ハッシュパピー バスタブ島の少女 [DVD]/クヮヴェンジャネ・ウォレス,ドゥワイト・ヘンリー
¥3,990
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6歳の少女、
ハッシュパピーは
バスタブと呼ばれる
小さな島で
父・ウインクと二人で
暮らしている。
学校の先生は
バスタブはやがて
沈んでしまうという。
世の中は絶妙な
バランスで成り立って
いて、そのバランスが
崩れると
世界がガラッと
変わってしまうことを
ハッシュパピーは
感じ取っている。
そして
そのバランスが崩れる
日は突然にやって
きた。
大嵐が島を襲い、
大勢の人々や動物たちを
呑みこんだ。
嵐が去った後も
水はなかなか引かず、
ウインクたち
島の男たちは
ある作戦を決行するが…
・・・・・・・・・
主演の
クヮヴェンジャネ・
ウォレスちゃんが
最年少で
アカデミー賞の
主演女優賞に
ノミネートされたこと
でも有名になった
この作品。
観てみると
その理由が
よーーくわかる。
ハッシュパピーが
見たこと
感じたこと
考えたこと
行動したこと
それらが映画の
ほとんどを占めて
いるから。
6歳の少女が考えた
世界だからなのか、
ファンタジーの
フィルターが
かかっているかの
ような表現のされ方を
する部分もあるの
だけどね、
そのフィルターの
向こうには
読み取ろうと思えば
現代社会が抱える
問題があれもこれもと
詰め込まれていて、
観る人によって
見出す問題点が違うん
だろうなと。
そして、フィルター
なしでストレートに
描かれる
とても現実的な、
誰にでも起こりうる
問題も出てきて、
そこでも
ウォレスちゃん、
いい表情するんだ。
ハッシュパピーの
持ってる魂の強さ
みたいなもんまで
感じられるような。
寓話的な雰囲気が
あるからこそ余計に
「リアル」の厳しさが
際立つのかもしれない。
そんなこと考えさせ
られた映画でござい
ました。