真崎明 監督ブログ

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『空想科学探偵社 タフ』〜どんぐりの巻〜
5月1日・2日6時30分開演
調布グリーン小ホール

☆最新作は7年ぶりとなる真怪魚の最新作はミステリアスな探偵物語である。

もちろん真怪魚ならではの超ファンタジー作品である。

主役の優柔不断で、うだつの上がらない探偵 『田武 歩(たふ あゆみ)を演じるのは、大型新人の古稀(70歳)を迎えたばかりという唐橋圭司である。
長台詞やアクションシーンにも挑戦、その熱演に注目してほしい。

またヒロインには、こちらも新鋭の空知ミチルが演じる。
空知は、ドラマ北の国からの北海道 富良野出身でもある。
子供の頃から、北の国から撮影風景を見たり、富良野塾の催しモノに参加したりと俳優業に関心があったというが、「まさか上京して自分が役者としてヒロインを演じるなど夢にも思わなかった」と話す。
空知の迫真の演技には大注目である。

脇を固めるのはベテラン勢は、前回ヤクザ役を好演した河辺林太郎、ババア役が板についた ねこまたぐりん、そして変な爺さんが定評の真崎 明がキーマンを演じる。

1月に開催されたプレビュー公演では、すでに真怪魚最高傑作と声が多数あがっている。

かつてない興奮と感動のファンタジー最新作に乞うご期待!!

☆チケットはカンフェテイにて販売中

 

 


【あらすじ】

その日、長い間仕事がなかった田武 歩(たふ あゆみ)の元に、ふつうなら誰も相手にしないような摩訶不思議な依頼が二件も舞い込んだ。

ひとつめは、亡くなった人(依頼者の親友の娘)の『魂の存在を証明』すること。

もうひとつは、金どんぐりと文字の書かれた葉っぱの謎を解くこと、だった。

解決の糸口を見出すべく田武が向かったのは、東京の山奥、檜原村の神域とされる聖なる岩だった・・

 

 

私が主催する劇団 真怪魚の最新作公演のポスターデザインは、今回『ヨーダ ヒデキ』先生にイラストを描いて頂いた。

2017年のスパイ作戦『シリウス ゲーム』以来なので7年ぶりになる。

ヨーダ先生とは、小説大山倍達外伝The God hand前編『月夜の使者現る』・後編『牛と戦った男』を私が月刊ワールド空手で連載した際に挿絵を描いてもらったのが、始まりである。

その後、劇画『一撃の竜』では、私の原作を漫画に描いてもらい連載した。

その後、プレジデントのビジネス漫画編の漫画担当や芸能人たちのイラストの依頼(主にテレビ局)も数多く、この日本では有名人の特徴を掴んだ独特のイラストでヨーダ先生の右に出る者はいないと私は確信しているが、現在は芸術系の専門学校の講師としても活躍しておられる。

今回劇団 真怪魚の最新作『空想科学探偵社タフ〜どんぐりの巻』のイラストは、最高傑作になったと深く先生に感謝している。

5月1日 2日調布グリーン小ホールにて開催する本公演に向けて、ヨーダ先生のイラストにパワーを頂き劇団一同全力前進である!!

【養田 秀樹 / ようだ ひでき】プロフィール

週刊少年ジャンプ、週刊少年チャンピオン作品の作画アシスタントを経て漫画家デビュー。月刊ワールド空手掲載漫画「一撃の竜」の連載後、イラストレーターとしてTVや雑誌など多方面で似顔絵、イラスト、マンガを制作。

現在、宇都宮アート&スポーツ専門学校 芸術・デザイン科 講師も務める

 

ご挨拶 真崎 明 
劇団 真怪魚 座長

皆様、本日は『空想科学探偵社「タフ」〜どんぐりの巻〜』朗読劇公演にご来場頂きまして誠にありがとうございます。

さて、本作品の構想は、東日本大震災が起きてしばらくしてから浮かんで来ました。

突然、親や兄弟、子供や友人など愛する人を失った悲しみ、あるいは残して旅立って行かねばならなかった方々の痛恨の思い・・それを言葉に表すことなど、とうてい無理なことです。

震災の犠牲者と遺族をつなぐ電話ボックス『風の電話』(線は繋がっていない)が報道で取り上げられて話題になったことがあります。

被災者が受話器に向かって話をしていると、今はもう居ない人が、それに応えてくれている気がして慰められたと話していました。

もしかしたら、本当にその旅立った人が受話器の向こうで応えてくれているのかもしれません。

そして私の勝手な思い込みかもしれませんが、生きている人に、早く元気になって希望を持ち前に向かって歩んでほしいと願っていると信じてやみません。

これは、2020年に新型コロナウイルスが全世界に広がりパンデミックを引き起こし、数多くの人々が急逝したことで、多くの悲しみをもたらしたことにも繋がることではないでしょうか。

コロナの感染では、ペットが感染して死亡するケースも多かったと言われていますが、それは自然災害でも同じで動物や植物など生きとし生けるもの全てが生命の危険に晒されることになるのです。

私はこういった生と死の問題を、真っ正面から取り組んでみたいと思い約二年半かけて書き上げたのが『空想科学探偵社「タフ」〜どんぐりの巻〜』です。

とは言っても、暗くて重々しく苦しい作品づくりは真怪魚のモットーではありません。

親子三代が一緒に鑑賞出来て、笑って泣いて感動して希望を抱いて頂ける作品こそが真怪魚の真骨頂です。

異なる時間と空間が交差する摩訶不思議な世界を、主人公たちと共に冒険して思いっきり楽しんで頂けたら幸いです。

主人公 田武 歩には、今年古希(70歳)を迎える唐橋圭司、1人目の相談者、寺峰加奈役には、『北の国から』やってきた富良野出身の空知ミチルが演じますが、二人とも真怪魚の新メンバーであり初舞台です。

二人の熱演にご注目ください。

脇を固めるのは、前回ヤクザ役を好演した河辺林太郎、ババア役が板についた ねこまたぐりん、10年ぶりに出演する村 敏蔵、そして私も油断ならぬ変な爺さんを演じます。

それでは、ごゆっくり真怪魚初の朗読劇をご堪能ください。