こんにちは。

 

今回は、過敏性腸症候群を持つ私が食べると体に不調が出ることがある食べ物の大根についてお話しします。

 

過敏性腸症候群の方にこの体験が少しでも役に立てばと思います。

 

 

過敏性腸症候群の人が摂るとお腹の症状が悪化する原因となってしまう「発酵性のある吸収されにくい4種類の糖質」をFODMAPと呼ぶそうです。

 

このFODMAPを控えることでお腹の症状を落ち着かせることができ、FODMAPの多く含まれた食品を高FODMAPと呼びます。反対にFODMAPのあまり含まれていない食品を低FODMAPと呼びます。

 

大根にはFODMAPが少量しか含まれていないため、低FODMAPな食品であると言われています。

 

大根280gでフルクタンというオリゴ糖が許容量を超える程度含まれており、大根280gはおでんに入っている大根約2つ分です。

 

適量食べる分には問題が起きにくい食材と言えます。

 

私も少量食べる分には不調が起きにくいと感じています。お鍋に入っている大根を食べるとたまにお腹がゴロゴロ鳴ることがありますが短時間で治まりますし、基本的に火の通った大根でお腹の調子が大きく崩れたことはありません。

 

ですが、生の大根を食べると高確率でお腹が痛くなります。特に空腹時です。

 

空腹時に生で大根を食べると、まず激しい胃の痛みが起こります。その後に吐き気と腹痛が起こり、しばらくお腹を下してしまいます。お腹を壊す症状が落ち着いても、胃の痛みが出続けることもあります。

 

調べてみたところ、これはFODMAPが許容量を超えたからではなく、大根に含まれる消化酵素が原因のようです。

 

この酵素には消化を促すために胃酸を多く分泌させる作用があり、その胃酸で胃が傷つきお腹を下すことがあるようです。

 

健康な人が食べる分には消化を手助けしてくれる作用のある酵素のようなので、私の弱った胃では胃酸が出すぎてしまうのかもしれません。

 

しかし、健康な方でも空腹時に生の大根を食べるとお腹の調子が悪くなることもあるようなので気を付けた方がいいと思います。

 

①火を通した大根はおでんに入っているような輪切り2つ分まで

②生の大根は空腹時に食べない

 

この2つを守れば、お腹の調子を崩すことなく大根を食べられるはずです。

 

全ての方に同じような症状が出るとは限りませんが、過敏性腸症候群でお悩みの方はどんな調理法の大根を食べると不調が起こるのかどうか気にかけてみるといいかもしれません。

 

2023年10月追記

 

お腹の調子が改善してきた現在でも、生の大根を食べるとお腹が痛くなりやすいです。

 

焼き魚に着け合わせるような少量の大根おろし程度であれば問題ないですが、たっぷりの大根おろしが乗ったメニューを食べると高確率でお腹の不調が起きます。

 

火が通っていれば不調が起きないので、加熱した大根を食べる際に量を気にしなくても大丈夫になりました。

 

2024年10月追記

 

最近では生の大根を食べてもお腹の不調は起きなくなりました。ただし、空腹時の一口目に生の大根を食べると胃が痛くなり、そのままお腹を壊します。

 

他のシチュエーションであれば、特に問題は起きなくなりました。たっぷりの大根おろしが乗ったメニューでも問題なく食べられます。

 

長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました♪