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大団円の『天皇の料理番』 日本人描くドラマのお手本との評(こちら)
記事より。
最終回かと思うと、来週から「篤蔵ロス」状態になってしまいそう。それくらい満足度が高かった。
篤蔵役・佐藤健の包丁さばきも凄かった。鮮やかな手もとに見とれた人は多いはず。役作りのために何ヶ月も料理学校に通い、技術を身体に叩き込む役者根性、あっぱれ。あるいは、方言がすこしずつ標準語に置き変わっていく微妙な口調の変化。声のトーンや表情によって、青年が大人になっていくプロセスを描き出した。
一言でいえば、『天皇の料理番』は「ドラマのお手本」を提示した作品。これからのドラマの羅針盤の一つにもなった。逆からいえば、きっちりしたお手本が示されたために、今後比較される新ドラマはなかなか厳しい状況の下に。