真崎明 監督ブログ

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映画『サウンド オブ フリーダム』を観ました。

コロナ禍以降約5年間の映画作品では、総合的に第1位の傑作です。

この映画は事実に基づいて制作されました。

あのメル ギブソンも制作に携わっています。

人身売買による少年少女たちの救出を描いた作品です。

とても感動しました。

劇場の観客も最後の方では泣いている人も多かったです。

このような深刻な問題でもラストは希望の光が見えてきます。

この映画は、グロテスクなシーンは描いておりません。

子供たちに向けて、どのように憧れの想いを利用して、いかに誘惑して拉致するのかをわかりやすく描いているので、むしろ小学生高学年からは観るべき映画とも言えます。

エンターテイメント性もあり、子供から老人までが、鑑賞出来ます。

ところで、驚くべきことに、全世界ではコロナ禍以降さらに人身売買は数倍増えていると言います。

最近 アメリカでは、移民の子供達数十万人が行方不明と発表されました。

移民政策とは、むしろそれが目的なのか!と疑ってしまいます。

残念ながら、これは世界的なネットワークで日本も大きく関わっている組織が在るようで、その中の一部がジャニーズ問題とも繋がっています。

芸能界の闇と言われていますが、これはこの映画を観れば、その理由がわかります。

この主人公の実在の刑事ティム バラードは言います。

「この映画を映画館で観ることこそ、人身売買問題をあなたが改善する手助けになる」と。

それは最後のエンディングテロップまで観ていると良く意味がわかります。

この作品をぜひ時間を作ってご覧ください。

今年、最高の映画です。

文  真崎明

 

 

2024年5月1日・2日
調布グリーン小ホールにて開催された
劇団 真怪魚15周年記念公演

『空想科学探偵社 タフ〜どんぐりの巻〜』は、二日間満席となり、大盛況で幕を閉じることが出来ました。

北海道や四国、関西、中部地方など地方からもたくさんの方々にご来場頂きまして、劇団員一同心より感謝申し上げます。

さて、舞台プロローグは空手道場のシーン。

主人公 田武(初出演 初主役を演じた唐橋圭司)が、道場長 大徳が持つ板三枚を割ると
会場は拍手が起こりました。

第一幕の風待ちカフェでは、寺峰(初出演 初ヒロイン役の空知ミチル)が冒頭から登場、田武と向き合うなり「魂の存在を証明してほしい」と言われ、面食らって田武は呆然と立ち上がり舞台をウロウロとしてしまう始末。

田武が、自分には不可能と断るとテーブルを叩いて怒り出す寺峰がやがて泣きながら真実を語るともらい泣きする田武でした。

二人の熱演に観客は一気に物語に引き込まれていきました。

風待ちカフェのママを演じるベテラン女優ねこまたぐりんの絶妙なセリフの間が心地良く場を和ませたり、優柔不断の田武を叱り飛ばすところは大爆笑となりました。

船島演じる河辺林太郎は、今まではヤクザ役や泥棒役など荒っぽい性格の役でしたが、本公演では真面目で繊細な元刑事役で第一幕後半から登場、一皮剝けた落ち着いた演技が高評価となりました。

金どんぐりと葉っぱの手紙の謎の解明のために田武たちが、檜原の神戸へ向かう決意をするところで第一幕が終わり休憩に入りましたが、前半がとても短い時間に感じたという感想が多かったようです。

第二幕は、時間と空間が交差すると言われる神戸岩前の焚き火のシーンから始まりました。

このセットの焚き火が、本物の炎に見えて「あっ火だっ」と叫んだ子供も居たようです。

ここでは、田武の姉を亡くした子供の頃の話から植物状態になった船島の恋人あかりの事件の話にもなりますが、船島が「もう死んでしまいたい」と言った時に、田武が力強く励ます言葉に涙する人たちもいました。

