パーソナルコーチ Lemurian Record 赤間です。

「世界が自分の住む場所」という超感覚で生きている「どさんこ」の体験を紹介している。

ずっと憧れていたモルディブでのダイビングを楽しみに、スリランカ経由でモルディブ行きの飛行機に乗った。

あのエメラルドグリーンの海に潜れると思うと、胸が高鳴る。

けれど、旅の始まりは思いがけないトラブルから始まった。

スリランカの飛行場でモルディブ行きの飛行機に乗り換えたとき、ダイビング機材を詰めた大きなバックがロストした。

スリランカに着陸した後、タラップを使って滑走路に降りた。

すると、日本で積み込んだ荷物が、モルディブ行の飛行機の側に一列に並べられていた。

安全対策として、飛行機に乗る本人が、滑走路に置いてある自分の荷物を係員に渡して、飛行機に積み込む手順となっていた。

日本で積み込んだダイビング機材一式の入った大きなバッグが見当たらない。

機材がなければせっかくのダイビングは出来なくなる。

焦りと不安で胸がいっぱいになった。

同じようにバックが見当たらない人が20人ぐらい係員に詰め寄っていた。

「日本で別の飛行機に載せたのだろう」と係員は説明していた。

その時、格納庫の奥に、大きな荷物用の四角い箱が1つあることに気がついた。

係員が開けると、その中は20人分の荷物が入ったままになっていた。

箱から出される荷物に目を凝らしているうち、見覚えのあるタグが目に飛び込んできた。

「あった!」。

安堵の声が自然に漏れた瞬間だった。

スタッフが笑顔で荷物を飛行機に積み込み直してくれる様子を見て、ようやく心からホッとできた。

結局、30分ほどの遅延で荷物は無事飛行機に積み込まれた。

青い海の向こうに見えるモルディブの島々が、また一段と特別に感じられた。

ロストバゲージのハプニングはあったけれど、あの瞬間のドキドキも旅の醍醐味のひとつ。

荷物を受け取った後の安心感と、スタッフの笑顔が、この旅をさらに忘れられない思い出にしてくれた。

(文)LemRec 赤間
 

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