8thアルバム 「Fin del mundo」 解説 | New 天の邪鬼日記

New 天の邪鬼日記

小説家、画家、ミュージシャンとして活躍するAKIRAの言葉が、君の人生を変える。

2月14日(火)ではでは、バレンタインデーの贈り物です。
最新アルバム「Fin del mundo 世界のおわりとはじまり」をネット販売開始しまーす!
New 天の邪鬼日記-finjak500.jpg2500円(11曲。43分)

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郵送のためパッケージを破ると傷がつくので、ジャケットにサインはできませんが、あなたの名前とAKIRAサインいりポストカードをプレゼントします。
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これが遺作になるかもしれないんで、買ってちょー!

「Fin del mundo」とはスペイン語で「世界の終わり」という意味です。
このアルバムの楽曲はオレが南米12カ国をまわりながらつくりました。
2010年3月11日、オレはブラジルのサンパウロで東北大震災と福島原発事故を知らされます。
次の日南米中の新聞がそれを「Fin del mundo(世界の終わり)」といって報道しました。
「アキラさん、日本がたいへんです。すぐ帰ってきてください」とのメールをたくさんもらったが、オレは「自分にできることをやろう」と心に決め、たくさんの曲を書いた。
4月29日に帰国したオレはそのまま佐藤さんの車で石巻にはいり、宮城、岩手、福島など、さまざまな被災地で40本以上のライブをつづけ、ついに2011年1月20日血を吐いて仙台の病院に運びこまれました。
オレは被災地でかけがえのないものを学びました。
目の前で家族が流されていく者、子供をかかえたまま死んでいった母親、放射能を全身に浴びながら臨界爆発を止めた父親、死体置き場をまわりながら友人を探す中学生、ひとつのおにぎりを分け合う家族、石巻専修大学のキャンパスに並ぶ何百ものボランティアたちのテント、子供の日に送られたこいのぼりに喜ぶ子供たち、クリスマスの運動会、
オレがそこで見た者は「世界の終わり」ではなく、「世界のはじまり」だった。
もし世界が日本で終わったのなら、誰もまだ見たことのないような未来がはじまるのも日本だ。
「人を蹴落としてまでのしあがろう」、「自分さえよければいいん」、「よりたくさんのお金と物を集めれば幸せになれる」という価値観が崩壊し、「助け合い」、「分かち合い」、「愛し合う」新しい未来が日本の被災地からはじまった。
このアルバムはひとつの時代が終わったレクイエムであり、新しい時代がはじまることを高らかに宣言したマイルストーン(金字塔)でもある。

1、 魂の本
2、 ハイボクノウタ
3、 Sailing on
4、 Fin del mundo
5、 ギフト
6、 パラレル同窓会
7、 The Profession
8、 Enlightmant
9、 蝶効果
10、 そらのやくそく
11、 トゥーストーリー
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「魂の本」
Let’s Wright it with your blood
Let’s Wright it with your tears
Let’s Wright it on your skin
Let’s Wright it your Book of soul
1
暮れゆくカフェでひとり
読みふけるすり切れた本
時を越えて伝わる
旅人の熱い想い
誰かになんて思われるか
そんなに気になるのかい
それじゃまだきみの人生は
他人のものだ
きみの物語を生きてゆきなさい
誰もまねのできない
きみの魂の本your Book of soul

異国の街でひとり
さまざまな冒険が待つ
本を捨て旅に出ろ
ぼくの内なる少年が言う
誰かになんて言われるのか
そんなに心配なのかい
それじゃまだきみの人生は
脇役のまま
きみの物語を生きてゆきなさい
誰もまねのできない
きみの魂の本

Let’s Wright it with your blood
Let’s Wright it with your tears
Let’s Wright it on your skin
Let’s Wright it your Book of soul

「ハイボクノウタ」

塾に通う子供たちが
ホームレスのおじさんを笑う
「ああなったら終わりだね」
切符を買うおばあちゃんに
列のうしろで男が叫ぶ
「なにをとろとろやってんだ」
弱いものに手をさしのべる
それがほんとの強さなんだ
敗北の味知るものだけが
人を救えるから
負けろ 負けろ 負けろ
敗れる痛みを知りなさい
負けろ 負けろ 負けろ
失う勇気をもちなさい
傷つく数だけ強くなる
やさしい獣よ
さあ立ちなさい

混んだ電車に乗りこんできた
ベビーカートを若者が蹴る
あやまったのは母親のほう
しょせんおまえは負け犬だって
不登校の息子を叱る
父親がリストラされた
踏みつけられる雑草にさえ
きみと同じ命が宿る
敗北の闇知るものだけが
明日を照らせるから
負けろ 負けろ 負けろ
敗れる痛みを知りなさい
負けろ 負けろ 負けろ
失う勇気をもちなさい
傷つく数だけ強くなる
やさしい獣よ
さあ立ちなさい

「Sailing on」
1
Sailing on
きみがきみの船を舵をとれ
Sailing on
きみが世界を発見するんだ
Sailing on !

