映画「重力ピエロ」 | Aki-r-sのブログ

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大学で遺伝子研究をする

泉水(いずみ=加瀬亮)と

弟、春(はる=岡田将生)

は、小さい頃から仲の良い

兄弟だった。

街中のグラフィティ・

アート(壁なんかに描いて

あるアルファベットと絵を

組み合わせた落書きの

ようなもの)を消すバイト

をしている春は、市内で

続いている連続放火事件が

自分が消したグラフィカル

アートがあった場所の

すぐ近くで起こっている

ことに気づき、泉水に

相談をもちかける・・・。


・・・・・・


「春が、二階から落ちて

きた」

とか

「悪者退治にはバットと

兄貴がつきものでしょ」

とか

伊坂幸太郎さんの原作で

印象的だった言葉が

映画でも効果的に使われて

います。

一番最後の、お父さん

(=小日向文世)の

言葉には、ほんとに救わ

れた気持ちになれます。

けど、この映画で一番

心に引っかかる言葉は

部屋にポスターを貼る

ほどガンジーが好きな

春が、つぶやくように言う

ガンジーの言葉です。

「見たいと思う世界の

変化に あなた自身が

なりなさい。」

世界を変えたかったら

「自分が変える」という

気持ちを持て、という

ことですよね。

この場合の「世界」と

いうのは、政治的な

意味の「世界」に限らず

その人を取り巻く環境

だったり、暮らしだったり

そういうことも指している

んじゃないかと思うん

ですよね。

自分の今いる「世界」が

自分にとって居心地が

悪いと思うのであれば

「誰かがどうにかして

くれないかな」じゃなく

その「誰か」に自分が

なって、変えていく

気持ちを持て、と、この

言葉はそういうことを

きっと言ってる。

毎日がつまらないとか

辛いとか嘆くだけでなく、

そうじゃなくなるための

努力をあなたは

していますか?

と、問いかけている。

もちろん、「そんなん

やってるよ!でも全然

変わらないんだよ!」

という時には同じく

ガンジーのこっちの

言葉。

「束縛があるからこそ

私は飛べるのだ。

悲しみがあるからこそ

高く舞い上がれるのだ。

逆境があるからこそ

私は走れるのだ。

涙があるからこそ

私は前へ進めるのだ。」

これは映画には出て

こないんですけど、

「見たいと思う・・・」を

正確に書くために

「ガンジーの言葉」を

調べたら出てきました。

これって、映画全体に

流れてる雰囲気を

よく表してるなぁと

思ったので、一緒に

書いてみました。

「重力ピエロ」、

ガンジーの言葉とともに、

心に訴えてくるものが

ギュッといっぱい

つまった映画でした。