BAR1日目


1日目を迎えた。20時から24時までの出勤だ。緊張のせいか、19時45分に店舗へ到着し、着替え等の準備を整えた。すでにお客さんが入っており、期待と不安を背負うことになる。


ここで簡単な店の概要を説明する。元々銀座のCLUBで働いていた女将の2人が独立して経営を始めたBARであり、若干のCLUB感の残るBARだ。そのため、男性の方が少なめな傾向である。


それでは付き合って貰いたい。



飲食店での経験がある方にはもしかしたらわかるかもしれない。まずは食器、グラス等の洗い物から始まる。下積みの開幕戦とも言えるだろう。

その後は、片付け、おしぼりの渡し方、立ち振る舞いなどを教わる。

すると、女将さんがお客さんへ自分を紹介してくれた。今日からお仕事開始なんですー!といったような。




どうやら既にいたお客さんは創業以来の常連客であり、温かく迎えてくれた。この方は世間では伯父様といったようなハイキャリアなお方。記念すべき初めてのお客様である。



私はお客さんからしゅんくんと呼ばれるようになった。理由は後ほど述べようと思うが、これは源氏名である。産まれて初めて本名以外の名前で呼ばれた。

刑務所に入って番号で呼ばれる囚人よりはマシであるがなんか複雑である。


今後はお世話になりたくないが...




.....(?)



しかし、バーテンダーの研修&試用期間というのはなかなか教えて貰える時間がない。常連客との会話が盛り上がっていると自分は仕事を覚える事ができない。そこで、お話を聞くこと、話すことも仕事だと思い、話に付いていこうと試みた。しかしこれがまた話の内容が難しい。客にもよるが、今回アニメや漫画を好む傾向にあり、例え話にそれを持って来られると苦笑いするか知ったかをするしか出来なくなる。そう、私はあまりアニメや漫画等を読まない。初戦から苦戦を強いられている。


ただ、それらの会話をきっかけとしながら、仕事上の無邪気さや真面目さが、いい意味でお客さんやスタッフなどから弄られるようになっていく。


なんて返答したのかは忘れたがお酒が入る場では下ネタも飛び交い、自分にも飛び火が来る。


あまり慣れていない...笑



弄られにも即興で言葉を返すことで手一杯であったが、気に入ってくれたらしく、ワイン、シャンパンを入れてもらうことになった。初めてワインもシャンパンも練習として開けさせて貰う。


物凄く緊張している自分に童◯かよ的なツッコミも貰いつつ事を成すことができた。私自身も研修の立場ながら恐れ多いが、試飲をさせていただき、銀座の味を噛みしめる。


普段飲んでる酒とは違う何かは一瞬でわかった。今後宅飲みでストロングゼロやブラックニッカやグラスワインばかり飲んでいる貧乏大学生にはまだまだ早いと言わんばかりの舌触りであった。



初日の感想だけでは延々と文が書けそうなので次回また紹介させて頂く。