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今日の画像は、旧江東清掃工場をバックにした、三菱キャンター清掃車です。
画像は講談社刊行の『はたらく自動車』(1989年)より拝借しました。
 
写っている清掃車ですが、架装はフジマイティーのLP50かと。撮影当時活躍していた収集車の中で、荷箱側面の消火窓(覗き窓ともいうようです)がかなり上部についており、キャンターの場合、この位置関係がLP50だったと記憶しているのです。
 
LP50はテールゲートに投入したゴミを比較的小さなプレス板が下降し掻き込み、荷箱へ送り込む形になっていました。
圧縮効率自体はそう高いものではありません。
 
バックに写る江東清掃工場は昭和42年に埋立を完了した14号地(夢の島)に建設され、焼却能力は1800トン/日と、300トン規模の炉を6基持つ東洋で一番大きな能力を持つ工場でした。
 
煙突は3本集合タイプで、葛飾工場などと同じもの。
航空法の規定により、紅白に塗装されていました。
現在、都の清掃工場は、フラッシュ式の昼間航空障害灯が付いているので塗装の制約がなく、カラフルに彩られているのもが多いですが、清掃局時代は紅白の煙突が半ばシンボルマークであり、地域のランドマークでもありました。