パーソナルコーチ Lemurian Record 赤間です。
「世界が自分の住む場所」という超感覚で生きている「どさんこ」の体験をご紹介しています。
ゴットランド島での数日間は、本当に最高だった。
中世の街並み、静かな空気、そして時間が止まったような感覚。
でも最終日の朝、天気予報がすべてをひっくり返した。
「明日、嵐の可能性あり。飛行機は飛ばないかも」
そう聞いた瞬間、フェリーでストックホルムへ戻ることを決めた。
ギリギリで乗れたフェリーは、波が少し荒れていて緊張感が漂っていた。
周りの乗客も静かだったのを覚えてる。
数時間後、ようやくストックホルムに到着。
「あっ、ホテル予約してない」
海外旅行のときは日本の旅行会社にホテルの予約をお願いしていたため、自分で予約をしたことがない。
落ち着くために、ストックホルム駅のカフェで、珈琲を飲んでいた。
すると、バックパックを背負った旅行者が列になっている場所が目に入ってきた。
そこは観光案内所だった。
「今から泊まれるホテル、探してもらえませんか?」と頼むと、スタッフは慣れた様子で「もちろん」とすぐに数件を検索してくれた。
駅から歩いて行くことが出来るホテルに空きがあることが判明。
「今すぐ予約入れますか?」の声に即答で「はい!」。
ホテルは思ったよりもちゃんとしてて、部屋にはデスクと大きめのベッド。
カフェで買ったサンドイッチを食べながらベッドに寝転んだとき、案内所のスタッフに心から感謝した。
予定外の行動って、時に旅を面白くする。
嵐の前に脱出し、ホテル難民になりかけたけど、結果的にいい経験になった。
焦らず周りを見ながら行動することと、困ったときは遠慮なく助けを求めること。
次にストックホルムに来るときは、もう少し余裕を持って旅したい。
でも、このときの緊張感は一生忘れないだろう。
(文)Lemurian Record 赤間
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