おはようございます
NEWS&小山慶一郎に恋する
人妻あきらですヽ(・∀・)


本日はタイトル&テーマの通り
読書記録です。

↓一応説明↓
トップ画像が書籍で
タイトルに書籍タイトルがあり
テーマが本のコトの場合は
読書記録となります。
私のブログは基本、NEWSブログなので
盛大にヲタ目線が入っております。
ご注意アレ〜


あらすじなどはどっかで探して
読んでください
他力本願&丸投げ

本編のネタバレはあんまりありません。
(あっても帯読んだらわかるぐらいかとー)
各所ちょっとした
セリフのネタバレなどはあるので
お嫌なかたはご遠慮くださいね〜
とっても長いので気をつけて


⬇︎なれのはて⬇︎



どこから話そう?笑

まぁ、まずページめくって
ふぅうぅ〜っ!と⤴︎になるのは
中表紙のデザインと
目次の表記なんだけど。
もくじを一目見ただけで
時系列の現代と過去がわかる仕組み♫
凝ってるね〜
こういうの好きよ♡
どんなものなのかは
ご自身単行本を手に取ってお確かめください

読んでいて思ったのは
たしかに現代と過去の時系列は
交互に書かれているけれど
その著しかたが全然違うので
とてもわかりやすい。

現代パートの始まりから
とてもスピード感があって
会話にもテンポがあると思った。
(エレベーターの表現から始まるからかな?)
過去パートには秋田弁がたくさん入るので
シゲちゃんが
太田さんとの対談でも話してたように
そこはかとない横溝臭 笑
たしかに横溝とか松本清張は
こういう雰囲気あるよね!
一族が住む大邸宅とか、そこに秘密の抜け穴とか
秘密を知る方言強めの老婆とか…
主に八つ墓村 笑

私は本を読むときに
どうしても読んでる文字を
映像化してしまうんだけど
(みんなはそうじゃないのかな??)
なれのはて は
現代パートはフルカラー
過去パートはセピアで再生されていた。

モノクロではなく
絶対にセピア
(理由はないけど譲れない)
そして、4KとアナログTVほど
画質に差があると尚ヨシ!笑

とても印象的な言葉が
たくさんある本でもあった。

⬇︎お気に入りの羅列⬇︎

今も生きていてほしいし、
会ってみたいとも思う

"問題がない"ことを証明するのは
"問題がある"ことを証明するより
遥かに難しい

知ってしまった以上
私たちは正しく伝えるべきです。
それがメディアの責任です

だからやめよう。
つまらない嫉妬も、
意味のない比較も。
私たちには私たちだけの先がある。
そうでしょ


これは前半だったこともあり、
特に最初の3つは
めちゃくちゃ強くて
そして、発売時期すぐに読んだときは
刺さりすぎてとても痛かった。
これは私が印象的な部分を
単に抜粋しただけなので
どんなシーンで誰が言ったのか
必ずご自身で確認してくださいね。
これだけでこの本を誤認されても困りますから〜
(主に揚げ足取りするヤカラ宛)

どうしてこんなに
今とリンクしてしまうんだろう?

小川さんや太田さんとのラジオでも
中村さんとの対談や他のインタビューでも
世界情勢や現在の報道について
同じように話してくれていた。
しかもど真ん中の真っ最中に
この発表をする怖さって
きっと、とてつもなかったんじゃないかな?
とか、お話しとは全く関係ないことを
考えてしまったのは反省するよ。
こめん


本編は全く関係ないけど
⬇︎もうひとつある⬇︎
自分で責任を取るというのは、
実はすごく楽なことなんだ
この本の中で私に1番ヒットして
打ち負かされた言葉かもしれないなぁ
本編とは関係ないとこでホントにごめんよ 笑

後半にもたくさんあるけど
これを出しちゃうと
ネタバレ強くなるんで
ここではヤメときます〜(。•ㅅ•。)

