DVD「ドロメ」(女子篇)・(男子篇) | Aki-r-sのブログ

Aki-r-sのブログ

思いついたことをつれづれなるままに。



ドロメ【女子篇】 [DVD]/大和田健介
¥3,780
Amazon.co.jp

ドロメ【男子篇】 [DVD]/大和田健介
¥3,780
Amazon.co.jp


女子高と統合され、

翌春からは共学になるため

廃校が決定している男子校・

泥打高校で、泥打高校の

演劇部と、統合先の女子高

演劇部が合同合宿を行う

ことになる。

女子部員たち(の、半分)は

山の上に建ち、スマホも

圏外なその立地に文句を

盛大に言いながらも

「男子部員との合宿」に

心躍らせていた。

それはまた、男子側に

おいても同様で、過度に

友好的なムードの中、

合宿は始まった。

しかし、「異変」は

初日から起こり始め…


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


一つの物事を「女子側」

「男子側」から描くつくり。

「女子篇」観てから

「男子篇」の方がいいと

思われる。


ネタばれあまりない特報(30秒:公式サイトYouTube版)




以下、ネタばれおおいに

あり。ご注意ください。




男子校、女子高の合同

合宿とか、主役の二人が

実は過去に知り合いで、

とか、そういう「ありがち」な

ことは「ありがち」なこと

としておいといて。

「ありがち」だから

面白くない、なんて、

狭量なことは申しません

ですよ。

物語の作り方、語り方、

見せ方は監督の数だけ、

あるわけですし、出てる

キャストさんたちの演技で

また違ってきたりします

しね。

その上で。

わたし、どうにも納得でき

なかった。

ラストのドロメをみんなで

フルぼっこにするとこ。

だって、泥打観音に

人の不幸を祈っちゃう、

そういう悪い「気」が

実体化したのが「ドロメ」

だって説明だった。

作品中で観音像に人の

不幸を祈ったのは

女子篇の主人公・小春

ちゃんで、しかも

「みんなが不幸になれば

いいのに」なんて願って

たよ、確か。

その「願い」をかなえるべく

実体化したのがみんなの

前に出て来てたドロメ

なのだとしたら、他の人は

ともかく、小春ちゃんは

ヒロイン然とした顔で

ドロメを攻撃する資格、ない

気がする。

もちろん「祈っただけ」の

小春ちゃんよりももっと

ひどい人間は他にいるから、

その人の悪意によって…も、

言えなくはないけど、

でも小春ちゃんも祈ってる

からなぁ。あのシーンが

なければまだ理解しようと

いう気にもなったろうに。

とにかく、わたしはドロメが

かわいそうに思えちゃって、

ラストあたりはもう見るのが

苦痛でした。

それに比べたら

男子篇の方がまだ

何も考えずに笑って見て

られた、です。