ニューアルバム「家族」本日発売! | New 天の邪鬼日記

New 天の邪鬼日記

小説家、画家、ミュージシャンとして活躍するAKIRAの言葉が、君の人生を変える。

いやはや、どれだけこの日を待ち望んだことか。
0803家族ジャケ

もはや「家族現象」とも呼ばれる観客ボロ泣きライブをつづけて1年半、
「家族はどのアルバムにはいってるんですか?」、「家族はいつ発売になるんですか?」から、
「家族入れねーとぶっとばすぞ、わりゃあ!」、「家族出さねーと百姓一揆起こすぞ」など、
励ましと脅しと脅迫を受けつづけ、今日に至った。
桐生ライブのとき、タモリさんやみのもんたさんの開運印鑑をつくっている方からこうアドバイスされた。
「6月18日に発売すると売れるわよ」
開運印鑑はきっと高くてつくれないが、アドバイスは無料である。1ヶ月前に業者からとどいていたが、発売を今日まで待ったのは、そういう下心からだ。
今日何気なくカレンダー見たら、満月じゃーん! これ知ってて6月18日って言ったのかなあ?
0803家族レベル

屋根が飛ばされ、アンテナが倒れ、水道が凍るなか、北海道からおがわとーるがやってきてサバイバルレコーディングは2月の終わりからはじまった。(ぴちょんくん登場の巻き)。
川から汲んできた貴重な水でトイレの流し方を研究し、「トイレ道の極意」にまで到達し、
トトチョフの7回忌を迎え(チンポマンモスの図)、
やがて氷が溶け、水が開通し、
最高にやさしいピアニスト渡辺真理さんに参加してもらい、
3月27日に北海道のヒロミちゃんが亡くなった(ヒロミちゃんのメッセージ)。
命とはなにか、生きることとはなにか、ヒロミちゃんが命がけで教えてくれたことによってオレは、全曲ボーカルを録り直した。
祖父の代から80年住んだ我が家に立ち退き命令が出、5軒つづきの長屋が壊されていく。まさに家族の思い出が崩壊する墓名碑として、このアルバムが完成したのだ。
080608解体

このアルバムの立役者はなんといっても、おがわとーる大明神様である。
とーるはコインランドリーのトイレに走りながら、寂しそうに川で石を投げながら、ギター、ベース、カホン、シンバル、コーラス、編曲、録音をすべてひとりでやってのけた。
まさにこのアルバムは、生者の想いと死者の想い、命の重さ、生きることの喜びがぎっしり詰まっているのだ。

1. 家族
われわれの時代が失ったものをとりもどすときがきた。身近すぎて目を背けてきた家族の愛に気づくには勇気がいる。大切な絆を断ち切ったのも君なら、もう一度結びなおすことができるも君しかいない。「ありがとう」と恥ずかしくて言えないのなら、この歌を聞かせてあげよう。きっと親も君と同じ気持ちなんだ。君を愛したくて、君から愛されたくて、たまらないんだよ。この歌を聴けば君が変わる、家族が変わる、世界が変わる、時代が変わる。

2.Walking in the rain
どしゃ降りの雨に打たれながら、書いた歌。「世界中の悲しみなんて僕には背負えないから、ただ君のまつげがぬれないように祈る」。もし世界を変えたいのなら、革命や政治運動なんかやらなくていい。となりの人に笑顔をむける。それこそが世界を変える唯一の方法だ。地球を救うより、愛する人を救え!

3.たったひとつの命
亡くなった父にむけて書いた歌だが、去っていった恋人に贈る歌でもある。大切な人を失ってはじめて、人は本当の愛に気づくんだ。どんな無様な毎日を送っていようと、君のままでいい。何度生まれ変わろうと、君が君であるのは今回限りだ。世界でたったひとつのかけがいのない命なんだ。

4.背中
ニューヨークで父の急死を知ったとき、帰国の飛行機のなかで書いた詩(「神の肉テオナナカトル」P276)がもとになっている。親との葛藤は誰しもが抱えているだろう。しかしその葛藤から学ぶために、オレたちは自分の両親を選んで生まれてきたんだ。親が子を選ぶのではなく、子が親を選ぶ。親を許すことは、とりもなおさず自分を許すことだから。

