パーソナルコーチ Lemurian Record 赤間です。
「世界が自分の住む場所」という超感覚で生きている「どさんこ」の体験をご紹介しています。
アイルランドの西海岸、憧れのガルウエイとモアーの断崖を巡る旅へ。
美しい自然と名産の牡蠣を味わうため、私は首都ダブリンから小型プロペラ機に乗り込み、空路で西へ向かった。
窓の外には、のどかな田園風景が広がり、旅の始まりに胸が高鳴る。
約1時間のフライトでガルウエイ空港に到着。
飛行機を降りると、湿った潮風と青草の匂いが迎えてくれた。
バスターミナルのような小さな飛行場から街までは車で20分ほど。
石畳が美しいガルウエイの街は、伝統音楽が流れ、カラフルなパブが軒を連ね、旅人を温かく包んでくれる。
翌朝、バスに乗って向かったのは、アイルランド屈指の絶景「モアーの断崖」。
車窓からは果てしなく続く乾いた草地と、点々と続く白い岩の群れ。
そして到着した断崖では、想像を超える風景が広がっていた。
高さ200メートルの絶壁が、果てしない大西洋へとそびえ立ち、荒々しい波の音が体の芯まで響いてくる。
フェンスの無い崖の縁まで腹ばいになって進み、崖下を覗き込んだ。
ふわっと風が吹くだけで、身体が海に吸い込まれるような、生死の緊張感を感じ、手に汗を握った。
旅の締めくくりは、やはり「ガルウエイ・オイスター」。
海辺の小さなお店でで頼んだ新鮮な牡蠣は、レモンを軽くしぼっただけで最高の味わい。
ひと口で広がる海のミネラルとクリーミーな旨みに、思わず目を閉じて幸せ気分に浸った。
黒い液体のギネスビールとの相性も抜群で、旅の疲れがすっと消えていった。
自然と食の豊かさに満たされた旅。
風と海と味覚が教えてくれたのは、「ゆっくり味わうことの大切さ」。
次はぜひ、小さなパブで、アイリッシュダンスを観ながら、ギネスビールを満喫する旅をしてみたい。
(文)Lemurian Record 赤間
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