パーソナルコーチ Lemurian Record 赤間です。

「世界が自分の住む場所」という超感覚で生きている「どさんこ」の体験をご紹介しています。

ずっと気になっていた「ザリガニパーティ」を体験するため、真夏のヘルシンキへ。

北欧の夏限定の味覚を求めて、期待に胸を膨らませながらフィンランド航空に乗り込んだ。

旅のテーマは、「ザリガニでお腹いっぱいになること」

ヘルシンキ・ヴァンター空港を出た瞬間、涼やかな風と森の香りが迎えてくれた。

日差しは強いのに、湿気のない空気が肌に心地よい。

路面電車トラムに揺られながら街を眺めていると、湖と緑に囲まれた静けさが心を落ち着かせてくれる。

現地の友人に紹介されて訪れたのは、郊外のレストランで開催される「期間限定クラフト・ザリガニ食べ放題」。

長いテーブルの上には、赤く茹でられたザリガニが山盛り。

フィンランドでは毎年8月頃、「クラフトシーズン」と呼ばれる短い期間だけザリガニ漁が解禁され、友人や家族が集まってザリガニを食べるのが夏の恒例行事となっている。

フィンランドで食べられているザリガニは、食用の「シグナルザリガニ」が主流。

水質管理が行き届いた湖で育てられた食用のため、衛生面でも安心して食べられるのが特徴。

ザリガニは、レモンとハーブのディルでさっぱり味付けされ、手で殻をむいていただく。

最初はコツがつかめず苦戦したが、慣れてくると止まらない美味しさ。

ほんのり甘く、エビともロブスターとも違う独特の味わいに夢中になった。

気づけば30匹も平らげていた。

「もうしばらくザリガニは見たくないかも」と言いながら、最後の1匹までしっかり完食した。

この旅で初めて知った、北欧フィンランド地方での夏の楽しみ方。

自然の恵みを仲間と分かち合い、心から食を楽しむ姿に、少し憧れを感じた。

食べ慣れないものに挑戦するのも旅の醍醐味。

ヘルシンキに来るときは「クラフトシーズン」がお勧めですよ。

(文)Lemurian Record 赤間
 

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