5.幸せのアリカ
幸せの青い鳥を求めて、オレは70カ国を旅してきた。しかし青い鳥はずっとオレの胸の中にいたことに気づいたとき、この歌が降ってきた。「幸せになる」のではなく、「幸せだったことに気づく」とき、君は本当の君自身に出会うだろう。青い鳥の名は「愛」、または「神様」、「ハイヤーセルフ」とか、「グレーターセルフ」と呼んでもいい。とにかくずっと君だけを見守り、導いてきたもうひとりの君自身だ。

6.愛のカタチ
大切なものはカタチがない。風や光、やさしさや勇気、なかでももっとも大切な愛も見えない。しかしじつは愛のカタチがあるんです。それは……君だ。すべての命が愛のカタチだと気づいたとき、世界はまばゆいほどの輝きをもって立ち現れてくる。

7.Dancing BUDDHA
仏教史3000年をひっくり返すほど危険な歌であり、じつはブッダ本人が伝えたかった本質はこの歌に凝縮されている。歌詞を読めば読むほど、その奥深さに引きずり込まれるだろう。君もブッダであり、時代を愛によって産み落とすのも君なんだ。

8.シャンティー
ヒンドゥー語で「シャンティー」とは、平和なとか、静かな意味。死後の世界を発見したエリザベス・キューブラー・ロス博士(「死ぬ瞬間」)が末期がん患者のために開いたホスピスが「シャンティー・ニラヤ」(安らかな家)という。一見ラブソングにも聞こえるが、ぼくらが最後に帰る家はあの世の光の世界である。

9.絆
身近な人が亡くなるのは大きな悲しみである。しかし死者の本当に伝えたかったメッセージをいつまでも悲しみに酔って聞き逃してはならない。彼らが命までかけて教えてくれたものは、「分かち合うこと、助け合うこと、愛し合うこと」だから。家族や友人を亡くした人のためにつくった歌であり、この歌を聴いてたくさんの人が悲しみから抜け出すのを見てきた。だいじょうぶ、死者はいつでもそばにいて愛する生者を守ってくれる。

10.Life is beautiful
母は足を引きずって歩き、父の暴力に別居し、祖父を介護し、ガンが胃、脳、肺に転移して死んだ。苦労の耐えない人生だったが、「それでも生きることは美しいんだよ、思い通りにならないからこそ、この世界は生きるに値するんだよ」。オレが母から教わった究極の学びがこの歌だ。

11.今日は死ぬのにもってこいの日だ
アメリカに住んだ5年間でインディアンのところばかりいっていた。さまざまな長老たちがいろんな知恵を授けてくれた。今度はその知恵をオレがみんなと分かち合う番だ。「おまえが生まれるとき、世界は笑い、おまえは泣く。おまえが死ぬとき、世界は泣き、おまえは笑う」。そうしてオレたちはくりかえし生まれ変わり、もがき苦しみながらも命の意味を学んでいく。
0803家族裏ジャケ

こちらから試聴できます。
※ 定価は2500円(消費税込み)です。
「親に送りたい」「友人に送りたい」という人が多いので、「代理店」制度というのを設けました。5枚まとめて注文してくれた方は2500X5=12500円のところを1万円になります。5枚で2500円(1枚500円)の利益が出ます。
購入希望者はCDタイトル/枚数/住所/氏名/電話番号を明記の上、AKIRA宛にメールしてください。
akiramaniacom@yahoo.co.jp
こちらから商品と郵便振込先を送ります。
商品が届きましたら2500円(+送料200円)を一週間以内に郵便局に振り込んでください。振込手数料はそちらでご負担してください。

