2026年6月現在の実施医療機関情報を更新しました

 

SCD・MSA治験・研究情報 2026年6月版

 

毎月確認しているSCD・MSA関連の治験・研究情報について、2026年6月時点の情報をまとめたい。

今月は、SCD・MSA関連の主な治験情報について、先月から大きな変更は確認できなかった。

ロバチレリン、TEV-56286、YA-101、ユビキノール、Lu AF82422など、これまで追ってきた主な治験・研究については、施設追加や現時点で新たに紹介できる大きな進展は見当たらなかった。

一方で、MSAも対象に含まれるリハビリ関連の観察研究が新たに登録されていた。

 

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今回追加するのは、順天堂大学医学部附属浦安病院の研究である。

研究名は、「パーキンソン病および関連疾患における筋力生成推移に関する臨床観察研究」

対象疾患は、パーキンソン病、多系統萎縮症(MSA)、進行性核上性麻痺(PSP)である。薬や再生医療の治験ではなく、入院リハビリ中の患者を対象にした観察研究である。

この研究では、下肢筋力や筋電図、バランス機能などを測定し、筋力の「強さ」だけでなく、「力の出方」や「繰り返した時の変化」が、歩行障害や姿勢を立て直しにくい症状とどう関係しているかを調べるもの。

参加対象は、順天堂大学医学部附属浦安病院の脳神経内科に入院し、リハビリを受けている20歳以上の患者で、PD・MSA・PSPと診断され、Hoehn & Yahr stage 1〜4に該当し、文書同意が得られる人とのこと。

つまり、外来患者が広く応募するタイプの研究ではなく、同院に入院中のリハビリ患者を対象とした研究と考えられる。

MSAでは、歩行障害や転倒しやすさが大きな課題となる。今回の研究は、すぐに新しい治療を受けられるものではないが、将来的により効果的なリハビリテーションを考えるうえで、参考になる研究である。

なお、今月の治験情報については、先月版から大きな変更はないため、各治験の詳細は前回の記事を参照いただきたい。

 

 

■ 最新情報はjRCTで必ずご確認ください

  • 本情報は、公的データベース
     Japan Registry of Clinical Trials(jRCT)に基づいています。

  • 詳細は「脊髄小脳変性症」「多系統萎縮症」などで検索を。

  • 治験・研究への参加については、必ず主治医へご相談ください。
     

♪ 今日の一曲 ♬

 

ブラッド・メルドー「New York State of Mind」。皆さんご存知、ビリー・ジョエルの曲をピアノで演奏したもの。コロナ禍の2020年にリリースされたアルバム『Suite: April 2020』に収録されている。落ち着いたピアノの音で、記事を書き終えたあとに聴くのにちょうどよい一曲

 
New York State of Mind · Brad Mehldau