☆AKIRA☆のサプリ ~agel/アジェルの宝箱~ -23ページ目

肩こりを放置しないで


パソコンや携帯電話が必須アイテムとなってきた現代では、慢性の肩こりに悩む患者さんが毎日、多数来院されます。


 十数年来の肩こりで悩む50代女性の患者さんが、徐々にひどくなる頸(けい)部の痛みと、体調不良を訴えて来院されました。高血圧、高脂血症の数値も不安定となり、時に寝込んでしまうような状態でした。毎日ウオーキングを欠かさず、生活も規則正しい方です。


 血液やエックス線検査の結果、他に体調不良の原因は認めなかったため、まずは肩こりに対する治療を開始しました。この患者さんの場合、それまでにブロック注射や薬であまり効果が得られていなかったので、物理療法やストレッチ、手技療法を用いて、硬くなった筋肉の血行をゆっくりと改善していきました。


 治療開始から1カ月かからずに、痛みの軽減とともに血圧も安定し、「調子が良いです」という言葉が聞けるようになりました。さらにこの患者さんは、血行改善によって代謝が高まり、半年で5キロ以上の減量にも成功。ますます若々しく、美しく笑顔で過ごされています。肩こりの治療は週2回で継続しています。


 肩こりの原因の多くは頸椎症といわれます。頸椎という首の骨の並び方や形の崩れにより、筋肉の血行不良が起こり、硬くなっている状態です。頸椎は後ろに少し弓なった形で並ぶのが理想的な状態で、それが崩れると血管や神経を圧迫しやすくなるのです。昔から「枕を低めに」といわれるように、毎日の生活を良い姿勢で過ごすよう心掛けることが大切です。


しかし、若い女性に肩こりが多くみられるように、成長期の姿勢や習慣で、20代には既にストレートネックといわれるカーブのない頸椎になっている場合も少なくありません。状態をさらに悪くさせないためには、自分に合った体のメンテナンスが必要です。


 現在、一般に用いられる治療法には、鎮痛薬や筋弛緩(しかん)薬▽漢方薬などの内服薬▽シップ薬などの外用薬▽ブロック注射やその他の注射、物理療法、理学療法-などがあり、それぞれの患者さんの状態により組み合わせて行われます。

 気になる方は整形外科を受診し、ご自分に合った治療法をご相談ください。


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【プロフィル】平田文

 ひらた・あや ひらたあや整形外科クリニック(東京都西東京市)院長。昭和43年生まれ。東邦大医学部卒。同大客員講師や山野医療専門学校講師も務める。


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