口説きのテクニック! | みやびあきら日々(妻の死と息子と高齢の母)

みやびあきら日々(妻の死と息子と高齢の母)

過去に浮気をやらかしてしまったシタ夫
再構築に努め20年が過ぎた頃に妻が癌で亡くなりました。
反省し続けた20年間の心情変化や気づいた事、妻を失ってもまだ妻を思い続けている思いなどを吐き出してます。

一応は、営業マンやってるみやびあきらです。

浮気シタ夫が、「口説きのテク!」とか書いてしまうと、
良からぬ口説き?を連想してしまうかもしれませんが・・・

まぁ少しは正解なんですけど、女性を口説く話ではありません。

仕事の話!です。

商売のやり方が、完全に浪速の商人(なにわのあきんど)ですから・・・
ま、こんなんですけど。

まず!
売り込みたい商材があり、営業をかける訳ですけど・・・
めちゃめちゃ心理学?的な揺さぶりをかけます。

私の場合は金融関係の仕事ですから、主にプランを売るわけですけど。

簡単に言うと、
上げて落として拾い上げる!

この商品で、こんなすばらしいことが実現できますよ!
と期待をとことん膨らませておいて、
でも!こんなにお金がかかりますよ!という厳しい現実を見せつける。
この落差が大きければ大きいほどハマります。
そして、解決策の提案。

たとえば、全部は無理ですけど、優先順位として
コレとアレと、ソレは必要ですよね?
・・・と思って、私なりに考えた結果このプランが(この商品が)・・・
と持って行く!
そうすれば、金銭的にも妥協出来る範囲に収まり、クライアントが求める重要度の高いモノを満たした商品が提供出来る。

この人のおかげで、良いモノが安く買える!となり、お客様の満足度もあがる。

そして、ちょいちょい自分を落とす事で、親近感を与え、
油断させたり、優越感に浸らせたり!という事をする。

すると・・・殆どのクライアントは、「ほ~」「なるほど~」「それ良いですね!」と、感嘆の言葉ばかり言うようになり、信頼を寄せてくれるようになります。

で・・・ココからが、みやび流のだめ押し!

自分はこの業界や商品に精通しているプロですから、口がうまいんですよ!w
もしかしたら売り手側に都合のよい商品を売りつけられてるんではないか?と疑うぐらいの方が良いですよ?
みたいな事まで言ってしまいます。

すると、相手も少し不安になり、色々と疑問を持ち、100%YESだったのに、不安だったことや、リスクについて質問を投げかけてくれる。

すると!
コレってどうなんですか?
本当にコレ良いものなんですか?
こんな時はどうなりますか?
と言うような、あら探しとか否定的な事を探す質問ではなく、

みやびさんの勧めてくれたこれって、こんな事は出来るんですよね?
そうはいっても、この機能はちゃんと機能するんですよね?

と、一度自分が良いと思ったモノは、ちゃんと良いモノなんだ!
と確認するような質問が殆どになりますね。

それに対して、100%大丈夫と返すのでは無く、
出来る事と出来ない事、どうすればこのプランや商品の利点を無駄なく享受できるか?をお伝えする。

ここまでくれば、100%契約に至ります。

あえて、口のうまい営業マンの私に騙されたらいけませんよ?
ともっていくことで、さらに深い信頼を勝ち取るのです。
100%完璧でないけれど、80%満たしているモノで、
その80%を全てしゃぶり尽くすにはこうすれば良い!
という提案をするのです。

実はコレ・・・良いモノが安い訳はない!という、胡散臭さを取り払って、
思い切って、必要ない機能を捨てることで安いんだ!という納得感を持って貰うプロセスです。
同時に、その商品にとって都合のよい使い方まで教育してるんですね。
お客様に商品を合わせる話から、いつの間にか商品にお客様を合わせる事になってる。

この時点で、他社商品との比較なんてことは吹っ飛んでしまっていますから。

まったく同じ商品だと他社の方が安いなんて事はザラにありますから。
有る意味、詐欺師ですよw

こんな事をやっているので、この業界でもそこそこ息長く食べていけています。

いざ仕事モードに入ると、うまく相手の心理を揺さぶって、口説き落としてしまいますが・・・

家に帰って、相手が妻になると、これがまったく通じない!

妻には全て見透かされてしまいます。
どうしても妻に対してだけは、口説き上手な営業マンにはなれないんですね。
上げて落として!の、落としてと言うのが、妻には出来ないから。
でも、妻に対してはそれでいいかな?

まあアレです!
口のうまい奴には気をつけろ!って事ですw