

 

よく22年も続いてたもんだ。

           

 

 


 

 

私のように贅沢妻には、いい歯止めになる家族に恵まれてるんだと思います。

 

『便利なもの』『新しいもの』が欲しくなると、

 

『使ってきたもの』『古いもの』はゴミとなります。

 

 

「どうせ安いんだから、買ってみよう!」止めよう!って思います。

なかなか実行に移せていませんが、

質素な生活を送るお父さんのお家に行くと、

いつもその決意を思い出します。

 

 

 

 

 

まあ、まだまだスイス人のことはこんなもんでは語れませんが、

 

とりあえず今日は、スイス人の質素な生活をお送りしました〜。

 

 

 

 

 

 

今日のお昼ご飯は

 

 

 

イワシのトマトソース煮

炊き込みご飯(人参、ごぼう、ひじき、椎茸)

茄子の味噌汁

 

でした〜。オンライン授業で忙しい息子は、炊き込みご飯3杯食べてました。

 

 

 

今日はこの『イワシの缶詰』を使って『スイス的、質素料理』を作りました。

 

結構美味しかったので、ご紹介しますね。

料理の写真は撮ってないです〜ウインク

 

 

1. イワシの缶詰の中の、イワシとお汁を2つに分けましょう。

 

2. フライパンにガーリック・玉ねぎを入れて炒めます。

 

3. そこにイワシの缶詰に入っていたお汁と、塩胡椒、

  じゃがいも(一個を一口大に切る)、水100mlを2に入れて、蓋をして7分ほど煮ます。

 

4. そのフライパンにイワシとトマト缶をいれて、蓋をしてまた5分ほど煮ます。

 

5. お皿に盛って、パセリをかけたら出来上がり〜音譜音譜

 

 

 

自粛生活の時期なんで、

こういう質素生活に合った一皿、メニューの1つになるかもです。

 

缶詰のお魚って栄養もたっぷりですよ。

 

全部残り物を使いたかったので、

今日はスイス的ご飯にしてみました〜!

 

 

ランキング参加しております。ぽちっと👇ご協力お願いいたします。

にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村