以下は、いろんなインタビューや
解説や他のとこでも
即出してるあらすじ部分なんで
これは書いておこうかな。

たった1日。

そのタイミングが
この本の中には二つある。
ひとつはもちろん、
舞台になっている秋田の土崎空襲。
もうひとつのたった1日は
ご自身お読みになって感じてください

私はこの土崎空襲を知らなかった。
だから、知ることができてよかったと思う。
この本によると
土崎への空襲は焼夷弾ではなく主に爆弾。

たぶん目的が、
日常生活と木造民家の破壊と延焼ではなく
鉄骨やコンクリートの建物が多い
石油関連施設の破壊だったからだと思うけど。

爆弾の攻撃は焼夷弾と違って
木造家屋の焼け跡も残らない。
跡形もなくなるらしい。
(焼夷弾の爆撃が軽いという話しではないです)
昔、祖母がそう言っていた。

私が住んでるところは太平洋側の港町で
戦前から造船や鉄鋼業
石油関連の施設があった。
だから末期には
空襲と同時に海からの艦砲射撃を受けた。
艦砲射撃とは、湾内に敵艦隊が入り
船上から陸へ直接砲撃をすること

砲撃の振動と音は遠くまで伝わり
沿岸の地形は変わるほどだったと
祖母から聞いた。
だから、
この空襲がどんなに凄まじかったのかを
私は同世代の人よりは
ほんの少しだけ多く
想像できたかもしれない。

1945年8月14日、15日
その、たった1日

以前、本で読んだことがある。

日本のポツダム宣言受諾は
14日に国連側に知らされていて
アメリカ側も知っていたとされる。
玉音放送は
全ての日本国民に
降伏と敗戦を知らせるためのものだった
それが8月15日。
放送された玉音はレコードへの録音であり
その録音は14日にされていると読んだ記憶

なぜ、玉音だったのか?については
この戦争を終わらせるには
玉音(天皇ご自身のお声)以外
国民が納得し、従わないのでは?
という考えがあったから。
うろ覚えなんでふわっとしてます
ごめんなさいよ
(大筋間違ってないとは思うけどー)

イマを生きてる私がこの本を読んで
知っていた歴史と合わせて
過去のたった1日、
その重さを想う。

その、たった1日は
今も世界のどこかにはあって
誰かの生き方を
変えてしまっているかもしれない。

上手く言葉にできないけど
イマを生きてる人が
想う ということこそが、
とても大切なんじゃないかと思った。
作家加藤シゲアキが
伝えたかったもののひとつだと私は思う。


話しがチョイとそれるけど
選考会での委員の方からのコメントに
少し詰め込みすぎでは?
というのを読んだけど。
それは描写云々というより
↑の時代背景や障がい児に関することや
報道を生業とする主人公の
今とシンクロする状況や
うぃるすさんが登場した年月も含め
お話しの主旋律のテーマが
重いのに多い
の意味なんじゃないかと思う。
たしかに初見の一読だけだと
そう感じる箇所はあるかもしれないけど。
私は本は何度も読むものだと思ってるし
初見でもあまり感じなかったかな。
先生方は大変お忙しいし
何回も一作だけを読む時間ないだろうし
そのぶんご自分の経験値やプロの目線で
真摯に選考されてるんだと思うんで
ど素人がごめんなさいよ(小声)

あ、もうイッコ
発表待ちのニ○生のコメンテーターさん?
(たぶんライターさんだけど)
の発言にびっくらしちゃったんだけど。

この TV局はT○Sですよね?
ってな断定的な言い方に、他の2人は
さぁ…フィクションですしねぇ
って濁してたシーンがありまして。

いや、それ
どうでもよくね??
ってなったの私だけ?笑
強いていうなら、
建物にモデルがあるとすれば日○レじゃないの?
局でその高さがあるビルってココだけだと思うし 笑
そりゃ会社名からしたらT○Sかもだけど
その思考は安直すぎやしないかい?

視聴しながらツッコミ入れちゃったわー
しかもソコやら
ディ○ニーの表記に拘るくせに
肝腎要のテーマについて
結局 なれのはて って
なんなんですかね?的な発言には
え!?( ゚д゚)シロメになったわ
帯のコピーの内容が本編に沿ってないのでは?
的なことも言ってたなー
読むだけ素人の毒吐きなんで
お許し下さい(。•ㅅ•。)

そうか?
私は帯の
死んだらなにかの熱になれる
すべての生き物のなれのはてだ

最後まで読んで
何度も読み返して
自分なりに、あ、これかぁって
納得できるものがあったけどな。

あ、あと谷口必要?って発言にも
びっくりだったよ!!笑
たにぐっちーいなかったら
どうやって最初の手がかり手に入れたらいいの??
ねぇ、ちゃんと全部隅々まで読みました?

