ブログネタ：恋人の過去気になる？
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私が今、気になるのは
Ｔ・レックスの過去。
恐竜が地上を闊歩して
いた時代、食物連鎖の
頂点にいたはずの
Ｔ・レックスの死因が
「寄生虫」かもしれない
という研究論文が発表
されたとの記事を
Yahooのニュースで
読みました。
記事によると、現存する
最大かつ一番欠損の
少ないＴ・レックスの
化石、通称“スー”の
あごの骨にはいくつも
穴があいており、
化石発見当時は
同じ肉食恐竜同士で戦い
噛まれた際の傷だろうと
推測されていたが
噛まれてできたにしては
穴の形状がきれいで
滑らかすぎることから
現在ではほとんどの考古
学者がその説には疑問を
抱いている。
今回出された論文の
著者は、この穴は
トリコモナスという
寄生虫に感染したことに
由来するのではないかと
主張。
トリコモナスは現存する
鳥類のノドやクチバシ
にも寄生する単細胞
原生生物で、鳥類が
これに感染し悪化した
場合、クチバシや上部
消化管が炎症を起こし
採餌だけでなく呼吸まで
が非常に困難になる。
そうなると鳥の体は
感染組織付近の血管を
収縮し血流を止めて
炎症を抑えようとするが
この免疫反応が長引くと
副作用が生じ、骨に
穴が開くことがある。
スーのアゴには
このような穴が10ヶ所
以上あり、そのうちの
いくつかは大人の指が
通るほど大きい。
穴の大きさと数から判断
して、スーの症状は
かなり悪化していたと
考えられ、エサが喉を
通らずに餓死した可能性
もあると研究チームは
推測している。
・・・・・・
あくまでも、研究チーム
による「推論」で、
「結論」ではないのです
が、ちっぽけな寄生虫に
よって恐竜が命を落とす
ことさえあるというとこに
自然の厳しさを感じると
いうか、諸行無常な
感じが漂うというか・・・。
恋人の過去を気にする
あまり、何より大事な
はずの現在をおろそかに
生きるのは実にもったい
ないのではないか、と
シカゴの博物館で眠る
“スー”のアゴの骨の
穴に思いを馳せながら
思うのでした。
