「最後に選んだ女性を速攻で振り、自分で落とした女性を口説きに行く」という、番組のルールを見事に無視した後日譚で物議をかもした「バチェラージャパン/シーズン3」。
勝手すぎない?という声もあるものの、男性心理については学ぶところが多々あります。
今回は「バチェラージャパン3」に見る男性の本音、と題して、にわかには信じがたい、でも実際には「あるある」な男性の心理に迫ってみたいと思います。
主義主張は話半分で。好きな子のためならあっさり折れる
当初、バチェラーが強く望んでいた条件は「神戸にお嫁に来てくれる女性」。
しかし、本命女性が「神戸での生活はまだ考えられない」と言うと、あっさり前言を撤回。
「大阪だから近い♡」などと盛り上がっていたほかの女性たちはあっけにとられたのでした。
男性の言う「今は結婚を考えてない」「東京以外に住む気がない」など、ライフスタイルに関する発言は、あまりあてにならないもの……。
重要な話題ゆえ、女子も「そりゃそうかな」と受け止めがちですが、特にそこに深い考えはないこともあるんです。
本気で好きな子が出てきた瞬間に、それまでの主義主張を捨て「俺が合わせる」となることも少なくありません。
簡単にこれを言うのは、女子が折れてくれて、自分の生活を変えずに済めばラッキー!というだけのこと。
強者の余裕が言わせる、「想像力ゼロ」のセリフにすぎないのです。
やらされてる感は苦手!自分で選びたい
番組終盤、バチェラーの実家訪問イベント。3人まで絞られたどの女性も、彼の家族と和やかに過ごしました。
しかし「どの女性が自分と合うと思う?」というバチェラーに、家族が満場一致で推したのは、彼の期待と違う女性。
自分で聞いておきながら「人を比べるっていうのは、違うと思う」「俺は自分が結婚したい人と結婚するし……」と不機嫌になるバチェラー。
いやいや、あなたが質問したんですよね……?え、ちょっと待って、家族は率直に答えただけでしょ……?と視聴者も思わず2度見の瞬間でした。
いいと思っていても、「自分が」選ばなければ大事にできない。やらされている感は嫌い……。そんな男性は少なくありません。
自分の期待と違う女性を推されて露骨に機嫌を損ねたバチェラーも、そのタイプなのでしょう。
また、バチェラーのことが大好きで、選ばれたい!という女性たちと違い、「好きかわからない」とバカ正直だった本命女性。
これもまた「追いたい欲」に火をつけた要因です。
告白でもプロポーズでも、いかに「自分がしたくて、こうした」という意識を男性に持たせるか、知恵の絞りどころといえそうです。
「好きなルックス」には、ボディタッチも性格美人もかなわない
ラストローズを渡した女性を1か月で振って、バチェラーが最後に選んだ本命女性。
実は序盤のデート以降、二人はしばらく、ろくに話もしていません。
しかしローズセレモニーでは毎回、早い段階でローズを渡しており、バチェラーにとって彼女は「ほかがどうあれ、残す枠」だったようです。
ほかの女子が「露骨なボディタッチ」「結婚後のビジョンを語る」など、あの手この手でアピールする中、気持ちが冷めたようにも見える本命女性の言動を強引なほど好意的に解釈します。
事実として、「好きなルックス」の前には、恋愛テクも性格美人も、歯が立たないのです。
男性の恋愛がビジュアルから始まりがちなのはよく言われるところ。見た目がタイプにバシッとハマればハマるほど、強力な恋フィルターがかかります。
つれない態度も「そっけなさが萌える」、わがままも「自分の芯がある」と変換され、より恋心をあおることに。
「美女」ではなく「好みのタイプ」であることが何より大事なのです。
「結局顔かよ」です……が、この心理は頭に入れておいて損はないはず。
その事実を知っていることを「有利に使える」か「どうせ私なんて……と考える」かで、あなたの恋の結末も変わっていくかもしれません。
自分本位に見えますが……
芯があるようでない言動に、ツッコミどころも多い、三代目バチェラー。
でもそれも、女子を結婚相手としてシビアに見ているゆえですし、一般の男性の中にも似た性質を持つ人は数多くいます。
自分本位に見えるこんな本音も、頭の隅において彼らと接したいものですね。
反対に言えば、これらをしっかり押さえて対策を練るだけで、思いのほか簡単に気になる彼の思いも捕まえられるのかも……?
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