読むだけ素人とプロでは
読みかたとか解釈が違うんかな?
まぁいいか
読書に正解なんてないしな(小声)

毒吐きが長くなりました
ごめんなさい
m(_ _)m


⬇︎元にもどる⬇︎
私はミステリーをあまり読まないけど
この本の仕立てはとても好き。
一枚の絵画から始まるナゾは
ヒントに辿り着くたび
先にある、より大きなナゾを
呼んでくる感じ。

もつれた糸が大玉だと
ほぐすの最初から諦めちゃうけど
このぐらいなら
自分でほぐせるかも!!
ってやる気になる 笑
最初から複雑すぎるミステリーは
伏線すら忘れちゃうヲタなんでね…ニガテだわ

でもひとつほぐすと
スルンって別が絡まっちゃって
なんなのー!!?もーっ
こうなったら
最後までやったるわ!怒
てなるヤツだった。
まんまと作者に転がされてる感

また本編全然関係ない話しをしとくけど
途中、私が知ってる場所が出てきて
ちょっとびっくりした。
学生の頃に兄が住んでたのー笑
横アリに自転車か歩いて行けるよね
東横線♫懐かしいな!

駅から訪問先、そして公園と
どこを歩いてるのかがわかる気がした。
いや、実際わかんないけどもー
そんで今どうなってるか知らんけども!

どうしてこの場所にしたのかな?
このお話しの中で
唯一、わだかまりのない
現代の幸福な家族が住まう場所。
シゲちゃんはその場所を
自分が良く知ってるとこに
したかったのかな、とか。
また邪念で本を読んでいるなぁ
ごめんよー笑


お話しの終盤
ウィルス渦に突入した状況を
訥々と描写する場面があるんだけど
何度読んでも
私はそこで泣いてしまう。
あの日々は、誰にとっても
暗くて先が見えなくて、不安で怖くて
それでも、エンタメってものを
見えない場所で
守ろうとしてた人達がいたこと。
どうしても、
その時と重なってしまって
苦しくなる。

だから、読み終わって
とても救われた。

なれのはて
死んだらなにかの熱になれる
すべての生き物のなれのはてだ

石油
それに翻弄され続ける一族は
今はみな、なにかの熱になったかな。
それを求めたなれのはて
それに拘ったなれのはて
それを憎んだなれのはて
それを描いていくなれのはて
そのための色を作ったなれのはて
その色のネーミングには
願いが込められていると思う。
現代に生きる
道半ばでなれのはてとなった者は
その色の謎に触れて
またなにかの熱になる。

私はこれを読んで、
憎しみの中には歪んだ愛情があったし
死は生を連れてくるし
なれのはての先には
きっと希望があると思ったよ。
だから何度も読みたくなる。
私がまだ読み取れていない
秘められた謎の全てを
全部知ってみたくなる。

それは
なれのはてのPVでも
ちゃんと伝わってくる。

本だけじゃなく
PVというアピールとか
発表前のインスタライブも含めて
新しいカタチの作家さんだな、と
改めてその作家さんの作品を
オンタイムで読めることが
誇らしくなった。

なれのはて 読書記録は
ひとまずここまでー
( ̄ー ̄)ノ
長いページへのお付き合い
ありがとうございました。




あ、今日は
20240128
作家加藤シゲアキ先生が生まれて
12年の記念日だ!

ページの最後に
お祝いの言葉を贈ります。


作家、加藤シゲアキ様

12周年おめでとうございます。
あなたの作品に出会ったことは
私にとっての幸せです。
あなたが書き続ける限り
私は読み続けます。




それでは本日も
みなさま
心は元気にお過ごしください
♫行ってきます♫






今日もちょっとハッピーなこと
届いていますように
見つけられますように(๑˃̵ᴗ˂̵)