鳴門に古代蓮を見に行きました。
蓮の花は早朝に咲き、太陽が強くなると閉じてしまうため、朝4時に起きました。
蓮池に到着したとき、ちょうど太陽が昇り始めていました。
空気はひんやりとして清々しく、鳥のやさしいさえずりが聞こえてきました。
古代蓮の花は本当に美しく、大きくてピンク色の花が、水面に浮かぶ丸い緑の葉の上に咲いていました。
すでに満開の花もあれば、まだ咲きかけのものもありました。
この蓮が「古代蓮」と呼ばれるのは、種がとても古いためだと知りました。
中には、2,000年以上前の種でも今なお芽を出して花を咲かせると言う人もいます。
池は静かで、朝日を浴びた花々がきらきらと輝いていました。
周囲に人はおらず、静寂の中でそのひとときをゆっくり楽しむことができました。
自然の美しさを、心から感じることができました。
古代蓮を眺めていると、心が穏やかになり、幸せな気持ちに満たされました。
池でおよそ1時間過ごしたあと、家へ戻りました。
太陽は高く昇り、空気も少しずつ暖かくなってきていましたが、心の中には朝の静けさが残っていました。
「美しいものを見るために早起きするのは、本当に価値があることだ」と実感しました。
文:LemRec Akama