先程、恙無くアチューメントを終えましたのでご報告いたします
晴天の日御碕神社
この時期にこの天気は珍しく、新年の祝福をこの晴天という形で神々が現してくださっているのを感じながら、いつものように形代を取り出して名前を読み上げて息を吹きかけると、墨色の名前がゆらりと蜃気楼のように浮かび上がります。
一列に並んでいると、海からザーっと潮の気が押し寄せて清められました
『ハレの日を祝おう。
その為にまず穢を祓おう。
穢は哀しみや苦しみ、まずはその重みを取り祓おう。』
押し寄せて清めた波の中から、大海原を任された素戔嗚神の声が響きます
ザブンっと頭から波を被り、足元へと流れ落ちて名前たちの穢を引き潮の様に海へと流していかれます
清められた名前たちは透き通り、日の光を浴びてキラキラと輝いていました
『清められたのなら、まず自分の内の小さな輝きに気づかないといけませんね。
人はついつい眩い輝きに目を奪われ、そちらが良いと内なる小さな輝きに気づかない。
それはとても勿体ない事です。
その小さな輝きは人の純粋なる想いです。
そしてその想いを磨いて育てて日の光の様に大きくするのです。
あなた方の小さな輝きを照らしましょう。』
と、月読神社より、青白く丸い月を胸の前で抱えた月読神々が降り立たれました
にっこりと名前達に微笑み、一人一人に胸に抱えた月を照らします
すると、その月は鏡の様になってそれぞれの想いを映し出しました
『大切な想い、思い出されましたか?
何かに目を奪われて忘れてしまっていた事もあるでしょう。
それもまた仕方のない事です。
強く眩しいものに憧れをいだくものですし、そんな強く眩しいものの前では、自分なんてと引き下がる事もあるでしょう。
しかしながら、それはとても勿体ないこともなのです。
なぜなら、小さな光にみえているのは自分だけ。
あなたの周囲の人々にはあなたはとても強く眩しい光を秘めている事を知っている?
それはなぜだか知ってきますか?
それは、あなたの事がとても大切だからです。
そして、離れてるからこそ客観視してあなたをみれているからです。
人は本当に自分自身の事を一番知らないもの。
知らないからこそ他を羨ましく思うのです。
あなたも実は誰かから羨ましく思われる存在。
この羨ましいは純粋な憧れ。
そうなりたいと願う気持ち。
けれども、その憧れは魂が抜けかけている状態とも言えましょう。
それでは浮ついてしまう。
ですので、自分自身の小さな輝きに目をやり、自分自身を知り、大きな輝きにも負けない事をしりましょう。』
そう仰ってから、随神門の上の松竹梅に目をやる月読神、
ふふふと微笑まれ、名前たちを案内されます
名前たちは月読神に促されて拝殿前で並び直し参拝
キラッと本殿より光が一筋名前たちに差し込み、胸の中央辺りがピカリと輝きます
『心の光と反応し合ってあるようですね。
次にこちらへと参りましょう。』
『自らの小さな輝きに気づいたか。
それはめでたき事よ。
皆それぞれに素晴らしい輝きを有しておる。
その輝きを見失えば自信を失う。
自信を失うという事は自らを失う事よ。
自らを失えば自らを信じられぬ。
だからこそ自信がない。
しかしながら、自らを見つめ直せばその輝きに気づける、思い出せる。
自らがいかに素晴らしい存在であるかを。
そうすれば再び自信を取り戻せる。
誰かと比べるのではなく、自らと自らを比べるのだ。
自信のなかったこと自身と、自信のある自身とを。
そうすれば何が足りなかったかに気づけるであろう。
その気づく事が大切なのだ。
気づきに大小はない。
そんなものはどちらでも良いし、それはそなたら自身の問題だ。
劣る所もあれば優る所もある、それが人というものだ。
そして劣るから悪しきではなく、その劣ると思う所が輝く場所もある。
輝ける場所へと自ら移動するが良い。』
と、素戔嗚神は仰って指し示されます
その光は名前たちの胸の中の小さな輝きと繋がると、とても大きな光となって外へと放たれます
『太陽の強き輝きを月は受け、命を育む光となる。
心を育む光をとなる。
それを体現する場が地球という星。
星は命の輝き。
どれも無くてはならず、どれも比べる事が出来ぬ。
どれが欠けても命は育めぬ。
どれが欠けても神もまた存在出来ぬ。
この世の全てに役割があり、どれも欠けてはならぬ。
故に自らを閉ざすな。
少しで良い、戸は開けよ。
少し開けばそこより大きく開く。
そなたらが開く。
そなたら人の奥が開く。
奥より出は神の光。
それぞれが唯一無二の神の光を宿す者。
誰しもが神と繋がれる。
誰しもが神の子供なり。
皆等しく素晴らしき命。
皆等しく素晴らしき素晴らしき輝き。
そなたらがそなたらを尊べ。
そらたらがそなたらを尊べば奥の戸は開く。
そしてまた始まる。
新たな道光が指し示し、新しき世が始まる。
誰かが犠牲になって成り立つ世ではなく、誰しもに抱えられる重きを持って世界を支える。
皆等しく素晴らしき神の御柱。
天と地を結ぶ光の柱となろう。』
と、天照大神、月読神、素戔嗚神の声が重なって美しい響きとなり、波紋の様になって広がりながら名前たちを清めます
放たれた光が大きな柱となり、天と地を結びつなぎ、溢れた光が地球をつ積み込むようにして広がります
その地球はそれぞれの世界観であり、それぞれの心の星
光り輝くこれからが待っているようです
(上がうっかり破ってしまったのはお許しを)
きっとこんな神々へと繋がる心の綱を自らを輝かせる事で授かれたのでしょう
清くあると言う事は一途であるという意味も含まれるでしょう。
一途であるからこそ清く、純粋なる想い、それを大切にしてくださいね
皆様が心を輝かせ、ご自身の役割の道を進まれる事をお祈り申し上げます
今日はお時間をいただきありがとうございましたm(_ _)m