生活こそが修行である@日光 | New 天の邪鬼日記

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小説家、画家、ミュージシャンとして活躍するAKIRAの言葉が、君の人生を変える。

1月14日(土)
日光の朝は毎日氷点下0度である。
毎朝水道とトイレは凍り、日の出から2,3時間たたないと流れない。
映画「南極料理人」でさえ、家の中にいるときは普段着なのに、妖怪屋敷のうちは外気といっしょの気温か、それ以下である。
なぜならすきま風は外といっしょなのに、屋根がある分、屋外の日影に相当するからだ。
それでも暖房費を節約するために南極探検隊のような防寒着で暮らしている。
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これはたんに暖房費の節約のみではなく、来週から行く東北と北海道ツアーの耐寒訓練でもある。
いわばオレなりの寒中水泳的な成人儀礼だ。(まだやってるのか!)
ニュースでは東北と北海道の大雪と寒波を毎日報道しているので、旅行前最後のツアーをなんとか風邪を引かないで乗り切りたい。
いつも言っているが、ボーカルが風邪を引くということはそのあとのライブに来てくれる数百人に迷惑がかかる。
ゆえにこんなバカげた耐寒訓練を誰も知らない日常でおこなっているのだ。
どうよ、このプロ意識!
「歌手になりたい」、「音楽でお金を稼ぎたい」とほざいてるアマチュアども、よく聞きなさい!
プロとは、派手なステージとは裏腹に、こういう耐寒訓練もしなければいけないのだぞ。
「それで風引いたら、もともこもないじゃん!」
ううむ、そのとおりだ。

さあ、今日は旅行前最後の古市オペラだ。
明日の千葉県野田ライブも、21日の東京のライブも来なさい。
オレがインドで野たれ死んだらもうAKIRAライブは今世で最後だぞ。
そうやって切腹する武士のように、
刀の切っ先のように、

今を生きなさい。

ああ、帰ってきたらトイレ流れねーんだろうなあ。