こんにちは。
今回は、過敏性腸症候群を持つ私が甘酒を飲んだらお腹の不調が起きてしまったお話しをします。
食べて起きた体調不良の内容にも触れているため、お食事をしながら見ていると不快になる話も出てくるかもしれないのでお気を付けください。
過敏性腸症候群の方にこの体験が少しでも役に立てばと思います。
以前年末に急性胃腸炎でダウンしたときのことでした。
普段は飲まないようにしていますが、お正月にはお酒を飲もうと楽しみにしていましたが、それは叶いませんでした。
そんな状況の中ふと、お酒ではないものの甘酒ならお正月気分を楽しめそうだとひらめき、甘酒を飲んでみました。
甘酒には2種類あり、米麹からできたアルコールと含まないものと酒かすを溶かして作るアルコールが微量に含まれるものがあります。
私が飲んだのは米麹からできた甘酒でした。
お米は低FODAMPな食品であり、過敏性腸症候群の人が摂取するとお腹の不調の原因となってしまう吸収されにくい発酵性の糖質であるFODMAPが少ないと言われています。
米麹から作られている甘酒の原料は米のみ(正確には米麹のみ)なので、過敏性腸症候群持ちの私でも安心して飲めるはずだと信じ、食事と一緒に2回飲みました。
そして2回ともお腹を壊しました。
甘酒を飲んでから6~7時間ほどでお腹がゴロゴロと鳴り始め、激しくお腹を下してしまいました。
日を開けて飲んでも全く同じ症状でお腹を壊したこと、そして甘酒を飲む前後の食事はずっと白粥のみだったことからお腹の不調の原因は甘酒で確定しました。
体調が落ち着いてから調べてみたところ、米麹からできる甘酒は発酵することでオリゴ糖がたくさん作り出されることから、砂糖を使っていないのに甘くなるそうです。
オリゴ糖の中でもガラクトオリゴ糖とフルクタンはFODMAPのOにあたり、過敏性腸症候群の人が摂取するとお腹の調子が悪くなってしまう糖質であると言われています。
甘酒に含まれるオリゴ糖がどれなのかは不明ですが、甘酒を飲むとお腹を整えることができると言われていることから、甘酒に含まれているのは健康な人には良い影響を与える「吸収されにくい発酵性の」オリゴ糖である可能性があります。
つまり、過敏性腸症候群の人と相性の悪い糖質が豊富に含まれていたことから、私は甘酒を飲んでお腹の不調が出てしまったのだと考えられます。
全ての方に同じような症状が出るとは限りませんが、過敏性腸症候群でお悩みの方は甘酒を飲んだ時に不調が起こるのかどうか気にかけてみるといいかもしれません。
2024年1月追記
スーパーで売られているような小さな甘酒(125ml入りだったと思います)であれば1本飲んでもお腹の不調は起きなくなりました。
しかし、連日飲んでしまうとお腹を下してしまうのでごくたまに飲むようにしています。
以前は甘酒を飲むと確実に腹痛を起こして苦しんでいましたが、年に数える程でも甘酒を飲めるようになったのは喜ばしいことです。
長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました♪