Facebookを使った人格診断テストが面白い 英ケンブリッジ大学が制作
GoogleやFacebookなどのIT企業は、あなたのオンラインでの行動を絶えず監視している……といっても過言ではない。これはユーザーが “どのような商品に興味があるか” などの情報を入手するためだ。
だが、IT企業が集めたデータから得られる個人情報は、買い物に関する情報だけではない。“多くのユーザーが知らぬ間に個人情報を収集されている” という現状を懸念している専門家は多いが、一般人の我々にはなかなかピンとこないのも事実!
そんな中、英ケンブリッジ大学の研究者が、従来とは違った方法で警鐘を鳴らし話題になっている。それはズバリ……Facebookを使った人格診断テストである。どんな感じで診断されるのか? 私(ゴールド土方)とGO羽鳥が実際に試してみたぞ!!
・Facebookでログインするだけ
ケンブリッジ大学が作成した人格診断テスト『ApplyMagicSauce(以下:AMS)』を受けるのは無料、ならびにチョー簡単だ。PCのブラウザでAMSのページに行って、「Predict My Profile」というボタンを押してFacebookにログインするだけ。たったこれだけだ。
・何に「いいね」したのかで推測
すると、ユーザーがどのような Facebook ページに「いいね」しているかというデータを元に、ユーザーがいかなる人物かを診断する。
AMSが診断する内容は、ユーザーの年齢や、心の性別、付き合っている人がいるか、知能、人格の5大要素、政治的志向、性的趣向など多岐にわたる。これが全てFacebookで何に「いいね」したのかで推測できるというのだから驚きだ。
・実際にやってみると?
そんなわけで私も実際にテストを受けてみることに! すると……思ったよりは正確な結果だ。実は私、あまりFacebookを使わない。多く見積もっても、今まで「いいね」を50回くらいしか押してないのだが(一般的ユーザーの平均:227)、それにしては随分と正確だ。
年齢も1歳の誤差内、性格も、政治的志向や興味がある分野も納得の診断結果。心の性別がやや女性よりなのは……まあいいだろう。ちなみに知能は51%と平均的……ほ、ほう……ほうほう……ワ、ワーイ\(^O^)/ ともあれ、データが少ないなかで、ここまで診断するのはスゴイ。
・「いいね」だけで色々わかる
今回の心理テストの面白いところは、映画や音楽、そしてどんなニュース記事を「いいね」したかという限られた情報だけでも、ユーザーがどのような人物かということが推測できてしまうということだ。
その仕組みを適当な例を使って説明するとこういうことだ。例えば架空の映画『ゴールド土方ケンブリッジ物語』を「いいね」するユーザーの80%が25歳から45歳の間、30%が男性、70%が女性、20%が保守的、80%が自由主義者だとしよう。もしあなたが『ゴールド土方ケンブリッジ物語』を「いいね」したとしたら、あなたは70%の確率で女性だということになる。
同様にあなたが「いいね」した他のページに関するデータを利用して、ユーザーの年齢や性別、政治的志向などを絞り込んでいくわけだ。
・Facebookはあなたを知り尽くしている
今回ケンブリッジ大学の研究者が作ったテストは、Facebook社が実際に使っているアルゴリズムをものすごく単純化したものだ。
ここでFacebookが入手することができるデータを予想してみよう。あなたの性別や年齢はもちろん、どれだけFacebookを利用しているのか、何時に、どこで利用するのか、どのような友達がいるのか、どのような単語をメッセージでよく使うのか……などなど、挙げ始めたらキリがない。
Facebook社がデータ解析に投資すれば投資するほど、こういったデータから “より正確な人物像” を描くことが可能になるだろう。実際にFacebook社がどこまでの技術を持っているかは不明だが、今回ご紹介したAMSの何十倍も正確なのは確かだ。
──少し硬い話が続いてしまったが、ちょっとした暇つぶしにAMSを試してみると楽しいぞ。みんなも是非やってみてくれ! なお、記事下に紹介するGO羽鳥の診断結果の後に、AMSに出てくる英単語の呼応表も用意してみた。参考にしてほしい。
参照元:Apply Magic Sauce
執筆:ゴールド土方
外部サイト
痛む身体の部位でわかる心の状態 腰の痛みはお金の心配が原因?
