朝食の前に婦長さんに会って話が出来た。

   試験回復ってするんですか?

   8ヶ月位になったら帝王切開するって本当ですか?

   筋腫が大きくなるにつれ子供がいびつになるんですか?

   私はその答えによっては、もうあきらめようと思います。

落ち着いて泣かないで話が出来てよかった。話しを聞いて婦長さんは先生から“夫さん“に話してもらうから何も心配しないでねと

言った。 悩まないでね 産むのをやめる事はいつでもできるんだよ・・・と言った婦長さんの言葉が頭の中で繰り返される。

何かはっきりとしてきたら気持ちが落ち着いてきた。

“夫さん“とこれからの生活の事、生活設計とか、子供たちと私たち2人がどう暮らして行くのか、ゆっくり話す時間が欲しいのに

話したことのすべてがお義母さんに筒抜けになってしまっていたことがあってから話したくなくなっていた。

言った 言ってない 泣きながら本当のことを言っても信じてくれないし信じようともしない“主人さん”から出た言葉は

  「これからの何か話すときはお義母さんの居るところで話せ  いちいちめんどくせーからよ」

 

どのような形にせよ”私さん“は退院したら実家に戻ろうと、決心した。

何も考えたくない  ここからから逃れたい

35歳で初めて子供が出来たというのに逃れるように病院に行ったために誰もおめでとうと言ってくれなかった。

ただそこの筋腫があったという事で、根も葉もない知識からまた後で作ればいいだろうなんて…いわれると思わなかった。

“私さん“がみんな壊してしまった。

予定日まで病院にいたほうがいいよと言ってくれた実家の両親、兄の言葉、周りの優しい人たちの心遣い とても嬉しいと思う。

もしかして生まれた時死んでたら、もしかしてどこかおかしかったらとしても、もうここへは戻らない  どう生まれようと

とてもかわいいに違いない 回診のたびに心音が聞こえてくる  嬉しい

 全能の神様 ”私さん“の歩く道を教えてください。でもどうすればいいのかこんな私でもわかります。でも自信がありません

嫁として、妻として、母として何もかも私にできるはずなんてなかったのです。

理想、夢、妄想、自分は何でもできるという勘違い。 回診の時「子宮頚部に7cm位の筋腫があります」と、言われた。

「早産にならないにしろ帝王切開になると思います」・・ホントの事を知ってどこかでよかったような気がした。

   入院して21日が過ぎた      解決の道のない人生⑩の④に続く