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今日は、Dr.Morant(モラン医師)の最後の診察の日でした。

 

ドクターモランは、ラッパースヴィルでがんセンター『ZuTuP』の癌専門医です。

 

 

 

 

 

 

 

今年の春で、彼は医師を引退(penshioniert ペンショニエルト)します。

 

初めの数年は3ヶ月に一度、それからは半年に1度の頻度で診察をして頂いていました。

 

 

私の今までの人生の中でいちばんいちばん(二回言わんでいい。ラブ)好きなドクターです。

 

もう治療が始まってから10年も経ったんやぁぁ。

 

長かったような、あっという間やったような。。。

 

ドクターモランのおかげで、いつも前向きでいられた年月だったんです。

 

 

検査の結果がなかなか出なくて辛い時も、

 

忙しい中、検査結果の状態を自ら聞いてくれて、

 

『大丈夫だったよ。』と電話をくれたり、

 

どんな時でも、いつもいつも励まし続けてくれました。

 

 

 

日本食が大好きで、

 

引退したら、日本に旅行に行きたいと言っておられます。

 

お寿司を作って、みんなに持って行ったこともありました。

 

こんなこと、普通あかんやんね。笑

 

本当に心強くて、ただただ、ドクターモランについていけば大丈夫って

 

安心して重ねた10年でした。

 

 

本当にありがとうございました! そして長い間お疲れ様でした!

 

これからもお元気で!  笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 

 

 

普通はお医者さんとツーショットなんてありえへんよなぁぁぁ。

でも、ドクターモランは特別や〜ラブラブラブラブラブラブ

 

 

クラッカー クラッカー クラッカー クラッカー クラッカー クラッカー クラッカー クラッカー クラッカー クラッカー クラッカー クラッカー クラッカー

 

 

 

実は私、10年前に乳がんを発症したんです。

 

まだ息子くんが6歳のときでした。

 

宣告された時は、

 

『ああ、この子の成長が見れないのか、、、』と思ったものです。

 

 

私が1ヶ月間、放射線治療に毎日通ってた頃の息子くん(6歳)

 

チューリッヒ大学病院までのトラムでいつも無邪気にはしゃいでて、私もなんだか楽しく通院してました。

ドキドキドキドキドキドキ息子に感謝感謝ドキドキドキドキドキドキ

 

 

 

 

 

あの頃は息子もまだまだ甘えん坊で、

 

私に思い切り飛び乗ってきたりして、

 

頭なんかにもぶつかってきて、

 

何回、星キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラを見たことか!!

 

鳥も見たな〜ぴよぴよ頭の上で回っとった笑い泣き笑い泣き

 

 

 

でもね、

 

そのおかげで乳がんを初期に見つけることができたんです!

 

どうも息子くんが左側の胸の上にドンって飛び乗ってくると、

 

痛いな〜と思っていたんです。

 

右側に比べると、いつも痛みが強いというか。。。

 

 

 

癌って痛くないよ、なんてよく聞きません?

 

あれ!嘘ですよ笑

 

部位によっては、痛みを伴うこともあるんです!

 

痛いなあと気になりながらも、忙しさにかまけて少しだけ放っておきました。

 

 

ある日、カナダにいる親友から電話がきました。

 

 

 

2ヶ月ほど前に電話で話した会話がこれです。

 

『婦人科の検査なんて言ったことない。』という彼女に、

 

半年前に触診をしてもらっていた私は、偉そうに

 

『え〜!! Y子ちゃん、それはあかんよ〜!ちゃんと検査は行っとかなぁぁぁ』

 

 

 

 

そして今回の電話。

 

『アキショルフちゃんがあんまり言うから、婦人科行って検査してもらったらね、、、

 

私、乳がんだった〜!!!!!』

 

 

目 目 目 目 目 目 目 目 

 

なんとおおおおおおおお!!!!! 

 

ビックリマーク ビックリマーク ビックリマーク ビックリマーク ビックリマーク ビックリマーク ビックリマーク ビックリマーク 

 

 

彼女は青天の霹靂だったようで、それでも初期で見つかって本当に喜んでいました。

 

 

んで、彼女と話してる時に、ちょっと左側のおっぱいを触ってみた。

 

そういえば、ここのところ息子が乗ってきた時、痛かったよな。。。。

 

んんん???

