𓎂読書。備忘録𓎂


𓇬月がきれいな夜に、

 誰かに思い出してほしかった

 川代 紗生


恋人に「プロポーズするなら

元カノがいい」と告げられ、

婚約寸前でフラれた桃子。


田舎の父からも、

「天国の母さんに、

桃子が幸せになった姿を見せてやりたい」

と言われてしまう。


「私には、

愛し愛されるパートナーができない。

他の人はじょうずに進める

人生ゲームのマスが、自分には進めない。

私は、なにかが足りてない

人間なんじゃないか——」


桃子が働いているのは、

三軒茶屋の小さな喫茶店、「雨宿り」。

ここでは、毎週金曜夜十時、

“元カレごはん埋葬委員会”が開かれる。

失恋相手との思い出のごはんが

作れなくなった人たちが、

その恋を「埋葬」するために集まる場所だ。


モラハラを受けているのに、

相手に好かれるよう振る舞ってしまうかれん、


推しが結婚してつらくても

平気なふりをする美穂、


二股をされても

「彼以上に成長させてくれる人に

会える気がしない」と悩む夏希、


「初デートで牡蠣を食べようと誘われたら、

脈なしってことですよね?」

と思い出を語る黒田……


相談者たちの失恋の話を聞き、

思い出の料理をつくって共に食べるうち、

桃子は気づいていく。


誰かに選ばれないからといって、

足りていない人間なわけではない、と。


元カレごはん埋葬委員会。

迷った心が帰る場所は、ここにある。


“ままならない気持ち”の名手、

川代紗生の新作・書き下ろしが登場!

共感とおいしさのつまった、

なんども読みたくなる1冊です。



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#読書好きな人と繋がりたい

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