伊豆急下田-東京 特急踊り子162号 グリーン車乗車記 | コントレイル

下田でレンタカーをチェックイン。東京までは電車で帰る。

 

 

伊豆急は楽しいよね、この日も様々な列車が乗り入れていました。

 

 

が、しかし、ここは漢ならSVOや伊豆クレイルに目もくれず185系一択だろう。

 

 

指定席買うときも料金同じなのにSVOのGじゃなくて良いの?勿体無いよと言われたけど。

 

 

本当は一本後の踊り子を予定していたが、一本早い我孫子行きの臨時列車に間に合ったのでこちらへ変更。

 

 

臨時列車である踊り子162号は、図らずも貴重なOM04編成が充当されるようだ。

 

 

しかし、誤算だったのが臨時列車である故に踊り子162号では車内販売の営業はないのだ。せっかく車の運転が終わり、冷えたビールでも飲もうかと思ったのだが、発車前に慌てて買いに行った次第だ。乗車前に買ってもビールが温くなるんだよね。

 

せめて東京まで車販を乗せられないものか。

 

 

現役最後の国鉄型サロだ。

 

 

車内はほぼ原型に近い。

 

 

R27(改)が全室に並ぶ。

 

 

旧田町車は改座済みだが、OM編成は今でも国鉄から継承した国鉄標準のグリーン座席R27を使用している。バケットシート化されているが、ほぼ原型だ。

 

14系客車のドリームカーがはまなすもろとも消えた今、OM編成はR27が現役で稼動する最後の車両である。

 

幸い臨時列車なので乗客が他におらず、貴重な機会なので細部を記録した。

 

 

国鉄のグリーンといえば、この無骨な足置き。

3段階に上下し固定できる機構を持ち、堅牢かつ緻密に作り込まれている。

 

 

車端部テーブルは折りたたみ式ではなく、固定式の大型テーブルが設えている。

これは185系の特徴だ。

 

 

ソデ体のテーブルは既に撤去されている。

 

 

代わりに小ぶりなバックテーブルが備えられた。

 

 

デッキを仕切る自動ドア。

 

 

センサーではなく、このマットを踏むと作動する。新前橋時代のEXP.185のロゴがそのままだ。

 

 

リクライニングはかなり深い。しかし実際に腰掛けると、足置きが邪魔だ。

R27全盛の時代より日本人の体格が変化したのだろう。

 

 

普通車は改座され久しい。常磐線直通の踊り子162号は全席指定の臨時列車なのだが乗車率はかなり低い。また熱海から東京までの停車駅は小田原と横浜のみだ。

 

 

踊り子の車両置き換え計画は現在のところ未定だが、車齢を考えると風前の灯火であることは間違いない。