星を読め 風を嗅げ
きみはひとりで海に乗りだす
波を聴け 鳥を観ろ
人生に海図はない
この船は大切な祖先からの譲り物
星となった者たちがきみを導く

Sailing on
きみがきみの船を舵をとれ
Sailing on
きみが世界を発見するんだ
Sailing on !
2
黒い雲 荒れる波
嵐が船を呑みこむ
帆は破れ マストは折れ
運命がきみをさらう
この船は走る棺おけ魂を運ぶ肉体
手放すな神にすがるな己を信じろ

Sailing on
きみがきみの船を舵をとれ
Sailing on
きみが世界を発見するんだ
Sailing on !

鋼を打つ鍛冶のように
孤独がきみを鍛える
だからこそきみは知る
人のぬくもりを
Sailing on Sailing on Sailing on Sailing on
Sailing on きみがきみの船を舵をとれ
Sailing on !
Key-G capo3 E

「Fin del Mundo」
世界のおわりとはじまり

大切な人に伝えて
あなたの笑顔といっしょに
すべてをなくしてはじめて
大事なものに気づいたの
Fin del Mundo
生きている 生きている
あたりまえな日々を
笑ってる 泣いている
それこそが本当の奇跡
あなたは「今」を生きてますか?

瓦礫の下で見つかった
子供をいだいた母親
放射能を全身に浴びて
臨界を止めた父親
Fin del Mundo
生きている 生きている
愛する人たちが
親がいる 家族がいる
それこそが本当の奇跡
あなたは「誰」を守りますか


日本中からかけつけた
泥んこまみれの若者
世界中から祈ってた
貧しい国の人々よ
Fin del Mundo
世界がここで終わったならば
ぼくたちはもう一度はじめよう
誰もまだ見たことのないような未来を
世界は「ここ」からはじまった


「ギフト」

たちの悪いジョークだろ
余命3ヵ月なんて
病がぼくを望んだのかな
ぼくが望んだのかな
気づけばいつもきみの
ぬくもりに守られてた
きみがいてくれるただそれだけで
ぼくは生きていける
命はギフト
運命はギフト
あふれるほどの感謝をこめて
ぼくは受け止めます
2
神はなんてむごい人
わたしだけ生かすなんて
事故があの子を選んだのかな
あの子が選んだのかな
あの日止まった時が
少しずつ流れだした
たったひとりでも多くの人に
笑顔をわけていこう
命はギフト
運命はギフト
あの子がくれた愛と気づきを
わたしは受け入れます

命はギフト
すべてはギフト
涙で咲いた愛の花束
今あなたに贈ります


「パラレル同窓会」
1
ぼくの50歳の誕生日に
わけのわかんないハガキがきた
今夜特別な同窓会にあなたを招待いたします

ぼくは疑いながらでかけた
お城のような高級ホテル
1000人のぼくが集まっている
とうとうぼくも狂ったか

パッパッパ パラレルワールド
パッパッパ パラレルワールド
きみは無限の可能性をもつ
パッパッパッパラレルワールド
2
ぼくとおんなじ顔をしてても
みんなちがった仕事をしてる
あなたはどんな人生でした?
ひとりのぼくに聞いてみた

わしを知らぬか国のトップだ
総理大臣 だけど廃人
汚職が暴かれ支持率サイテー
これが私の人生だ

パッパッパ パラレルワールド
パッパッパ パラレルワールド
きみは無限の可能性をもつ
パッパッパッパラレルワールド

3
ぼくは重役はたまた泥棒
ぼくはお医者さん
はたまたホームレス
天国にいったぼくまできている
ぼくはぼくでよかったんだ

あの日あの時ぼくは選んだ
今の自分をぼくは選んだ
我が家へ帰って妻にキスしたら
キャバクラいってふられたの?って

パッパッパ パラレルワールド
パッパッパ パラレルワールド
きみは無限の可能性をもつ
パッパッパッパラレルワールド


「The profession」(職業)

