パーソナルコーチ Lemurian Record 赤間です。
「世界が自分の住む場所」という超感覚で生きている「どさんこ」の体験をご紹介しています。
ヘルシンキから国内線に乗り継ぎ、湖の近くのスパリゾートに到着。
森と湖に囲まれた場所で、日常から解き放たれる瞬間を味わいたかった。
温泉とサウナ文化の本場で、どんな風に人々が楽しんでいるのか見てみたいという小さな冒険心もあった。
スパ施設は大きなプールと温泉がひとつになった癒される空間だった。
温泉と水泳が大好きな僕にとって、夢のような時間だった。
次の日の朝、自転車を借りて周辺の大自然を感じる散歩に出かけた。
澄み切った空気を胸いっぱいに吸い込みながらペダルを踏むと、木立の間から差し込む光と鳥のさえずりが心を躍らせる。
民家が点在する湖沿いの道に差し掛かると、ほのかに煙の匂いが漂い、サウナの薪の香りが異国情緒を誘った。
ふと視界の端に映った小さなサウナ小屋から、全裸の男性が勢いよく飛び出してきた。
驚いて自転車を止めると、その男性はそのまま一目散に湖へ走り込み、勢いよく飛び込んだのだ。
湖面にしぶきがあがり、男性の歓声が森に響く。
こんなにダイナミックなサウナの楽しみ方を見たのは初めてだった。
日本の温泉でのんびり湯に浸かる習慣しか知らなかった自分にとって、熱気をまとった身体を一気に冷水で締めるこの光景は衝撃的だった。
その後も湖沿いを進むと、あちこちのサウナ小屋から笑い声が漏れ聞こえた。
人々は家族や友人と過ごし、自然と一体になって心も体もリフレッシュしているようだった。
まるで自然と共に暮らす一部のように、サウナが生活の中に溶け込んでいるのが印象的だった。
この旅で、フィンランドの人々が開放的に生きる豊かさを知った。
サウナはただの入浴施設ではなく、人生のリズムを作り、人々をつなぐ場所だった。
次はフィンランドの人たちと、サウナに入って、素敵な時間を過ごしてみたい。
(文)Lemurian Record 赤間
YouTube動画