先日、とあるアパレル販売会社の方とお話をする機会がありました。
アパレル業界は、ユニクロのように好調な企業もありますが、多くの企業は売上の低迷、収益性の悪化に苦しんでいます。ちなみにこの業界は、90年初頭から比べると、主にアウターの需要減、価格低下の傾向は止まらず、
2兆円程度の市場が縮小しています。
とにかく、昔ほど衣料品は売れないんです。
お会いした方の会社も業績低迷に苦しんでおり、社内の改革の真っただ中。
コスト削減、本部昨日の強化によるMDの集約、接客力の向上、、、様々な取り組みが行われています。
そんな話を聞きながら、私はこんな質問をしてみました。
「こういう商売で一番面白いことって何なんでしょうね?」
その方は、少し間を置いてこう答えました
「自分が仕入れたものをお客様に進めて買ってもらえる瞬間かな」
そして、こう続けました。
「昔と比べて、今の現場は、自分が売りたいと思う商品ではなく、本部が利益が出ると思う商品を売らなければならない。こんなにつまらないことないかも知れないな。」
この話を聞いていて、私はふと思いました。
衣料品業界に関わらず、コスト削減、業務の効率化は最重要課題ですし、安定した収益を上げられる基盤づくりは経営としては必ず取り組まないことだと思います。
ただその一方で、現場の従業員の楽しさ/面白さまで削ってしまってはいないだろうか?
面白みを削ることが、現場の活力や創意工夫する力を削いでしまっていないだろうか?
先日、知り合いの経営者の方が、こんなことをおっしゃっていました。
「コストは経営者の決断、やり方次第で何とでもなるが、売上だけは経営者だけではどうすることもできない」
何を削るか?、捨てるか?を考えると同時に、従業員にとってどんな楽しみ/面白み残すか?
全てが楽しくて面白い訳はない。大事のなのは、
20%だけでも面白いと思える部分を残せるかどうか?
それによって、
「おもしろきこともなき世をおもしろく…」
という気持ちになれるのではないだろうか?
困難な状況に直面した時は、誰しもが不安になり、足を止めてしまいがち、
だからこそ、経営者が面白みをよく知り、それを維持する努力をする。
経営者にとってとても大事な役割だと思いました。
皆さんはどう思われますか?