ぼくは父の職業を恥ずかしく思った
小さな駐車場のしがない管理人
まるで電話ボックスみたいな
せまい箱のなかで
ぺこぺこ頭を下げつづけた30年間

母の介護のために父は仕事をやめる
最後の駐車場でぼくは目を疑った
壁には花輪がならび 机には花束の山
みんな父に群がり お礼をいってた

人の価値は職業じゃなくて
あなたらしく働くこと
ぼくは父の職業をほこる
人を喜ばせる仕事
The profession


私は母のようにはなりたくなかった
若いころ音大でピアニストをめざしてた
ピアノを弾くはずの指でスーパーのレジを打つ
余裕の笑顔でひとりひとりに話しかける

あれはクリスマスの晩 母のスーパーをのぞいた
ひとつのレジのまえにだけ長い行列ができてた
みんなほんのちょっとでも母と話したくって
じっと辛抱強く並んでいたんだ

人の価値は職業じゃなくて
あなたらしく働くこと
私は母の職業をほこる
人を楽しませる仕事
The profession


「Enlightment」

私は私の指にふれられない
私は誰?
私は私の顔さえ見られない
私は誰?
あなたを憎んで 家族を恨んで
自分を追いつめた
幸福をねたみ 運命を呪い
自分を責めてきた

私は欲であり 横暴な父であり
空虚なる富だった
荒れた海でありもまれる舟であり
死んだ魚だった
私は誰?


私は私の体さえ抱けない
私は誰?
私は私の心もつかめない
私は誰?
森を切り倒し 大地を削って
川をせき止めた
理想をあざ笑い 子供の未来を奪いつづけてきた

私は王であり 盲しいた民であり
残虐な兵士だった
飢えた孤児であり枯れた井戸であり
不治の病だった
私は誰?

Enlightment
今闇のなかに
Enlightment
光が生れ落ちる
Enlightment
思い出せ思い出せ 本当のおまえを
Enlightment

私は希望であり豊かな土地であり
種をまく人だった
喜びの歌であり救いの手であり
世界はわたしだった
美であり生であり
知であり愛であり
神の一員だった
火であり水であり
木であり空であり
世界そのものだった
私はすべて
私はすべて
私はすべて
Enlightment


「蝶効果」(バタフライエファクト)

となりの人に微笑まず
誰に微笑むの?
身近な人を愛さずに
誰を愛せるの?
ダライラマやマザーテレサに
なれなくたっていいんだ
自分にできるささやかなこと
心をこめてすればいい

バタフライエフェクト
蝶々の羽ばたきが
雲を晴らしてゆくんだ
バタフライエフェクト
あなたのやさしさが
誰かを変えてゆくんだ

できることを今しないで
いつするのだろう?
苦しむ人に目をそむけ
何を見るのだろう
愚痴や嘆きや 批判ばかりじゃ
世界が枯れてゆくから
自分にできる小さな一歩
勇気をもって踏み出そう

バタフライエフェクト
蝶々の羽ばたきが
願いをのせてゆくんだ
バタフライエフェクト
あなたの微笑が
明日を変えてゆくんだ


「空の約束」

思い出して 空の約束
きみは光 きみは命
思い出して 空の約束
あなたは虹 あなたは愛

いつかきみとここで会った
同じ空のしたで会った

なつかしいねきみのやさしさ
なつかしいねきみのぬくもり

千の春も 千の夏も
ずっと いっしょだった

思い出して 空の約束
きみは光 きみは命
思い出して 空の約束
あなたは虹 あなたは愛


いつかきみとここで会おう
同じ空のしたで会おう

忘れないよ きみの笑顔
忘れないよ きみの涙

千の秋も 千の冬も
ずっと 待っていた

思い出して 空の約束
きみは光 きみは命
思い出して 空の約束
あなたは虹 あなたは愛

思い出して 空の約束
思い出して 空の約束
思い出して 空の約束
思い出して 空の約束


「トゥルーストーリー」

ウサギとカメが競争しました
ウサギは Pyon pyon
カメは Slow slow
ウサギはシエスタ
カメは勝った
This is not true true true story

その話を聞いた女の子がいった
どうしてカメはウサギを起こして
いっしょにゴールインしなかったのかな
This is the true true true story
真実はいつもひとつじゃないから
あなたが世界を選びなさい

ピーチボーイは鬼ヶ島へいった
サル、イヌ、キジと鬼をやっつけた
宝をいっぱいもちかえった
This is not true true true story
その話を聞いた男の子がいった
それじゃまるで強盗じゃないか
ひとの国で泥棒する軍隊
This is the true true true story

真実はいつもひとつじゃないから
あなたが世界を選びなさい

produced by hajime & Ryusuke Sasaki
Arranged by hajime & Ryusuke Sasaki
Mixed & Mastered by Ryusuke Sasaki
All songs written by Akira
Vocal by Akira
Piano & Keyboard by hajime
http://hajime-soultravel.com/
Guitar by Kazuki Tsurube
Percussion by Takuya Senda
Flute by Shiho Suzuki
Niko by Maho Arakida
Other instruments & Program by Ryusuke Sasaki
www.myspace.com/ryusukesasaki