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今日の画像は、バキュームカーです。
画像は「講談社えほん図鑑7 はたらく自動車」(1997年刊行)より拝借しました。
 
バキュームカーというのは和製英語で、もともと日本特産?の車両です。
日本で最初のバキュームカーは1932年に犬塚製作所が開発し、その後自治体では川崎市が全国で始めて採用、その効果を確認し、東京都清掃局でも採用されました。
 
バキュームカーというのは一般的な言い方で、清掃事業の現場では「吸上車」(きゅうじょうしゃ)といいます。
 
画像でも確認できる通り、この車両は葛西清掃事務所所属です。
もともと葛西清掃事務所の車両は江戸川清掃工場に併設されていた江戸川清掃事業所に配置されていましたが、工場の建て替えに伴い、車庫を失った関係で葛西清掃事務所に車庫を開設して、所属変更となりましたが、清掃局の組織上は清掃事業所とはならず、事務所のままでした。
 
バキュームカーは都内では下水道が整備されるにつれ、急速に数を減らして行きましたが、お年寄りの単身世帯などを中心として、まだまだ必要とされる方もいます。そんな方たちのために、今日もどこかで活躍していることでしょう。