全歌詞をのせておこう。

「家族」

きみがこの世にやってきた日
ママは命をふりしぼった
うめき踏んばり 叫びながら
きみを産み落とした

パパはおろおろするばかりで
ママの手をぎゅっと握ってた
きみと家族になれることが
うれしくて泣いた

くりかえせ かえせ 
くりかえせる 螺旋の輪
くりかえし かえし 
くりかえして 学んでく

ぼくらは家族だね
ぼくらは家族だね
近すぎてきみが見えなかった
わかりあえなくても
認めあえなくても
世界できみだけの家族

きみがこの世をうらんだとき
ママは自分を責めつづけた
悩み とまどい 家を捨てて
きみをおきざった

パパは自分が情けなくて
いつもお酒に逃げつづけた
愛がねじれてしまうままに
きみをなぐってた

くりかえせ かえせ 
くりかえせる 螺旋の輪
くりかえし かえし 
くりかえして 学んでく

ぼくらは家族だね
ぼくらは家族だね
似すぎてて君に目をそむけた
許しあえなくても
愛しあえなくても
世界できみだけの家族

ママがこの世を去っていく日
パパもいっしょに
死にたかった
何度わびてもすまないけど
ママを愛してた

家族はたがいの人生を
背負い歩いてくさだめなら
重く苦しい旅だったけど
きみに会えてよかった

くりかえせ かえせ 
くりかえせる 螺旋の輪
くりかえし かえし 
くりかえして 学んでく

ぼくらは家族だね
ぼくらは家族だね
ありがとうときみに
言えなかった
傷つけあったけど
憎しみあったけど
世界できみだけの家族

ぼくらは家族だね ぼくらは家族だね
ぼくらは家族だね ぼくらは家族だね
ぼくらは家族だね ぼくらは家族だね
ぼくらは家族だね ぼくらは家族だね

きみがこの世にやってきた日
ママは命をふりしぼった
うめき踏んばり 叫びながら
きみを産み落とした

パパはおろおろするばかりで
ママの手をぎゅっと握ってた
きみと家族になれることが
うれしくて泣いた

きみと家族になれることが
うれしくて泣いた
うれしくて泣いた


「Walking in the rain」

Oh God! いつまで待ったら
この雨はやむんだろう
Oh God! どこまでいったら
この旅は終わんだろう
きみはどこでこの雨を
見つめているんだい
濡れた髪をはりつけて
ふるえていないかい

Oh God! なにを手にしたら
世界が変わるんだろう
Oh God! なにを捨てされば
自分が変わるんだろう
きみはどこでこの雨を
見つめているんだい
紫の唇でこごえていないかい

Walking in the rain
世界中の悲しみなんて
ぼくには背負えないないから
Walking in the rain
ただ きみのまつげが
濡れないように祈る


Oh God! 何人殺せば
戦いが終わんだろう
Oh God! どれだけ飢えれば
奪い合いがやむだろう
きみはどこでこの雨を
見つめているんだい
自分の殻ひきこもり
おびえていないかい

Oh God! 誰を信じれば
救われるのだろう
Oh God! 何年叫べば
この歌ががとどくだろう
きみはどこでこの雨を
見つめているんだい
手首の傷を握りしめ
悔やんでいないかい

Walking in the rain
世界中の悲しみなんて
ぼくには背負えないないから
Walking in the rain
ただ きみのまつげが
濡れないように祈る


Oh God! 何度抱き合えば
ひとつになれるんだろう
Oh God! 幾度傷つけば
幸せになれんだろう
きみはどこでこの雨を
見つめているんだい
心の傷感謝して
笑える日がくる

Oh God! いつまで歩けば
この夜は明けるだろう
Oh God! どれだけ学べば
この道が終わるだろう
きみはどこでこの雨を
見つめているんだい
虹の橋をかけてくる
きみを抱きしめよう

Walking in the rain
世界中の悲しみなんて
ぼくには背負えないないから
Walking in the rain
ただ きみのまつげが
濡れないように祈る
ただ きみのまつげが
濡れないように祈る
ただ きみのまつげが
濡れないように祈る


