コメント欄に


【交差点さん】より質問をいただきました照れ


【運命船サラバ号出発】を作詞・作曲した

本人ですが…少し長くなると思ったので

ブログで解答させていただきますね。


質問はこちら下矢印下矢印下矢印

急にごめんなさい 


運命船サラバ号の歌詞です。
がんばろう とどけよう それが彼女の口癖
見慣れた風景を彼女はなぜ笑い 日常の優しさを拾い繋げられるのか

大好きなこの歌ですが、この部分の歌詞の意味がよく分からなくて、、
アキラさんに教えて貰えると嬉しいです。大学生です。


今年の11月にザ・コブラツイスターズの

ビクター時代のMVがアップされました。


1999年2月24日に発売になったデビュー曲です。

せっかくなので天国の階段を登るように
ゆっくり曲解説しますよ。


「運命船サラバ号出発」



歌詞の解説は、「聴いてくれる人の

それぞれの解釈」という意見もあるので

ネタバレしたくない方はここでストップ✋


グラサングラサングラサン





トラまあ20年以上前のリリースだしデビュー前から

ライブでやってる曲なので


何を言っても時効警察👮‍♀️


まずはタイトルの「運命船サラバ号出発」から


雑誌とかラジオ メディアでは

「宇宙船サラバ号出発」とか

よく間違われたのも懐かしい想い出ですね


とにかくタイトルや歌詞について

インタビューをたくさん受けました。


サラバ号って?光る三艘の船って?


それじゃ昔話風に解説

「アキラRADIO📻で話せば良かったかなぁ」


    

​昔々、大学時代から付き合っている
恋人同士がいました。
二人は都会で出会いました。
男はデビューを夢見るバンドマン
就職する気もなくアルバイトと音楽の日々
彼女はその夢を応援しながら東京で
就職して頑張っていました。

男は「変わらないしょうがない」が口癖で
後ろ向きな人間でした

一方、彼女は「がんばろう届けよう」が口癖の前向きな人で日々の暮らしを愛し
「日常の優しさを繋げられる人」でした。

そんな二人の関係もそのまま続くわけもなく彼女は自分の田舎に帰るという決断をしました。

二人は別れ、それぞれの道を歩みました
二人の見慣れた風景は変わり
男は別れを悔やみました


伝わってますでしょうか…?


さらに細かく解説看板持ち



​実際の別れは新幹線のホームだったんですけど、与論島出身だからかサラバは
船のイメージと重なりました。

船の別れは切ないですね。
見えなくなるのがゆっくりなので

その時、滝のように涙を流れ
「運命なんていうな…」というフレーズが
でてきました。

サラバ号は二人の運命を乗せた船

光る三艘の船は

不安を乗せて走る
期待を乗せて走る
ロマンを乗せて走る

現在・過去・未来

内なる自分
外から見た自分
理想目指す自分

色んなことに
かかっています。


ここまで解説してきましたが

【甦る人々】の歌詞もそうなんですけど


サラバ号も歌詞をどうやって創ったか

あまり覚えてないんです。


ただ一筆書きのように一気に想いが溢れて

言葉になったと思います。

歌詞も曲も同時に生まれるのが

一番強いですね。


そんなことは創作において

頻繁にあることではありません。


なので説明できることはできるんですが


自分でも歌っていて

「このフレーズってどういう意味なんだろう?」

って ふと瞬間的に思うことがあります。


だから自分自身も歌っていて飽きることが

ないですね。


それぞれの好みですが


映画も音楽も笑いも本も芸術なども

「何だコレは!」っという考える

余白があるのが好きかも知れません。


だからと言って説明するのが好きじゃない…

というわけではありませんよ。


【交差点さん】質問ありがとうございました。


おかげで、久しぶりにサラバ号を

掘り下げることができました。


standfm アキラRADIOでも

レターなど質問も受け付けて

行きたいですね。


ちなみにシングルの歌詞は

漫画家の蛭子能収さんの手書きです。





​悲しい経験をしても
それが歌となり
前のめりな曲になって

応援していただいてることに
感謝しております。

「さあさあ 出発だ〜」


そんなお客様のエネルギーを

吸収した


ライブバージョンでのサラバ号もどうぞ!


「運命船サラバ号出発~実況録音篇~」