 

なんか、しこりっぽいな。。。これ、、、

 


 

急に気になってきて、

1ヶ月後、息子くんと二人で日本に里帰りした時に、

ひょこっとマンモグラフィーの検査を受けてみたら、、、、

 

 

私にも初期の乳がんが発覚!!

 

 

ちょ、ちょっと待ってえや!!!!!!!!

 

 

私がガンはてなマークはてなマークはてなマークはてなマークはてなマークはてなマークはてなマークはてなマーク

 

( があああああん、ってそういう冗談やめようね。)

 

 

うそやろ〜〜〜ガーンガーンガーン

 

 

 

 

悪いところはすぐに切ってもらえるんだと思いきや、

 

転移してるかどうかの検査が始まるのが、

 

1ヶ月後はてなマークはてなマークはてなマークはてなマークはてなマークはてなマーク ショックショックショック

 

 

検査の予約がいっぱいやねんてポーン ポーン

 

 

それで検査が終わって、手術ができるのは2ヶ月後ぐらいらしい、、、って、、、

 

 

その間に転移したらどうするん!?!?!?!?!?!?!?

 

 

 

 

結局、家族がいるスイスで手術することを決意して、

なんとかCT(コンピュータートモグラフィー)だけを翌日に入れてもらえることとなりました。

 

 

母に付き添ってもらってたもので、

なんか母にも申し訳ないし、カゼ

宣告した時の女医さんは、なんか意地悪でサ。。。真顔

 

 

母の友達に病院の待合室で見てもらってたうちの息子くんが、

 

私を見つけてママ〜〜〜ラブラブラブラブラブラブラブラブラブラブ って走ってきた時は、

 

なんかもう居た堪れない気持ちになりましたえーんえーんえーんえーん

 

音の出る靴を履いた子供のイラスト

 

 

 

病院で支払いをしながら、

 

なんだか自分だけあっち側の人で、受付の人も私の母も、みんなみんなこっち側の人。。。

 

っていう感覚。

 

ふわふわした感じ。ここはもう天国??

 

天国のイラスト(背景素材)

 

でも、不思議にそこから自分をエスケープさせたいと言う気持ちが働いて、

 

なんかこう、、、投げやりな気持ちになったのを覚えてる。

 

 

 

幸運にも帰り際に寄った、病院内のガン相談室のSさんが本当に親身になって話を聞いてくれて、

 

なんとかその日はやり過ごしました。

 

 

 

その日の夕方、「ほんま、えらいことになったなあ。。。」

 

と心配している父の後ろ姿が今でも忘れられません。。。

 

 

 

 

親友のみぃちゃんと夜に電話で話して、泣いて泣いて酔っ払い

 

いろんな友達に電話して励ましてもらって、

 

母のお布団の中で泣きながら眠りました。子供みたいに。

 

 

 

翌日、CTの検査の日。

うちの息子くんが熱を出しダウン。

 

私の辛いのを全部背負ってくれたようだったわ。。。

 

それで急遽、母は家にとどまり、息子を見てもらうことに。

 

 

そこへ親友のみぃちゃん、現る。

 

そして、昨日の晩、これ作ったって、

 

手作りのお薬入れと本のカバーお揃いで持ってきてくれた。

 

 

ドキドキ今でも大切につかってますドキドキ

 

 

「アキショルフ、病院誰と行くん?」

 

「え?息子くんが病気やから、一人で行くわ。」

 

その頃、父も透析で病院通いだったもので。

 

 

そしたら、みぃちゃん、受付として働いている病院に電話して、

 

『すみません、今日、大切な友達の病院の付き添いで、どうしても休ませてもらいたいんです!!』と嘆願。

 

え?あの婦長さん、結構怖くなかったっけ??

 

 

 

そして、みぃちゃんは、私の病院付き添いに来てくれたのでした!!

 

 

CTの検査を待っている時、待合室で

 

みぃちゃんが

 

『ねえ、きっと10年後も20年後もふたりで旅行したり笑ったりしてるはずや。

 

こんなことがあったなんて、その時には笑い話になるわ!!』

 

 

って言ってくれて、

ほんと気休めの慰めでなくて、

 

心にすっと入っていった言葉やったな。。。

 

 

みぃちゃんの優しさ、

 

死ぬまで忘れへんな。

 

 

そして、CTの結果は?????

 

 

。。。明日に続きます。

 

 

 

 

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