「Dr.パルナサスの鏡」 | Aki-r-sのブログ

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2007年、ロンドン―

時代がかった馬車が

引く荷台が開かれると

そこは旅芸人の一座の

舞台。

座長であり、1000年

以上生きているという

パルナサス博士

(クリストファー・

プラマー)の瞑想の力で

観客を不思議な幻想の

世界へと導き、そこでは

その人の想像の世界を

体験できるというのが

一座の出し物で、

曲芸師のアントン

(アンドリュー・

ガーフィールド)や

博士の美しい娘

ヴァレンティナ

(リリー・コール)が

懸命に口上を述べても

道行く人々は関心を

示さない。

ある夜、一座は移動中に

橋の下で首を吊っている

男(ヒース・レジャー)を

見つけて助ける。

かろうじて彼の名が

トニーであることは

わかったが、その他の

記憶は失っているらしい。

そのまま一座の仕事を

手伝うようになった彼は

魅力的な容貌と

巧みな話術で女性客を

呼び込み、一座はかつて

ないほどの盛況ぶりを

見せる。

ヴァレンティナも彼に

心を奪われ、ずっと

彼女を好きだった

アントンは気が気では

ない。

博士は博士で彼女に

関して秘密を抱えており、

それは大いなる悩みと

なって博士を苦しめて

いた・・・


・・・・・・・


ヒース・レジャーの

遺作であり、撮影途中で

亡くなった彼のかわりに

ヒースの友人だった

ジョニー・デップ、

ジュード・ロウ、

コリン・ファレルの

3人が

「鏡の中のトニー」を

演じることで完成した

(3人が出演料をヒースの

愛娘に贈ったことでも

有名な)映画です。

・・・と、たとえるなら

これがこの映画の

「外見」ですね。

この外見にひかれて

映画を見に行ったと

して、果たして

それだけで満足できる

かどうか?

やっぱり「中身」が

ないとね。

異性もおんなじで、

最初は外見にひかれても

「それだけ」じゃあ

先が続かないと

思います。

映画の中の

ヴァレンティナは

「誠実なアントン」より

「かっこいいトニー」に

のっけから心ひかれて

いたけど、確かに

「美しい」ことって

それだけでものすごく

ポイント高いもんねぇ。

(あ、彼女がトニーに

ひかれる理由が

「美しい」だけじゃ

映画が薄っぺらいと

思われちゃうから

念のため書いておき

ますが、他にも諸条件

重なり合ってます。

「美しさ」も大きな要素

だということで。)

けど、トニーの彼女に

なれて、それで

終わりじゃなくて、

「そこから始まる」の

だとしたら、

「顔だけ」で決めるのは

性急じゃないかなぁと

どうしても思っちゃう。


ということで

結論として性格か顔か

どちらかを選べと

言われたら「性格」

なんですけど、

正直に言わせて

いただけるなら

「両方大事」って

言いたいな~。

我が身は棚に上げて

(^0^)!!



映画の方、「中身」も

よかったです。

鏡の中の世界の映像は

「人が頭の中で想像

してるものを映像化

したらこうなるだろう

な~!」っていうのに

説得力がある。

テリー・ギリアム監督の

腕でしょうね~。

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