紅葉で思い出したこと | Aki-r-sのブログ

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↑今撮ってきた隣の

紅葉。

手入れしてないから

伸び放題だなぁ…。

もみじ もみじ もみじ もみじ

さっきね、買い物帰りに

銀杏の街路樹の下を

通りながら思ったの。

「ああ、そう言えば

学生の頃はこの時期に

なるとほぼ必ず美術で

風景画描かされてたよ

なぁ~。」って。

黄色と緑の割合が

木によって違うし

同じ1本の木でも上の

方と下の方では違うし

日光の当り方でもまた

変わってくるし

どう描けばいいのか

毎年すんごい悩みながら

仕上げるのが常だった、

そんな年月を重ねた

高校生のある年。

悩むのに疲れていた

私は大胆な手を使い

ました。

大胆というよりむしろ

手抜きとか破れかぶれ

とか言った方がいいかも

しれないその方法は、

黄色と緑の絵の具を

チューブから出した

そのまま、細い筆で

てんてんてんてん…と

画用紙に載せ、

最後に水をザーッと

塗って、「勝手に

滲んでください」と、

出来上がりを完璧に

運に任せた方法。

「できた、できた。」と

喜んでる私に美術係

(ありませんでした?

各教科ごとに先生の

とこに次の時間の準備

物を聞きに行ったり

出されてた課題をクラス

の分集めて提出したり

する役割の係)の人が

言いました。

「お前な~、これ、

乾くのにどんだけ時間

かかると思う?」

「はい(・・)?」

「オレは、全員の分を

先生に出さなきゃいけ

ないの。でもこれを

他の人の絵に重ねて、

重ねられた人の絵が

滲んだらいかんでしょ。

てことはたい、オレは

これが乾くまで家に

帰れん、てことぞ。」

「あー(◎△◎)…

そうなりますか。」

「そうなりますねー。

まぁ、まだしばらくは

部活やるからいいけど

次からはもうちょっと

考えて描けよ。」

「はーい、ご迷惑おかけ

しまーす(`・ω・´)ゞ」

…◆…◆…◆…

「できたできた」な気分

だった私はそのまま

後を係の人に任せて

とっとと下校しちゃっ

たんですけどね、翌朝

その係の人が私を見て

大げさにタメイキ。

「あ、昨日はゴメン!

乾くの、どのくらい

かかった?」

「乾かんかった。」

「は(゜△゜)?」

「オレが帰るまでには

乾かなかったから、美術

室にほったらかして帰っ

た。」

「ほったらかして!?」

「だから朝早く来て、

さっき他のと重ねて

提出箱に入れといた。」

「うわぁ、ゴメン、

申し訳ない!このお礼は

いつか必ず!」

…と言って。

「このお礼」、して

なかった気がする…

ということを何十年

ぶりかで思い出した。

あの時の係の人が

今どこで何をしてるのか

わかんないけど、

もしも会えたら

覚えてるか聞いて

みよ。