阿蘇の神話 | Aki-r-sのブログ

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思いついたことをつれづれなるままに。




県のメルマガ、

「気になる!くまもと」の

関連情報として2002年に

出てたもの。


阿蘇の国造り神話



要約すると、大きな

カルデラの中に水を

たたえていた阿蘇に

やってきた健磐龍命

(たけいわたつのみこと)は

ここの水をなくせば

農地ができるのでは、と

外輪山の一部を

蹴破って中の水を流した。

その水が流れ出した

とこが「立野」で、

水が流れ出すのを

妨げていたため

退治された大鯰が

流れ着いたのが

嘉島町だと言われて

いる、というお話。


崩落した阿蘇大橋が

あったのが立野、

二度の震度7に襲われた

のが嘉島町ということで

熊本で地震が起きて以降、

ツイッターなどで

上記神話に言及してる

熊本県民、少なからず

見かけた。


熊本は大きな地震が

ないところという

認識が熊本県民には

あって、

それは今生きている

人たちと、その上の上

くらいまでの世代の

時間の中では確かに

そう言えたことだった

と思うんだ。

でも、長い長い時間の

流れで考えたら

違ってたのかもしれない。

昔々に神話の元となった

ような出来事が

ほんとうに

あったのだとしたら、

それって間違いなく

大地震だったと思う

んだな。

それが大昔の人から人へ、

後の世代の人へと

時代を超えて

言い伝えられている間に

「神話」となるくらい

長---い時間が流れ、

その間、それと同規模の

地震が起きることが

なかったとしたら、

その過去の大地震は

「特異的に起こった

こと」で、同様のことは

「人間の時間」では

「起こるわけない」と

いう認識になったと

いうのは考えられる

筋道。

しかしながら、

人間にとっての

「長--い時間」も

地球の時間からしたら

ほんの短い時間であって、

今回のような大きな

地震も地球の時間で

考えたら

ある一定の間隔

(二千年とか三千年

とか、そんなスパン)

で起きてることなのかも

しれないなーと、

阿蘇の神話を読み返して

考えたのでありました。