「たったひとつの命」

なにも言わずに旅立ったあなた
わたしひとりを置き去ったあなた
もっと愛してあげたくて
もっとそばにいて
あげたかったんだ

いまもあなたを許せない自分が
心の傷も癒せない自分が
好きにはなれなくて
大人になれなくて
もどかしいんだよ

たったひとつの命なのに
たったひとりのあなたなのに


寂しがり屋で我がままなあなた
まるでおびえた子供みたいあなた
わたしは本当に愛されて
生まれてきたのかな
わからなくなるよ

あなたのようにならぬよう願った
人にやさしくなれるよう願った
誰も憎みたくないのに
愛してほしいのに
素直になれなくて

たったひとつの命だけど
たったひとりのあなただけど


わたしが生きているのはなぜ
この世に生まれたのはなぜ
こんなぶさいくな毎日を
生きる意味はなに
教えてください

いつか大好きと言える日がくるかな
ありがとうって言える日がくるかな
もっと愛を学ぶために
うんと傷ついて
今を生きていく

たったひとつの命だから
たったひとりのわたしだから
たったひとつの命だから
たったひとりのあなただから


「背中」

父よ 永遠に追いつけぬ孤独な背中よ
不器用で臆病で淋しい背中よ

なぜ愛よりもひとりを選ぶの
母も僕もみんな あなたを愛してた
なぜ現実より夢を選ぶの
微笑みだけ残して

煌めく真冬の雪山
あなたは火を運びつづける
極め極めるほど
遠ざかる頂めざして

父よ 永遠に追いつけぬ孤独な背中よ
不器用で臆病で淋しい背中よ

なぜ家族よりも仕事を選ぶの
母も僕もみんな 
愛してほしかった
なぜ生きるより死を選ぶの
さよならも言わないまま

燃え立つ紅色の森に
あなたは風を巻き起こす
散れば散りゆくほど
想い出は心に降りつもる

父よ 永遠に追いつけぬ孤独な背中よ
不器用で臆病で淋しい背中よ

もう一度生まれ変われたら
あなたとまた暮らしてみたい
あなたを許すときが
自分を許す日と気づいた

父よ 永遠に追いつけぬ孤独な背中よ
不器用で臆病で淋しい背中よ

憎んでも憎んでも愛していたんだ
愛してた それだけを言い忘れたんだ
愛してた 愛してた 愛してた 愛してた


「幸せのアリカ」

虹を追いかけて
ずっと旅をしたけど
追えば追うほど遠さかってく

きっとすばらしい
天国があるはずと
見知らぬ国さがし歩いた

幸せのアリカ 幸せのアリカ
地図にのってない だれも知ってない
やっと見つけたよ
幸せのアリカ 幸せのアリカ
青い鳥はもうずっと僕らの
胸のなかにいた


君を追いかけて
熱い恋をしたけど
愛しあうほど傷ついていく

きっと完璧な
パートナーになるはずと
理想ばかり押しつけてきた

幸せのアリカ 幸せのアリカ
地図にのってない だれも知ってない
やっと見つけたよ
幸せのアリカ 幸せのアリカ
青い鳥はもうずっと僕らの
胸のなかにいた


青い鳥も空を忘れていた
まるで君が僕を忘れてたように
さあもう一度はじめから思い出すんだ
なえた翼ゆっくりひろげて
そう!

幸せのアリカ 幸せのアリカ
地図にのってない だれも知ってない
やっと見つけたよ
幸せのアリカ 幸せのアリカ
青い鳥はもうずっと僕らの
胸のなかにいた


「愛のカタチ」

ママの引き出しの奥から
セピア色の写真
ふと見つけた

若くきれいなママがいた
生まれたてのぼくに
ほほをよせてる

だいじなものをなくしたとき
自分を知るレッスンがはじまる

誰かをまねなくたっていい
何かにならなくたっていい
きみは愛のカタチ
そのものだから

自分をごまかさなくていい
何度もつぶされたっていい
きみは愛のカタチ
そのものだから


パパの古い手帳にあった
赤い印は僕の
誕生日だった

いつからボタンを掛けちがえ
気づいたときはもう
手おくれだった

だいじなものをなくしたとき
自分を知るレッスンがはじまる

誰かに泣きついたっていい
何かに背をむけたっていい
きみは愛のカタチ
そのものだから

自分を飾らなくっていい
何度も逃げだしたっていい
きみは愛のカタチ
そのものだから


自分が受けた傷に
敏感だったぼくは
自分が受けた愛に
鈍感だった

愛は涸れることがない
あげればあげるほど
湧きだしてくる

だいじなものをなくしたとき
自分を知るレッスンがはじまる

誰かに拒まれたって
何かに依存しなくていい
きみは愛のカタチ
そのものだから

自分を見捨てなくっていい
何度も挑んでゆけばいい
きみは愛のカタチ
そのものだから


「Dancing BUDDHA」

陽気な仏が目覚める
Dancing BUDDHA
エッチな仏がケツふる
Dancing BUDDHA
根性 忍耐 努力
Go to the hell !