ネガティブ思考が体に与える悪影響を紹介している
腰の痛みは、「お金の心配」が原因になっている場合があると筆者
精神と肉体には強いつながりがあり、感情が特定部分に影響を与えるという
貯金が減ると腰痛が増す!? 不思議なココロとカラダの関係
どうしても抜けない腰の痛み。何もしていないのに首の調子がおかしい…。もしかしたらその痛みは、心の不安が原因かもしれません。心とカラダは繋がっている、と断言するJoe Martino 氏。彼は「Collective-Evolution」の中で、ネガティブな思考がカラダに与える悪影響を紹介しています。
ポジティブorネガティブで
分泌されるホルモンが変わる
幸福や悲しみ、喜びから鬱まで。人間の感情は多様です。このさまざまな感情は、カラダに直接影響を与えます。
たとえば、幸福な時は脳がセロトニンやドーパミン、オキシトシンを分泌します。また、ストレスを感じている場合はコルチゾールが分泌され、攻撃的な気分になるのです。
このように、感情によって分泌される化学物質は異なります。
ネガティブな思考とポジティブな思考。ここからは、感情がカラダに与える影響を詳しく紹介していきます。
すべては捉え方次第で
プラスにもマイナスにもなる
私たちはものごとを、ポジティブかネガティブかを判断する時に脳をフル回転しています。どちらか一方に振り分けたいため、時間がかかってしまうのです。
たとえば車を運転をしている時のこと。何かあった時に、運転を突然やめ、感情のコントロールができずに怒り出す人。一方で、静かに車を止めて落ち着き、何事もなかったように走り出す人。
この二人は同じ経験をしていますが、一方は状況をポジティブに考えもう一方はネガティブに捉えています。この違いはどこからきているのでしょうか?
過去の経験すら
自分の捉え方次第で変わる
後ろ向きに捉えるか、前向きに捉えるか。すべては、受け取る側が定義しています。今までの経験やその時々の状況に対して、どのような視点を持つかで変わるのです。
過去の経験ですら、私たちの心や意識を変えることでまったくの別物に見えます。つまり捉え方次第では、どんな状況でも成長できるのです。
ここで大切なのは、感情が私たちの健康に与える影響が大きいということ。
「健康になりたいと望むなら、病気になる理由を取り除けばいい。これができるのは、他でもない自分だけなのです」ーヒポクラテス
腰の痛み=お金の悩み
心とカラダの深いつながり
精神と肉体には、強いつながりがあります。目で見ることはできませんが、心の状態がカラダに与える影響は計り知れません。
ポジティブな心はカラダの内面を変化させ、健康にしてくれます。一方ネガティブな心は、自分を傷つけ問題にすら向き合えなくなります。そして不健康な生活に陥ってしまうのです。どうしてそうなるのでしょうか?
