あの街で二人は: ‐seven love stories‐ (新潮文庫)/村山 由佳
¥562
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「恋人の聖地プロジェクト」
というのがあるんですと。
サイトによると
2006年4月1日より、全国の観光地域の中からプロポーズにふさわしいロマンティックなスポットを「恋人の聖地」として選定し、地域の新たな魅力づくりと情報発信を図るとともに、地域間の連携による地域活性化を図っています。
ということで、
この本は
全国に120ヶ所以上ある
「聖地」の中の
どこかに実際に
行ったことがある
作家さんが、
その「聖地」で
イメージした
「こういうことが
あるかもしれない」
物語を集めた短編集。
「始めに場所ありき」が
うまくいってる作品も
あれば、
別にそこでなくても
似たような場所なら
どこでもいいんじゃ?
と感じてしまうものも。
角田光代さんは
きっちりした作品を
書きますね。
この中では一番好き。
井上荒野さんの作品は
主人公自身が自分の
気持ちをよくわかって
ない、その不安定さが
全体に漂ってた感じ。
村山由佳さんの作品は
「安藤」という男性が
出てきた途端に
頭の中で
安藤政信さんに変換
されてしまって、
そこから他の登場人物
演じるとしたら誰かな
なんてこと考えながら
楽しませていただき
ました。
他の作家さんのは…
可もなく不可もなし。