瞑想なんかやめちまえ
Dancing BUDDHA
真実なんか捨てちまえ
Dancing BUDDHA
安定 平穏 無事
Go to the hell !

Wake you upおまえがブッダ
エゴこそ力だ孤独は宝だ
BUDDHA DADA DANCE
Wake you upおまえが愛だ
おまえが時代を産み落とす
BUDDHA DADA DANCE

常識なんてくつがえせ
Dancing BUDDHA
道徳なんて塗りつぶせ
Dancing BUDDHA
ワクワク ドキドキ あっは~ん!
Go to the heaven !


邪悪な仏がささやく
Dancing BUDDHA
野蛮な仏が吠える
Dancing BUDDHA
根性 忍耐 努力
Go to the hell !

悟りなんかクソ食らえ
Dancing BUDDHA
正義なんか唾を吐け
Dancing BUDDHA
安定 平穏 無事
Go to the hell !

Wake you upおまえがブッダ
エゴこそ力だ孤独は宝だ
BUDDHA DADA DANCE
Wake you upおまえが愛だ
おまえが時代を産み落とす
BUDDHA DADA DANCE

将来なんて踏みにじれ
Dancing BUDDHA
計画なんて遺書かくな
Dancing BUDDHA
ワクワク ドキドキ あっは~ん!
Go to the heaven !


狂った仏が笑うぜ
Dancing BUDDHA
変態仏が悶える
Dancing BUDDHA
根性 忍耐 努力
Go to the hell !

中道なんて踏みはずせ
Dancing BUDDHA
何事もやりすぎが肝心
Dancing BUDDHA
安定 平穏 無事
Go to the hell !

Wake you upおまえがブッダ
エゴこそ力だ孤独は宝だ
BUDDHA DADA DANCE
Wake you upおまえが愛だ
おまえが時代を産み落とす
BUDDHA DADA DANCE

ブッダに会ったらブッダを殺せ
Dancing BUDDHA
仏像燃やして生きのびろ
Dancing BUDDHA
ワクワク ドキドキ あっは~ん!
Go to the heaven !


