こんにちは。
この記事は回想録になっています。
参考にされるかもしれない方の為に、子宮頸がん関連事象や、病気の症状、治療内容などストレートな表現になっていますので、気が進まない方はスルーで読み飛ばしお願いしますね。





身体は頑丈で大きな病気には縁遠く、やたらと精神的にも肉体的にも馬力がある方、そんな風に思って生きてきた三十ウン年。親戚縁者にも大病を患っている人は殆どいない。
自分が、まさか、ガンなんて、思いもしなかった。

婦人科には過去にかかっていて、もしかしたら子宮筋腫があるかな、というような事を言われた記憶がある。
全くそんな事はなかったわけだけれども、この言葉でもしかしたら将来婦人科系の病気がやってくるかもというような、軽い予感はあった。

生理は12才にやって来て、殆ど狂わず28日周期で、若かりし頃は一週間、20才を過ぎてからは5日間続いた。
経血量は最初から多くないほうだと思うけれど確実に減って行っていた。

24才から付き合っていた彼と三十路前ギリギリに結婚。ですが離婚。そして今は現在の相棒と同居。安定した性生活を送って来たと思う。

精神的なストレスは、プライベートでも仕事でも、山程抱えてローラーコースターみたいな時期が何年も離婚を挟んで続いたけれど、グッと飲み込み自分の選択した人生だからと前だけを向いて生きてきた。

友人達はワタシの事を鋼のような頑張り屋とか男勝りのヤンチャものだという。褒められてるんでしょうか?  暗に扱いにくいということかもしれませんが、好意的に受け止めて生きてマス

自分としては心臓に毛の生えた負けず嫌いのドMだと思ってる。
はい、人生緩く生きられない、面倒なタイプ。
それでも、そのおかげで、自分の設定したゴールには必ず到達してきてるし、満足してきてる。満足だと想い込んでいる、なのかしら。
ウジウジするのは性に合わない。そんなものはなるべく短く、それから思いっきり蹴っ飛ばしてスッキリハッキリサッパリが気持ち良い。

日本にある外資系の会社を辞めて、小さめだが将来性があると思ったヨーロッパ系企業に香港で就職が決まった時、人間ドックを受けてみることにした。
これからまた一働き、野望を追うにはもう三十路半ばの身体のメンテナンスは大事でしょう、と。
ただ、何だかずっと、頑張りのメーターが上がりきらない。力が出ない。
流行りの燃え尽き症候群なのか、タダの怠慢か、それとももう来た老化か~、甘い甘いとお尻を叩きながら騙し騙しきていたけれど、疲労だけでなく、蕁麻疹が下半身に毎朝出ていた。
たまに出るアトピーも急に悪化したりして、見えない精神的肉体的ストレスに、実は強くなかった免疫が耐えきれなくなっていたのかもしれない。

子宮頸がんの患部に関して言えば、性交痛があったし、微量だけれど不正出血もあった。
相棒と楽しむこともこの頃すっかり億劫になっていたので相手だけ少し張り切り過ぎただけなのかと思っていたけれど、毎回症状が出れば、これはちょっとマズイか、と思うもの。

そこで、婦人科検診がセットでついている人間ドックに。母の日スペシャルというようなタイトルで来ていた割引クーポン付きダイレクトメール。
まだ、真の目的は単純なメディカルチェック。婦人科系は念のため。
もし何かあっても軽い子宮筋腫じゃない?ぐらいの感じで申し込む。

2012年5月のこと。



















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