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21年前にスイスにやってきて

 

フランス語の学校に一年ちょっと通い、

 

意外と早い時期に

 

ジュネーブの旅行会社に仕事が決まった。

 

 

まだそのころは、日本人の団体旅行も多くスイスを訪れていて、

 

ジュネーブのその旅行会社も広いオフィスが、ホテル・交通・レストランなど多くのセクションに分かれていて、

 

30人以上の従業員で賑やかでした。

 

 

私は、インカミングのホテルセクションに配属され、日本からくるお客様が滞在するホテルの予約を担当していた。

 

 

その後間もなく、アウトゴーイングのセクションに配属が変わり、

 

たった一人で、スイスから日本への旅行予約係になって会社の入り口近くに座ることになる。

 

 

これが悪夢の始まりで、一人で全部しなくてはいけない残業続きの中、

 

当時住んでいたVeveyから1時間のところにあるジュネーブへの往復だけの毎日で

 

ジュネーブの街のことをさほど知らないままの数年を過ごした。

 

 

 

そんな生活の中でも、少しだけ楽しめたのがお昼ご飯の1時間。

 

おぼつかないフランス語で、会社のスイス人と一緒にランチを食べによくオフィスを出た1時間が、

 

ほんのひと時、ジュネーブの町と触れ合える時間でした。

 

 

 

昨日はそのジュネーブの町に約14年ぶりに行ってきました。

 

うちの息子くんが2歳ぐらいのときに、一度ジュネーブに遊びに来たことがあります。

 

 

 

 

 

ジュネーブはチューリッヒから電車で約3時間のところ、

 

フランスとの境界線最西端にある、スイスでは第二の都市です。

 

『ジュネーブはスイスではない』なんて言われるほどのコスモポリタンの町。

 

様々な文化が混じり合っている、他の都市には感じない国際的な雰囲気を持っています。

 

 

 

その理由は、このジュネーブにたくさんの国際機関が集まっているからです。

 

まずその始まりは、第一次世界大戦後に国際連盟の本部が、ここジュネーブに設置されたこと。

 

その後第二次世界大戦後には国際連合欧州本部・国際労動機関や赤十字国際委員会などなど、

 

20余りのとても重要な国際機関の本部が設置されました。

 

 

 

そしてジュネーブは歴史的に有名な、宗教改革を行ったカルヴァンの町です。

 

保守的な思想の強い国王下にあった中、革新的な考えに寛容的だったジュネーブなので、

 

ジャン・ジャック・ルソー、バイロン、レーニンなどがこの地ジュネーブを憩いの地としました。

 

 

そして19世紀後半からは、その頃ヨーロッパでも大国だったイギリスの貴族が、

 

休暇の場をして訪れるようになって、一挙にブームとなりました。

 

 

ここには、ヨーロッパで有名になっていった時計や宝石貴金属の商店が栄えて、

 

ジュネーブは大きな商業としても栄えるようになっていったようです。

 

 

 

 

人口約19万人ほどのこの町は、

 

フランス語が主要な言語ですが、

 

国際的な町なので、英語がどこにでも飛び交っています。

 

 

レストランやホテルは勿論のこと、町を歩く人々のほとんどが英語を流暢に話します。

 

だから、スイスに来て数年の私にもお仕事ができたのです。感謝感謝。

 

会社の中も、英語とフランス語いつも飛び交っていて、

 

英語で聞いて、フランス語で返事したり、、、なんて

 

日常茶飯事でした。

 

 

駅から徒歩10分ほどのところにあるレマン湖岸には高級ホテルが立ち並び、

 

町はローヌ川を挟み、左岸は旧市街、右岸は新市街に分かれています。

 

 

お天気のいい日は、モンブラン橋でレマン湖を渡るのがとても気持ちいいですし、

 

ジェッドー Jet d'Eau という大噴水の迫力は圧巻です。 

 

 

このジェッドー,

 

140メートルの高さまで吹き上げられ、なんと、毎秒500リットルの速さにもなるそうです。

 

 

残念ながら、今回は強風のためジェッドーは見ることができませんでした。

 

いつもあるものが見られないのは、なんとなくジュネーブらしくなく、

 

ジェッドーはジュネーブのシンボルなんだな、とつくづく感じましたわ。。。

 

 

 

ジュネーブの駅の名前は実は「ジュネーブ駅」ではなく、

 

「コルナヴァン駅」と言われています。

 

だから、地図にも「コルナヴァン駅」としか書かれていないので、ご注意を!

 

 

 

 

コルナヴァン駅からはフランスゆきの新幹線TGVも走行しています。

駅の中にすでに税関があり、そこを通り過ぎてから電車に乗る形です。

 

だから、スイスでのお買い物のタックスフリーの手続きは、ここで行わなくてはいけません。

 

ここから電車に乗るときに『エアポート行き』とか帰れていたら、

 

それがジュネーブ空港行きなのか、チューリッヒ空港行きなのか確かめてくださいね。

 

『そんなこと、わかっとるわ〜😡』

 

と怒られそうですが、

 

出発前のお急ぎの時に、

 

とんでもないところまで連れて行かれちゃいますよ〜!!

 

 

 

コルナヴァン駅、

 

トラムやバスがここから各場所へ運行しています。

 

ところで、ジュネーブ市内のトラムやバスは、ジュネーブのホテルに宿泊する旅行者は無料って知ってられましたか?

 

私は、知りませんでした💦

 

ジュネーブもこんなに観光者に優しくなっていたなんて。

バーゼルの街もそうなんですけどね。

チューリッヒはまだまだそこまでは、、、

 

まずはジュネーブ市内のホテルでチェックインすると、

通常は自動的に『トランスポートカード Geneva Transport Card)を

フロントデスクでもらえるようです。

 

これがあると、ジュネーブ市内であれば、トラム・バス・ボート・SBB(ジュネーブ空港行きなど)

 

が滞在中は乗り放題になるお得なカードです。 画期的!

 

そのカードの裏側には、滞在しているホテル名と滞在期間と名前が書かれてあり、

 

他の人が使えないようなっています。

 

 

もしかしたら、検察官にパスポートを見せるように言われることもあるかもしれませんね。

 

ホテルをチェックアウトした同じ日であれば、空港までの電車やトラムなどにも有効です。

 

 

フランス領はすぐおとなりさんですが、フランス領に入ると有効ではないので、ご注意くださいね。

 

 

コスモポリタンの街ジュネーブ。

 

ここでは様々な国のレストランがお楽しみになれます!!

 

 

明日は、ジュネーブで食べた、ポルトガル料理と、メキシカンのバーのお話と、

 

旧市街の素敵な景色をお届けしますね。

 

 

お楽しみに。

 

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