崖から落ちるシーンは舞台の上手から下手を、崖の上下と見立てて船島が横に転がってゆくと、客席から「あっ」と声が出るほどの迫真の演技では、本当に崖から落ちたように見えた、とても面白い演出だ、など大好評でした。

山猫茶屋では、へんてこりんな仙人?(マスター)を演じる劇団座長の真崎 明が登場。

いきなり田武をマスターが、タモで捕まえるところで子供達が爆笑、田武も観客も終始マスターに言動に振り回されるような感覚で展開していきましたが、田武が姉と小熊を死に至らしめた真実を思い出して号泣すると多くの観客ももらい泣きしていました。

そして第二幕のクライマックスとなる小熊を助けるシーンでは、田武(70歳を迎えたばかりの唐橋)が、雷鳴ともに木が倒れてきて素早いでんぐり返りを見せるシーンも感嘆の声が出るほど客席を魅了しました。

田武が、小熊たちと別れるシーンではすすり泣く声も会場のあちこちから聞こえてきました。

そして第三幕、寺峰が依頼した魂の存在証明の真実が明らかになってゆくと客席は泣いている人も多く会場全体にすすり泣く声がかなり響いていました。

舞台終了と共に拍手は延々と続きました。

最後に真崎 明が、災害や病いなど不慮の死によって愛する人を失って辛い思いをしている方々に寄り添う作品を作りたかったことや主人公 田武を唐橋圭司をなぜ主役に抜擢して、古希迎えたばかりの初出演ながら大熱演だったのかその真実が語られて多くの方々が共感したようです。

こうして劇団 15周年記念公演は大盛況で幕を閉じることが出来ました。

アンケート回収は9割りを超えて最高に面白かったが約6割、面白かったが3割でした。

たくさんご意見、感想文を書いて下さった方々も多く、心より感謝いたします。

次回2025年5月6日公演予定です。
さらにバージョンアップした
『空想科学探偵社 タフ どんぐりの巻』をご期待ください。

劇団 真怪魚 広報部

『空想科学探偵社 タフ』〜どんぐりの巻〜
5月1日・2日6時30分開演
調布グリーン小ホール

☆最新作は7年ぶりとなる真怪魚の最新作はミステリアスな探偵物語である。

もちろん真怪魚ならではの超ファンタジー作品である。

主役の優柔不断で、うだつの上がらない探偵 『田武 歩(たふ あゆみ)を演じるのは、大型新人の古稀(70歳)を迎えたばかりという唐橋圭司である。
長台詞やアクションシーンにも挑戦、その熱演に注目してほしい。

またヒロインには、こちらも新鋭の空知ミチルが演じる。
空知は、ドラマ北の国からの北海道 富良野出身でもある。
子供の頃から、北の国から撮影風景を見たり、富良野塾の催しモノに参加したりと俳優業に関心があったというが、「まさか上京して自分が役者としてヒロインを演じるなど夢にも思わなかった」と話す。
空知の迫真の演技には大注目である。

脇を固めるのはベテラン勢は、前回ヤクザ役を好演した河辺林太郎、ババア役が板についた ねこまたぐりん、そして変な爺さんが定評の真崎 明がキーマンを演じる。

1月に開催されたプレビュー公演では、すでに真怪魚最高傑作と声が多数あがっている。

かつてない興奮と感動のファンタジー最新作に乞うご期待!!

☆チケットはカンフェテイにて販売中

 

 


【あらすじ】

その日、長い間仕事がなかった田武 歩(たふ あゆみ)の元に、ふつうなら誰も相手にしないような摩訶不思議な依頼が二件も舞い込んだ。

ひとつめは、亡くなった人(依頼者の親友の娘)の『魂の存在を証明』すること。

もうひとつは、金どんぐりと文字の書かれた葉っぱの謎を解くこと、だった。

解決の糸口を見出すべく田武が向かったのは、東京の山奥、檜原村の神域とされる聖なる岩だった・・