私たちの感情や経験は、脳やカラダに記憶されます。精神的に傷ついてしまった時、カラダの一部に痛みを感じることはありますか?これは自分の放つ感情が、カラダのある特定部分に溜まっているからなのです。
ここからは、あるネガティブな感情がカラダのどの部分に影響を与えるのか紹介します。
・首の痛み=変化に適応したくない時や、身動きが取れない状態・肩の痛み=日常を楽しめていない時・背中の痛み(上の方)=誰からも愛されていないと感じる時・背中の痛み(真ん中)=罪の意識を感じている時・腰の痛み=お金の心配や、誰からも助けられないことに対して不安な時・肘の痛み=新しいことに挑戦する恐怖がある時・手首の痛み=動きずらいと感じた時・お尻の痛み=今のまま進むことへの恐れ。何も前に進めたくない時・膝の痛み=エゴや自尊心が強く、自分の考えを曲げられない時・足首の痛み=罪の意識からストレスを感じている時・足にできる腫れ=人生を楽しめていないと感じている時
ある部分に痛みや圧迫感がある。または怪我をしている場合。
その原因は心にあるかもしれません。普段の生活ではなかなか気づきませんが、これは事実。
心に問題があり、背中、膝、首、肩に慢性的な痛みを患った時は、物理的な方法で治療することはできません。どれだけお金と時間をかけても解決できないのです。一方、自分の感情と対話することでいとも簡単に痛みが消えていくもの。
病気になったり、カラダに痛みを感じているときは安らぎを求めているサイン。このサインは恐れるものではなく、真摯に受け入れるべきものなのです。
ネガティブな言葉には
毒が含まれている
生物学者のDavis Suzukiは、自著『The Sacred Balance』の中で興味深いことを述べています。
曰く、怒りや憎しみ、嫉妬などの言葉から吐き出された空気中には、毒素が含まれているとか。
この空気を1時間集めると、80匹のモルモットをも殺すのに十分な毒素になるそう。ネガティブな言葉が物理的に与える影響は、計り知れないのです。
忘れないでください。人間は、何が起きても人生を切り抜ける力を持っています。あらゆる出来事に対しどう捉えるかは自分次第。視座を変えていきましょう。
何か問題が起きたら、自問自答してください。感情をリセットすることができるか?他に見方はあるのか?など、一度落ち着いて考えてみましょう。原因を追究するのです。
仮にあなたが、病気だと心の中で思い続けていたら、決して治ることはありません。
自分の考えが、カラダに直接影響を与えていると気づくことから変わるのです。
Licensed material used with permission by Joe Martino via Collective-Evolution
外部サイト
高齢男性に女児が生まれる確率上昇 精子濃度が性別決定に影響
- 精子もある年齢を過ぎると老化することが分かってきたと筆者
- 研究から、精子の濃度は40歳が分岐点で1年ごとに0.78%ずつ減ることが判明
- 性別は精子が決めており、高齢男性の場合は女児が生まれる確率が高まるとも
精子濃度は40歳が分岐点 高齢男性に女児が生まれる確率上昇
文部科学省が7年ぶりに改訂した高校生向け保健体育の副読本は、医学的に女性は20代、30代から徐々に妊娠する力が下がり始め、40歳を過ぎると妊娠が難しくなるという説明をグラフとともに掲載した。研究では、女性の卵子は老化し、35歳で不妊治療した人のうち、子供が生まれた割合は16.8%、40歳では8.1%とかなり低い結果が出た。
それに対し、男性は高齢でも父になる有名人もいるため、精子の働きは年齢に関係ないと思われているが近年の研究で、精子もある年齢を過ぎると老化、妊娠させる能力が低下することがわかってきた。
獨協医科大学越谷病院副院長で泌尿器科の岡田弘主任教授に聞いた。
「精子の力を見るため、哺乳類のマウスの卵子に子供がいる人の精子と、いない人の精子を別々に入れて卵子の活性化する力をみました。精液検査では同じでも、子供がいる人の精子は、年齢が高くても卵子活性化の能力は低下しないのですが、子供がいない人の精子は35歳を過ぎると活性化の能力が落ちる結果になりました。不妊の原因は卵子だけでなく、精子の老化もあると考えられます」
他の研究では、精子の濃度は40歳が分岐点で、1年ごとに0.78%ずつ減ることがわかった。また、子供の性別は精子が決めているが、高齢男性の場合、女児が生まれる確率が高まる。
精子の染色体は23Yと23Xで、卵子はすべて23Xだ。23Y精子を受精した場合は46XYで男児になり、23X精子が受精した場合は女児となる。加齢によりY染色体をもつ精子が減るので、女児が生まれる確率が高くなる。つまり、年齢とともに精子の質も変化するのだ。
※週刊ポスト2015年9月25日・10月2日号
外部サイト
- 精子もある年齢を過ぎると老化することが分かってきたと筆者
- 研究から、精子の濃度は40歳が分岐点で1年ごとに0.78%ずつ減ることが判明
- 性別は精子が決めており、高齢男性の場合は女児が生まれる確率が高まるとも