「シャンティー」

今日もテレビではほら
耳をおおうニュースや
したり顔をしたコメンテーターが
正義を振りかざしてる

街や友の噂や
陰口はうんざりだ
もう聞きたくないから
ぼくをそっとしてくれないか

シャンティー シャンティー 
シャンティー ニラヤ
きみに抱かれて眠りたい
シャンティー シャンティー 
シャンティー ニラヤ
ぼくが最後に帰る家

きみが我慢するから
ぼくも我慢してって
きみが自由になるから
ぼくも自由になれと言って

みんなどこへ急ぐの
今を置き去りにして
コントロールドラマは捨てて
裸で風に吹かれよう

シャンティー シャンティー 
シャンティー ニラヤ
きみに抱かれて眠りたい
シャンティー シャンティー 
シャンティー ニラヤ
ぼくが最後に帰る家


まつげの枝に実った
涙の果実が熟れて
ポツリぼくの手のひらに落ちる
三日月が微笑んだ

なにも言わなくていい
愛の言葉もいらない
きみの命のぬくもりだけが
ぼくを温めてくれる

シャンティー シャンティー 
シャンティー ニラヤ
きみに抱かれて眠りたい
シャンティー シャンティー 
シャンティー ニラヤ
ぼくが最後に帰る家


「絆」

きっと会える 必ず会える
たとえ生と死が
ぼくらを裂いても
赤い糸で結ばれている
ぼくらの絆は
永久に切れない

きみは死を選び
ぼくは生を選んだ
すべての必然に
まちがいなんてない

今度会うときは
またいっしょに
やり残した宿題
学んでいこう

終わりなんてただ逆向きの
はじまりにしかすぎないさ


きっと会える 必ず会える
たとえ生と死が
ぼくらを裂いても
赤い糸で結ばれている
ぼくらの絆は
永久に切れない

悲しみの闇は
心地いいけど
きみが残したものは
罪や後悔とかじゃない

きみが命まで捨てて
伝えたかったこと
分かち合うこと
助け合うこと
愛し合うこと

もしも死を知りたけりゃ
まずは生を知ることだ


きっと会える 必ず会える
たとえ生と死が
ぼくらを裂いても
赤い糸で結ばれている
ぼくらの絆は
永久に切れない

空の高みから
きみが手をふる
生きろ!ぼくの分までって
笑ってる

断ち切れた絆
つなぎ直すため
もう一度命の意味
考えてくれ

肉体の衣装を脱いだって
魂の旅は終わらない


きっと会える 必ず会える
たとえ生と死が
ぼくらを裂いても
赤い糸で結ばれている
ぼくらの絆は
永久に切れない


「Life is beautiful」

四角くく切りとられた空
自由に飛んでいく雲
酸素マスクをそっとはずしたときに
夏がやってきたねって母が笑った

遊ぶ子どもの笑い声
集う小鳥の歌う声
点滴の針を刺した腕を伸ばして
窓を開けておくれって母が笑った

Life is painful
苦しいことばかり
それでも
Life is beautiful
人生は美しい
世界は生きるに値する
Of course! Of course!
Life is beautiful


蝉時雨ふる七月の午後
かき氷を父と食べた
何年ぶりだろう家族がこうして
ひとつにもどったと父が笑った

白いシーツに散らばった
抗ガン剤で抜けた髪
丸めたガムテで大事そうに拾って
まるで想い出みたいだと父が笑った

Life is painful
苦しいことばかり
それでも
Life is beautiful
人生は美しい
世界は生きるに値する
Of course! Of course!
Life is beautiful

もう家に帰れないのかな
もうドーナツはつくれないのかな
力ない指でぼくの手をにぎったまま
いつもありがとうねって母が笑った

ちっぽけな人生だったわ
つまらない人間だったわ
それでもひとつ
自慢できるものがある
それはあんたを生んだこと
母が笑った

Life is painful
苦しいことばかり
それでも
Life is beautiful
人生は美しい
世界は生きるに値する
Of course! Of course!
Life is beautiful


それでも人生は美しい
それでも人生は美しい
それでも人生は美しい
Of course! Of course!
Life is beautiful


「今日は死ぬのにもってこいの日だ」

おまえが生まれるとき
世界は笑い
おまえは泣く
おまえが死ぬとき
世界は泣き
おまえは笑う

Today is a very good day to die
愛する恋人よ
旅立ちの時がきた

Today is a very good day to die
父なる太陽と
母の大地へ返る

What a peaceful mind
空は澄みわたり
What a beautiful world
風が歌いだす

おまえが生まれるとき
世界は笑い
おまえは泣く
おまえが死ぬとき
世界は泣き
おまえは笑う


Today is a very good day to die
愛する友たちよ
見送りの時がきた

Today is a very good day to die
今度も楽しかった
つぎはもっとよくなるさ

What a peaceful mind
命は贈り物
What a beautiful world
おまえにゆずろう

おまえが生まれるとき
世界は笑い
おまえは泣く
おまえが死ぬとき
世界は泣き
おまえは笑う


Today is a very good day to die
愛する子どもたちよ
別れの時がきた

Today is a very good day to die
素敵な夢だった
愛しすぎる夢だった

What a peaceful mind
自分を知るものは
What a beautiful world
死を恐れない

おまえが生まれるとき
世界は笑い
おまえは泣く
おまえが死ぬとき
世界は泣き
おまえは笑う

さよならなんていらない
いつか帰ってくる
ここへ帰ってくる
さよならなんていらない
また憎み合うために
また愛し合うために

今日は死ぬのにもってこいの日だ
生まれ変わるのにもってこいの日だ