ここまで生きてこられた感謝の気持ち、これからも生きていく希望・意欲を皆さんにお伝えしたく、この本を書き始めたが、あれも書きたいこれも書きたいとなり、余り纏まっていないかも知れない。一文字一文字足のスイッチで文字を打つ気が遠くなる作業と皆さんは思われるだろう。それが全然大丈夫で、むしろワクワクしながら毎日パソコンと向き合ってきた。面会禁止で時間はたっぷりあった。面会禁止で執筆活動の時間を頂いたとプラス思考に切り替えることが出来た。「最後まで奇跡を信じて絶対に諦めない」改めてそう思える時間になった。父の一挙手一投足全ての事を見て来て、「辛い事、しんどい事、どうしたら良いか分からない事があった時、お父さんなら何て言うかな⋯、どうしたかな⋯」と何度も思った。

嬉しかったのは、第二章を読んだ息子が感想をメールしてくれ、私と同じ事を思ってくれていた事だった。息子が小学五年、一番多感な時期、病気の私には相談出来なかったと思う。でも前述した様な私が父に対しての思いと同じ気持ちだったと分かっただけでも本当に嬉しい。娘の成人式が二年前マスカット球場であり、晴れ着も見られた。今年は倉敷の病院の医療事務に就職が決まり、息子が成人式を迎える。「生きる選択をして本当に良かった」改めてそう思った。面会禁止も重なり喜びも倍増だった。「生きるって素晴らしい、生きるって幸せ、生きているのは生かされている」心からそう思う。これからも『夢』と『希望』を持って毎日笑顔で、感謝の気持ちを忘れずプラス思考で前を見て頑張っていこうと思うので温かく見守って頂けると幸いである。以下、私が大切にしている言葉をご紹介させて頂く。


  私の好きな言葉

『一生懸命だと知恵が出る、中途半端だと愚痴が出る』


  私が親から学んだ事

親を大切に、兄弟仲良く助け合う事は一番の親孝行!常に謙虚に!全てに感謝!


私が仕事・上司・先輩から学んだ事 

常に目配り・気配り・心配り!

嫌な事から絶対逃げない!

気持ちを顔に出さない!

叱って貰えるのは期待されているから。

有難い事。叱ってくれる上司が本当の上司!

叱られやすい素直な部下になる。誰も叱りたい上司はいない。

自分を過信しない。

報・連・相しやすい環境づくり!挨拶は目を見て笑顔で。

あいさつの

『【あ】は明るく

   【い】はいつも

   【さ】は先に

   【つ】は続けて』


『【し】仕事は

   【し】真剣に、でも絶対に

   【し】深刻になってはいけない』


上司の一番の仕事は部下が働きやすい環境を作る事聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥知ったかぶりは絶対駄目失敗の元聞く勇気聞かれ易い雰囲気を持った人になる⋯どの言葉もまだまだ自分は出来ておらず反省の毎日である。少しでも皆様に何かご参考になる言葉があれば幸いである。


この本を作る話を提案してくれた前田と奥様に改めて感謝している。また出版に当たりご協力頂いたセキ株式会社の小杉さん、井石さん、田岡さん、同期の上木に深く御礼申し上げたい。偶然にも四人共松山大学。前田には出版についての打ち合わせまで大変お世話になった。野球繋がりで上木を紹介すると一気に話が前に進んだ。『野球の神様からのご褒美』心からそう思った。

十一月嬉しいニュース記事を読んだ。岡山大学病院と東北大学の共同研究による『Muse細胞』がALSに効果があるという内容だった。もう直ぐ治験が始まればと期待している。「生きる選択をして本当に良かった」そう思えるニュースだった。いろいろ研究はされているので希望を持って生きていれば必ず良い事がある。あくまでも私の思い、希望であるが本の売り上げは京都大学のiPS細胞研究所に寄付したいと思う。私の七つ目の希望であり『夢』である。『絶対に諦めない、奇跡を信じています!


これを結びの言葉にさせて頂く。


おわり

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2012年に難病ALS「筋萎縮性側索硬化症」を患い、今も闘病を続ける土山剛靖(まさやす)9年間の闘病生活を綴った自叙伝「これが私の生きる道〜これまでの軌跡〜これからの奇跡を信じて」



この本の出版を目指し、剛靖(まさやす)の兄と彼の高校・大学の同級生が中心にサポート… 

「魂の叫びプロジェクト」がスタートしました。

執筆を始めることを決意してから、右足の膝だけが少し動く状態でPC「伝の心」(意思伝達装置)を操作しながら伝えたい思いがあると、剛靖(まさやす)は執筆を続けてきました。



そして、クラウドファンディングに挑戦することに。

『 皆様からいただいたご支援は、著書「これが私の生きる道」の出版費用の一部として、大切に活用させていただきます。

 本を出版し、まずは病気で苦しんでいらっしゃる皆さまに少しでも元気になっていただきたい。その想いで一心不乱に執筆いたしました。特に第三章~第五章には10ヶ月を費やし、彼が皆様にお伝えしたい内容が凝縮しております。是非読んでいただけると幸いです。』

プロジェクトは成功。

くさんの方から温かいご支援を頂きました。

土山剛靖(まさやす)の願い

本を出版するということ、そして

京都大学iPS細胞研究所に寄付をするという願いが叶いました。



今後、研究が進み、自分と同じように苦しんでる人が1人でも多くの方が解放されることを願って。